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2011年08月03日

雲南省旅行記その8

ツアー一日目。その弐

シャングリラ。
キャバクラの店名ではない。

ウィキペディア によると、
イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。

中国にあるシャングリラ県は、
2001年に中甸(ちゅうでん)県から変更したらしい。
シャングリラは架空の地名なので、
中国得意のパクリか。。。。

香格里拉と書く。

山々に囲まれた高原に、
馬や牛が放牧され、
所々でタルチョー(五色旗)がはためき、
独特の民家が点在している。

この民家は、
勾配の緩い切妻の屋根が乗った、
総二階の建物なのだが、
裾の方が少し広がっている。
つまり、壁が垂直ではないのだ。
安定感があって美しい。

チベット族が暮らしているのだろうが、
民家としたら凄く立派である。
こんな家を建てる財力は何だろうかと考えるが良く分からない。
産業は畜産ぐらいしか思いつかない。
見る限り田畑もなければ、
大木もない。

現在は観光に懸命になっていることは、
県名を変えたことでも分かる。
賢明な選択なのだろう。。。。。。

新しく作っている民家も多く見かけたが、
ほとんど同じデザイン。
ここも規制があるのかもしれない。

中国が桃源郷と言うだけあり、
明媚なところだ。
この辺りで下車して、
ゆっくりと散策でもしたかったが、
ツアーではそうはいかない。

バスはお寺に到着。
資料館に入り、
施設の人の説明があるが、
勿論分からない。
その後、部屋へ通され、
手相占い。

中国人も好きだね~。
真剣に聞いている。
わしは辞退。

広場に牛がいる。
体全体を直毛に近い長い毛が垂れ下がっている。
角が凄く立派。
牦牛と書く。
帰ってから気がついたが、
あれが有名なヤクだったのか。

つづいて、バスは香格里拉市内に入る。
ちょっとした街だ。
標識などに中国語だけでなく、
タイ語に近い文字が見られるようになる。
チベット文字。

お土産などが売っている施設に到着。
専用のバスに乗り換える。

ツアーに申し込むとき、
パンフレットを見ると、
まだ見ぬポタラ宮を彷彿とさせるお寺の写真が掲載されていた。
松賛林寺(ソンツェリン寺)。
チベット仏教様式のお寺だ。

バスの車窓からお寺の全貌が見える。
小高い丘に建つ寺院は圧倒的な迫力で迫ってくる。
頂には3棟からなる寺院。
丘腹には埋め尽くすように、
廃墟とかした土壁でできた小さな建物が密集している。
丘全体が大きな建築物みたいである。

現在は修復工事が進んでいるが、
長く人が住んでいなかったような感じがする。

寺院中央から真っ直ぐに下りている石段を、
上って行く。

丘腹に建つ小さな建物は僧侶が住んでいた家のようだ。
興味深いのが屋根。
中央に向かい緩い傾斜がついていて、
樋が外壁から1mぐらい突き出ている。

中に入れなかったので詳細は分からないが、
雨は屋根中央に集められ、
部屋の中央から壁に向かう樋に受け止められ、
外に排出されているのだろう。

建築屋からすれば、
室内に雨を集めることは、
好ましくないと思うのが常識。
何故このような雨仕舞いをしているのだろうか。

寺院の中に入る。
雑多な感じ、
まあ、普通。

お布施をして、
お祈りをすると、
坊さんが後頭部を、
棒のような物で撫でてくれ、
数珠を手渡してくれる。

縁起物だと思い10元を払い、
頭を下げ数珠を貰う。

坊さんはお金の溜まった箱から、
5角(0.5元)とか1角とかの小額紙幣を取り除いていた。
まあ、そんな小額では元も取れないだろうが。。。。

独特な寺院様式。
袈裟は赤に近い茶色
マニ車もある。
同じ仏教寺院でも日本ともタイとも違う不思議な雰囲気。
余り厳かな感じはない。

あの五体投地をする人は見られない。
いつかチベットの聖地カイラス山で、
五体投地で巡礼をする人々を見たいと思う。

スケッチをしていると、
ツアー参加者が周りにいない。

どこに何時に集合か聞いていない。
誰か声ぐらいかけてくれれば良いのに。。。。

2人組みを見つけ、
一緒にツアー用のバスまで戻る。
我々が最後。

その後は空港近くにある、
郊外のホテルへ。

ツアーは宿探しをしなくても良いので楽。

部屋でゆっくりすることもなく食事。
バスに乗りどこかに出かける。

着いたところは郊外にある2階建て木造家屋。
外観からは食堂には見えない。
村の集会所といった感じ。

村の長老と思われるおばあちゃんが、
一人一人にマフラーみたいな布を首に掛けてくれ、
歓迎してくれる。
チベット族の村なのだろう。

2階に案内されると、
そこは広間があり、
それを囲むように、
大学の大講義室にあるような、
長机とベンチがある。

客はわしらのツアー客だけでなく、
数団体が一緒。
200人ぐらい入るだろうか。

わしは一番後ろの端に座っていると、
バスの中で通訳をしてくれた学生とは違うグループの女子学生が隣に座る。

この子も英語を喋る。
数人の男性も仲間。

まずバター茶が振舞われる。
独特な味わい。
初めて飲んだ。

そして、チーズ。
塩辛い。
癖がある。

麦焦がし。
口に含むと、咳き込む。
(今少し調べると、チベット族の主食で、
どうもバター茶を加え捏ねて食べるらしい)

徳利みたいな焼き物には酒が入っている。
白酒みたいな焼酎で、
結構強い。

お猪口に注ぎ、
「カンペイ」と学生たちと乾杯しながらグイグイと飲む。

子牛の丸焼きが出てくる。

バスの中で、
鷹が何かを説明したと思えば、
皆からお金を徴収し始めた。
学生に聞くと、
特別に牛肉料理を食べたいなら追加料金が必要らしい。
80元もするが、
皆払っているので、
嫌とは言える状況ではない
その料理だ。

味付けされてない肉の塊。

机に用意されている調味料をつけて食べるが、
そんなに美味しいものでない。
今、思えば牛ではないのかもしれないな~。

広間では、
民族衣装を纏ったチベット族の伝統的な歌や踊りが繰り広げられる。

毎日大勢の観光客を迎え入れているのだろう。
慣れたもので、
会場は多いに盛り上がる。

乗りの良い客は一緒に踊っているので、
わしも学生を誘い参加。

我々と同じツアー客のキャバ嬢も踊っていたので、
一緒に盛り上がる。
飲んで食って踊って鑑賞して、
なかなか面白い。

一人旅ではこんな体験はまずできない。
こんな所があることすら分からないだろう。

バスで宿に帰ると、
鷹が明朝は6時だと言う。
早。。。。

女子学生は酔っていて、
彼氏に抱きつきキスをしている。
ええなーーーー。

宿の周りには何もない。
ツインの部屋で一人就寝。


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Posted by ひよこ at 18:41│Comments(0)
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