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Posted by namjai at

2011年08月25日

陰謀論

何千人ものデモ隊がフジテレビを包囲したとか。
ネットでは3万人とも。

韓流に抗議しているらしい????
恐らく、
竹島問題や、
在日問題などによる、
反韓意識や、
テレビ局などのマスコミが偏重、捏造報道をしていると、
思い込んでの、
マスコミ不信が根底にあるのだろう。

そして、それらに賛同している多くは、
ネットに巣食う若者ではないだろうか。

ヤフーニュースのコメントを読むと、
その意見が偏重していて、
おぞましい。

こういう奴らは、
月着陸は捏造、
911は自作自演など、
陰謀論を真に受けている確立が高そう。

陰謀論は面白いし、
実際にも世界各所で陰謀が蠢いているとは思うが、
荒唐無稽なものも多い。

フジテレビの中には、
反日的な感情を持つ人もいるだろうし、
ブームを手掛ける人もいるだろうが、
それが、社内のコンセンサスになり、
社を上げて、
日本国民を洗脳するために、
韓流を捏造しているみたいな事は、
有り得ないだろう。

そんなことは少し考える力があれば、
分かるような気がする。

ネットの偏重情報に洗脳され、
マスコミの偏重報道を批判する。

こんな人が多いネット社会は、
恐ろしい危険性をはらんでいるのではないだろうか。

やはり、情報が溢れる今の時代は、
複眼的な考察と、
その真贋を見抜く力が必要なのだろう。

それにしても、
何故、こんなにも余裕のない、
融通の利かない人が多いのだろう。

報道は公正、公平でなければならない、
法律は守らなければならない、
正義は一つ、
みたいな杓子定規な思い込みがあるような気がする。

組織に属している人間がする以上、
報道に、
主観的な考え方や、
しがらみが、
多少なりとも反映することは当たり前ではないか。

こんな事でデモ行進をするなら、
菅政権を批判してデモ行進をするほうが、
余程健全であると思うがどうだろう。

ご存知のようにタイはデモ先進国。
それだけ政治に対する意識が高い、
わけでは無い。

タイではデモを扇動する組織があり、
それは政党に限りなく近いらしい。
政権を握るために、
デモ隊を組織し人を集める。
だからあんなに盛り上がるのだ。

わしはタイの名門国立大学から数百メートルのところに住んでいるが、
先のクーデターの折も、
近所のネット屋で遊ぶ学生の姿が少なくなることはなかった。

昨年の赤シャツ軍団による放火の折も、
わしの知る限り学生は無関心。
こんなものだ。

今、タクシン元首相が訪日しているとか。

タクシンには陰謀説が似合う。
タクシン氏の妹インラック氏が首相に就任し、
新政権が発足した途端、
脱税の罪に問われていた元妻が、
高等裁で逆転無罪判決。
もちろん真相は分からない。

でも、世界ではこんな茶番劇が多いことを知れば、
フジテレビに行くような人は、
マスコミは偏重報道をしていると、
もっと、確信したかもしれない。。。。。。

  


Posted by ひよこ at 01:29Comments(0)四方山話

2011年08月20日

雲南省旅行記 最終回

最終日。

早朝、昆明駅着。

凄い人。
流れるように駅から吐き出される。

さて、どうするか。
酒を飲んでよく寝たが、
まあ、寝台はシンドイ。

昆明の街をぶらつく。

朝食はラーメン。
腰のないラーメンともこれでお別れ。

お土産にお茶を購入。
そして花椒。
麻婆豆腐にかかっている山椒のこと。

四川に近いためか、
雲南の料理もこの花椒が、
たっぷりと利いていて、
うまい。
中国の方がぴりりと辛いか。

大理の宿が安かったのと、
夜行で昆明入りしたので、
お金が思ったより余っている。

何を買うか思案していると、
市場のような通りへ出る。

ここで中華ハムを売る店を発見。
足一本丸々ぶら下がっているが、
それは、無理。
真空パックになったハムを3袋購入。
全部で150元ぐらいだったかな。。。

その隣には果物屋が。

検疫が気になったが、
桃を購入。
日本の高級桃のように、
触るのも慎重になるものとは違い、
積み上げらている。
実が硬い。
色形を選んで、
袋へ詰め込む。
1kg購入。

その後、歩いていると、
広場に市場が。
おばちゃんとおじちゃんが売っている桃が、
さっきのところより大分安い。
ここでも1kg購入。

おでんに似た料理を出す店があったので、
ここで、小腹を満たす。

薄味であっさり。
この料理は日本の影響か?

《ここで反日感情について》

わしが良い男だからか、
鈍いからなのか、
はっきりしないが、
反日感情を感じることは無かった。
もっとも、喋らない限り日本人とは分からないので、
歩いていて石を投げられることはないが。。。。

ただ、テレビを点けると、
どの時間帯でも必ず2チャンネルぐらいは、
軍服を着たドラマが放映されている。

内容は分からないが、
日の丸が確認できるので、
先の戦争のドラマだろう。

恐らく日本人の悪行を、
中国人史観によって伝えていることは、
想像に難くない。
政府がどれだけ関わっているのか分からないが、
こんなドラマをずっと見ているとしたら。。。。
影響は大きい。

話を戻す。

バスターミナルに行き、
空港シャトルバスを待つ。

おねーちゃんが、
どちらの空港に行くのかと聞いてくる。
「今日、飛びますicon20飛びますicon20」と言うと、
このバスで行けと案内してくれる。

中国に来たときは旧空港だったが、
旅行中に新空港が開港したか、
と少々不安だったが、
バスは旧空港へ到着。

来た時と変わりはない。

時間があるので、
コーヒーでも飲もうと店に入ると、
馬鹿高い。
お金が足りない。

この期に及んでも残りものの酒を持っている。
酒飲みとして捨てるのは惜しい。
かと言ってここで飲む気にもなれない。

荷物を預けると桃がグチャグチャになる可能性が高いので、
荷物は全て機内に持ち込むつもりだが、
液体の酒は没収される。

ゴミ箱をあさっているオヤジに手渡す。
目を輝かせて喜んでいる。
わしも嬉しい。

チャックインを済ませ、
パスポートコントロールへ。

ここで、
パスポートを取り上げられ、
他の係員へのところへ持って行かれる。

その間10分ぐらいだろうか、
出たところで放置。

何だろうか?

今回の中国の旅で、
中華思想らしいな~と一番感じられたのが、
スタンプ。

入国スタンプは普通2列に押すので、
更のページに押すときは、
大抵は左上に押す。
それが、どうどうと真ん中に押しているのだ。
しかも、液の付け過ぎで、
滲んでよく見えないし、
隣のページにも移っている。

邪魔。

恐らく日付が見え難かったので、
その確認なのだろう。
パスポートは出国スタンプが押され、
返してくれた。
何のおとがめもなかったが。
何の説明もない。



続いて荷物検査。

X線を通すと、
リュックサックを開けるよう言われる。
桃が駄目なのか。。。
恐々開けると、
桃を一瞥して、
面倒臭そうに、
行ってよしみたいな態度。
こういう時、
あ、通って良いですか、ありがとうございます。
という卑屈な気持ちになるから不思議だ。

まあ、どこの空港もそうだが、
やはり役人の態度は悪い。

飛行機は8割ぐらいの入り。
やはりスッチーの態度は良い。
でもタイ国際航空はおばさんが多い。

隣の席はタイへ留学している中国人のにーちゃん。
そわそわしていて、
初々しい。

ビアシンを飲みながら、
狭い席に身を沈める。
やっぱり隣はおねーちゃんが良いーー:

今回は昆明→麗江→シャングリラ→大理と14日間の旅。
勿論、これだけの経験でどうのこうの偉そうなこというつもりは無い。
ただ最後に、
中国は思ったより良いところだった。

旅をしている限り、
共産国の悪い面を感じることはほどんどなく、
庶民、少数民族は抑圧されているという感じはない。
あれだけの経済発展をしていれば、
政府に対しての不満分子はそんなにないのではないだろうか。

領土問題、民族問題、人権問題、経済格差問題、公害問題などを抱える超大国を為政するには、
一党独裁の方が都合の良いことが多いような気がする。
選挙をして纏まるとは思えない。

民主主義を否定するつもりは全くないが、
限界もある。
選挙によって少数民族の意見が、
どれだけ反映されるだろうか。
多数の意見が正しいと言えるのだろうか。

選挙によってエジプトにイスラム原理主義国家が誕生することに
危機感を抱いているのは、
民主主義の国々ではないか。

もちろん今の中国政府の覇権主義は、
容認できるものではない。
報道や思想の自由も必要だ。
中国は日本に取っても世界にとっても脅威には違いない。

しかし、選挙民に迎合し、
出来もしない政策を約束して、
政権を握り、
あの馬管を祭りたて、
(しかし、首相になるまで、あの馬菅の人格障害を見抜く人はなかったのだろうか。
政治家とは横の繋がりが余りない人たちなのかもしれない)
すったもんだのあった今のとろい制度にも、
何か欠陥があるような気がしてならない。

日本は自主憲法に改正できない国だもの。。。。。  


Posted by ひよこ at 21:05Comments(2)

2011年08月18日

雲南省旅行記その14

大理4日目。

雲南省の旅も残り2日。
明日の昼には空港に行く必要があるので、
実質的には今日で終わり。

大理にも、まだ行っていない観光地は多い。
時間を惜しむように、
出掛けることは、
しない。

一人旅は寂しいし、
一人で観光地に行くのはついつい面倒になるが、
その代わり気楽で自由。
好きな時に好きなことが出来るのが良い。

夜行列車まで暇つぶし。
昼前にチャックアウト。

適当にバスに乗り繁華街へ。
昼間から麻雀に興じている人が多い多い。
その半数ぐらいはおばちゃん。

今日は雨模様。
傘がないので、
雨宿りをしながら歩く。

スーパーがあったので入店。
日常雑貨に食料品が売られている。

土産物を探す。
お菓子と筆記用具を購入。

《ここで気候と服装について》

雲南省は山深い内陸部。
よって緯度は石垣島と同じぐらいだが、
7月でも気温はそう高くない。

昆明と大理の昼間は多少汗ばむ気温だが、
シャングリラや麗江では、
朝晩は一枚上着がほしいぐらい。

麗江を観光する中国女性の7割ぐらいは、
ショールを羽織っていたのではなかろうか。
流行なのかもしれないが、
暑さ寒さの調整に便利なのだろう。

中国人は結構お洒落。

顔や体格が日本人に似ているだけでなく、
服装を見ても全く見分けが付かない。

それにしても、
旅行で一番の荷物は衣服。

今回の様に、
暑いタイから、
高地の雲南省に行くと、
長ズボンや上着を入れる必要があり嵩張る。

荷物を持って歩くことの多い、
わしの様な旅には辛い。

いつかはヴィトンの鞄を持つ下僕たちを引き連れ、
大名みたいな旅をしたいと思うが、
貧乏性のわしには返って面白くないかもしれない。

話を戻す。

時間はまだまだあるが、
駅の方へ向かう。

駅前でビールでも飲もうと、
ペー族の店に入る。

いつもの様に、
何故喋らないのだ?
と怪訝な顔をされる。

いつもならビールを指差すと分かってくれるのだが、
このおばさんは分かってくれない。

追い出されるように、
店を出る。

白人だと中国語が話せないことはすぐに分かるだろうが、
見た目が同じ日本人は面倒だ。
逆に言えば、
悪い人に狙われることも少ないということだが。。。。

次に入った店は問題なし。
魚の煮付けと炒菜。
そしてビール。

駅前は商業地なのだろうか、
きれいなビルが立ち並んでいるが、
平日なのに人通りはそう多くない。

まだまだ時間はあるが、
駅構内に入り、
売店でビールを買って、
近くソファに座る。

そこは有料のようで、
お茶代を請求されたが、
時間潰しには良い。

小腹が空いたのでカップ麺を買ってきて食べる。
寂しい夕食。

それにしてもよく飲む。
中国では毎日。
わしは体は大きいが、
気が小さい。
だから飲んで気を大きくしている面がある。

飲んだ勢いという奴である。
それで、面白いことも色々経験したが、
色々と失敗もした。

今回の雲南省の旅。
どんな旅だったか。

それなりに楽しく、
面白かったが、
何か物足りない。

マンネリ化。
恐らく、もっと若いときに同じような旅したら、
もっと感動しただろう。
もっと刺激があったに違いない。

それが、経験を積むということ、つまり、歳を取るということかもしれない。
色々なしがらみが増えたせいもあるだろう。

汽車に乗り込む。
向かいの席は若い仏教徒。
日本の本にえらい興味を示す。

韓非子の本を持っていたので、
見せる。
嬉しそうに頷いていた。

恐らく現在で漢字を日常的に使用しているのは、
中国と台湾、日本だけだろう。

韓国もベトナムも漢字を捨ててしまった。

筆談で少し意思疎通が出来る中国人と日本人。
見た目は変わらない。
箸でご飯をがっつくところも同じ。
街並も似ている。
治安も同じく良い。
中国人はもっと我が強く、
自己中心的で、
積極的な人々だと思っていたが、
そうでもない。

中国人に対するイメージが大分変わった。
こちらで生活したり、
中国人と一緒に仕事をすると、
違う感想を持つとは思うが。。。。

そんなことを思いながら、
静まり返った汽車の通路で、
一人酒を飲む。

また、来よう!!
中国はデカイ。  


Posted by ひよこ at 23:46Comments(3)

2011年08月17日

コンケン在外選挙人登録受付及び領事出張サービスのお知らせ

~コンケン在外選挙人登録受付及び領事出張サービス~
が明日に迫りましたので、
再度、お知らせします。

イサーンにお住まいの方は、
用事がなくても、
ぜひ、足をお運び下さい。

http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/consular/ann.htm#khonkaen  


Posted by ひよこ at 19:24Comments(0)

2011年08月17日

雲南省旅行記その13

大理3日目

大理古城に踏み入れる。

ここは麗江古城と違い、
4方を城壁で囲まれ、
東西南北に大きな門がある。

そして、わしの感じた一番の違いは、
大理古城は麗江みたいに徹底的に管理されていない点である。

道路が碁盤の目のように整備され、
車も自由に乗り入れしているし、
市場や病院や学校といった、
普通の生活も混在している。

麗江の方が
車が通らない、
路地が狭く入り組んでいる、
昔ながらの家屋しかない、など、
情緒はあるが、
生活臭が少なく、
何となくうそ臭い。

その点は大理古城の方が、
面白い。

と言っても観光化されていることに変わりはないが。。。

一番賑わっているところは、
洋人路と、
洋人街から南城門楼に至る路。
土産物屋や食堂などが犇めき合っている。
洋人路はその名のとおり、
ピザ屋やバーなど外人向けの店が多い。

日本料理店も2店ほど見かけた。
確かめた訳ではないが、
メニューなどを見る限り、
両方とも日本人が関わっていると思われる。

土産物を物色する。
大理ではやはり大理石。
数珠と鉛筆立てみたいな物を購入。

他に大して欲しい物はない。
欲しくても大きいものは重たいので、
簡単に持って帰れない。

それにしても疲れた。
歩き過ぎ。
大理古城も広く、
東西南北の門を全て歩いて廻ったら、
足が棒。
疲れた。
食傷気味。

下関行きのバスに乗る。

バス停が所々にあり、
人の乗り降りもある。

こういった、観光化されていない街にぷらっと降りて、
散策すると楽しいと思うが、
もう、その気力はない。

《ここで車事情》

中国もトヨタ車が多い。
さすが世界のトヨタ。
日産も目に付く。
ホンダは苦戦か。

他にはドイツ車。
ベンツにワーゲン。

シトロエンはフランス車だったかな。
韓国車も多い。

それに国産車。
見た目はなかなか。
高級車みたい。
性能はどうなのだろう。

今回、タクシーには乗る機会がなかったが、
街中にはタクシーも多い。
女性の運転手が比較的多かったように思う。
ワーゲンの大衆車が多かったが、
運転席と助手席の間は、
蛇腹式の格子になっている。
防犯用だと思われる。
中国で盗難に気を使うことはなく、
治安は良いと感じたが、
実際はどうなのだろう。

話を戻す。

宿の近くで食堂探し。
市場の方へ向かう。

適当な店に入る。
火鍋。
スープはどちらにするか?とか、
具材は?とか聞かれたが、
適当に指をさす。

この店は正解。

美味い、安い。
ビールも冷えている。
だから客も多い。
第一、おばちゃんの動きに無駄がない。
こういう働き者を嫁にしたら幸せだと思う。

食いすぎ、飲みすぎ。歩きすぎ。

後2日。
  


Posted by ひよこ at 19:07Comments(0)

2011年08月08日

雲南省旅行記その12

大理2日目。

洱海に向かう。
船に乗るつもりだ。

切符売り場に着くと、
定期便ではなく遊覧船乗り場。

おばちゃんに聞くと、
値段は100元。
思ったより高い。
時間を聞くと、
3時間と書くので、
出発時間は?と聞き直すと、
「現在没人」と書いてくる。

人が集まらないと出発しないと言う事だろうか。

仕方なく湖畔を散策。

大きな船が停泊していて、
近くに駅みたいな建物がある。
しかし、閑散としている。
切符売り場に入ると、
出発時間は早朝。
値段は、遊覧コースによるが、
130~200元(ぐらい)

定期船はなさそう。

諦めて公園になっている丘に登る。
頂上はお寺。
眺望は期待外れ。

反対側の街の方に下りる。

昆明行きの切符を買うことを思い付き、
駅まで歩く。

昆明→バンコク行きの飛行機は3日後の午後発。
前日に昆明入りしようとも考えていたが、
昆明では今より安い宿を探すのは困難だろうし、
大理にいる方が面白そう。
前日までここにいて、
夜行列車で当日の朝に昆明に行くことにする。

21:50発 昆明行きの切符を購入。89元。

《ここで交通について》

恐らく日本は世界一の鉄道王国。
だから、てっちゃんでなくても、
鉄道に対する思い入れは大きい。

中国の高速鉄道に事故があったことで、
日本の新幹線に死亡事故が一度もないことが、
話題になっているが、
日本の鉄道を管理する技術は兎に角もの凄い。

首都圏の鉄道なんか分刻み。
あれだけの電車を滞りなく走らすなんて、
タイ人からすれば、神業。

タイの鉄道(バンコクの地下鉄と高架鉄道を除く)は、
本数が少ない上に、
所要時間が長い。
事故も多いし、
遅れることは日常茶飯事。
だから、鉄道よりもバスの方が人気が高い。

中国でも昆明から麗江に行くときに、
向かい席になった人に到着時間を聞くと、
「5時頃だけど、いつも遅れるよ」との事。

昆明ー大理ー麗江の路線は、
乗車する人が多いのに、
本数が少ない。
所要時間も長い。

理由は定かでないが、
線路や汽車の保守など、
鉄道を運営するのは結構大変なのだと思う。

それに、鉄度は新設するのが大変。
線路の用地確保や駅、汽車の購入、
システムの構築など、
素人のわしが考えても容易ではない。

その点、バスは簡単。
道路さえあれば、
どこにでも行けるし、
バスの運転技術習得も大したことはない。

飛行機も、
案外、簡単なのではなかろうか。
空港整備とシステム構築、飛行機操縦技術は、
確かに難しそうだが、
空の整備は必要ない。
これが大きい。

今回行った、
昆明、大理、麗江、シャングリラは、
何れも空港がある。

中国みたいに国土が広い国では、
特に飛行機は重要な交通網なのだろう。

話を戻す。

駅前に大理古城行きと三塔寺公園行きのバスが待機している。
14時を過ぎているので、
どうするか悩んだが、
三塔寺公園行きのバスに乗り込む。

古城近くにある公園で、
麗江から来るときに車窓から見ると、
古い塔が見え、
多くの観光バスが止まっていたところだ。

バス賃は先払い1.5元。
どこまで乗っても同じ料金。
(郊外に出ないバスは一律1元)

バスは市街地を通り、
乗客が乗り降りしながら、
数十分で到着。

立派な切符売り場に入ると、
値段を見てびっくり。
なんと121元。
2泊できる。

まあ、ここまで来たのだからと入場。

3つの古い塔が、
二等辺三角形の頂点の位置に建っている。

正面に立つと、
中央に塔があり、
右後ろと左後ろに、
少し小さめの塔が見える。

この中央の塔は特徴がありとても綺麗。

平面が正方形で、
上に行くほどすぼんでいく二十重の塔。
20と書いたが正確ではない。
それぐらいの屋根がある。

日本の五重の塔よりも、
細長いプロポーション。

他の2つは、
平面が円形の十重の塔。

それらの塔の背景は、
険しい山々。

幾つも寺院が、
塔から山の方に整然と並んで建っている。

広い広い。
中国に来てから歩き通しなので、
足が痛い。

これらの寺院は何時ごろ建立されたのか分からないが、
興味が沸かない。
立派は立派なのだが。。。。。。

ここで日本語が聞こえてくる。
若い女性が2名。
「犬が寝てる~」
食い付くところが違うやろ!!

ガイドブックを見せてもらおうかと思ったが、
旅は終盤。
もう必要ない。
声をかけることなく通り過ぎる。

バスで下関まで帰る。

昨夜と同じ店に行って、
またもや串焼きにビール。

帰国まで後3日。。。。。

  


Posted by ひよこ at 01:04Comments(0)

2011年08月06日

雲南省旅行記その11

大理1日目。

雲南省の旅を記録に残すために、
書き始めたこのブログ。
思ったより、
だらだらと長文になってしまった。
やっと今回最後に訪れた都市「大理」まで来たが、
まだ、5日もある。
うーーん。
書くのも面倒になってきたが、
読む方もお腹一杯だと思う。
しかし、食べ残すぐらい、
大量の物を出すのが中国の礼儀。
もう少しお付き合い下さい。

朝、宿をチェックアウト。
ママさんともお別れ。

大理まではバスで行くつもりだ。
鉄道は本数が少な過ぎる。
道を聞きながら、
バスターミナルまで歩く。
古城の南側にあり徒歩で15分ぐらい。

結構大きいバスターミナルで、
シャングリラ行きもある。

11時発、大理行き。71元。
寝台列車に比べたら高い。
寝台列車が安いというべきか。。。。

普通のバス。
一応トイレ付き。
乗客は1/3程度。

道路は工事中のところが多く、
バスはスピードが出せない。

大理までの道程も山深い。
途中一回のトイレ休憩があり、
数時間後、眼下に水面が見えて来る。
洱海。
南北に長い大きな湖だ。
40km以上あるらしい。
大理の中心地は南側。

バスは北側から、
洱海の西側湖岸に沿って、
大理の街に向かう。
興味深い街並みが続く。
大理ペー族自治州なので、
ぺー族の集落が多いのだろう。
大理石加工場も見える。

途中、バスは大理古城の入り口に寄る。
大理の中心地「下関」はまだ十数キロ先。

どうするか悩んだが、
まずは下関まで行くことにする。

下関のバスターミナルに到着。

おばあちゃんから地図を購入。6元。
宿の客引きのおばちゃんがいる。
宿代は80元。
この値段を基準にするつもりで、
おばちゃんを振り切り、
取りあえず洱海を目指す。

下関は雑多な近代都市。
何か面白そう。

地図を見ると洱海に面して大きな公園がある。
しかし、行ってみると、
そこは小高い丘になっていて、
水辺にはゆっくり出来るところはほとんどない。

植え込みに座って湖を眺める。
山々に囲まれ、
豊富な水量を湛える洱海。
良い所だ。

船乗り場が見える。
定期船に乗って洱海を横切り、
見知らぬ街を訪れるのも悪くない。

《ここで景気について》

街中には「招聘」と書かれた張り紙が本当に多い。
それだけ人不足なのだろう。

下関の中級中華料理店で、
給料は下女で800~1000元/月ぐらい。
タイと同じ位か。

街中では工事が彼方此方で行われている。
建設中のビルも多い。

昆明では新空港が開港間近だし、
駅前通りでは地下鉄が建設中。

訪れた各都市の駅や空港、観光地も、
人が凄く多い。

流石に、急激な成長が留まらない中国。
この勢いは、いつまで続くのだろうか。

タイに戻ってから起きた、
高速鉄道の事故とその対処。
急激な成長の副作用という一面もあるのだろう。
この事故が経済に与える影響はどうなるだろうか?

今後も一党独裁で経済をコントロールすることは可能か。
バブル崩壊を防ぐことは可能か。
お手並み拝見である。

話を戻す。


昆明初日にわしが外人という理由で、
何軒も宿泊を断られた苦い経験があるので、
早目に宿探しを始める。

一軒目。

庶民的な宿。
駄目元で飛び込む。

トイレシャワー付きで50元という。
部屋を見せて貰うと十分きれい。
呆気なく決定。

この宿に外人が泊まることは、
ほとんど無いのだろう。
対応がぎこちない。
外人が泊まれる宿、泊まれない宿の違いは何なんだろうか?

食事に出かける。

山の頂上に風車が見える。
街灯も風車付き。

市場でカバンを購入。
お土産はまだ買ってないが、
何かと荷物が増える。

繁華街に踏み入れる。
凄い人通り。

宿の近くまで戻り、
庶民が集う路地を歩く。
雑貨屋、洗濯屋、食堂が並ぶ。

肉や野菜など、
様々は串が並べられ、
店頭で焼いている食堂が多い。

何品か選んで焼いてもらう。
花椒が利いた串を食べながらビール。

隣では派手なねーちゃん二人がビールを飲んでいたり、
仕事帰りと思われる男女のグループが、
ビールを箱ごと持ち込んだりしている。

串が一本1元。
ビールも安い。
こういうところは楽しい。

もう一軒!!

同じような店に入り、
またまたビールを飲む。

宿泊している宿の向いに、
中級ホテルがあり、
ネオンが輝いている。

酔った勢いで入ってみるが、
怪訝な顔をされて門前払い。
単なるカラオケだったのかな?

タイのネオンが恋しい。
そろそろ旅も飽きて来た。。。。
帰りたいな~。。。。。。。  


Posted by ひよこ at 16:31Comments(0)

2011年08月05日

雲南省旅行記その10

麗江4日目。

する事が無い。
麗江は近郊にも色々と風光明媚なところがあるようだが、
行く気にはなれない。

洗濯をして室内に干す。
この宿は崖に建てられていて、
一階の部屋は一方の壁が地面に面しているので、
洗濯物の乾きが悪い。

ママさんが中庭に干せとハンガーを貸してくれる。

長旅に出ると、
日数分の衣類を持ち歩くわけにはいかないので、
2日に一度は洗濯をしなければならない。

《ここで旅について》

わしがサラリーマンを辞め、
東南アジアに流れ着き、
こんなところで生活に窮しているのは、
ナムジャイブログにも寄稿されている下川裕二氏のせいだ。

サラリーマン時代は、
下川氏の旅本を読み、
日本の空と繋がっているはずなのに、
全く違う空気が漂っている東南アジアに、
思いを馳せ、
その度に、
日本社会が息苦しくなり、
ついには辞表を叩き付け、
放浪の旅に出てしまった。

だから、わしは最初から、
カビの匂いがする宿に身を沈め、
屋台でねずみが溝から溝へ駆けていくところを見ながら、
メシを食らい、
プラスチックの低い椅子に座り、
低い視線から街を見上げながらビールを流し込んでいた。

観光には行かず、
安っぽい香水が鼻につく昼の歓楽街で
化粧をしているおねーちゃんと、
ソムタムを食べ、
昼間から酔っ払っていた。

その為だろうか、
今でも観光地よりも、
その地の普通の暮らしの方が好きだ。

旅の楽しみは非日常にあると思う。
文化が違えば違うほど、
習慣や生活に差があればある程、
刺激を受ける。

しかし、観光地は現地の人にしても非日常。
無論わしらも非日常に違いないのだが、
何か近いように思う。

つまり、左端に中国の日常があるとしたら、
日本の日常は右端。
中国の観光地は左側であるが中央寄り。
日本の観光地はその逆。
そんな感じがする。

だから、わしは現地の日常を求めて歩く。
現地の人と一緒に、
ビールを飲みながらボーっとする。
現地に溶け込んだような気になる。

麗江は思いっきり観光地やんけ!!
という突っ込みはごもっとも。

大都会か観光地でないと、
一人旅は難しいし不便なのも確か。
また、余りにも何もないと直ぐに飽きてしまう。

そのバランスが取れているところが、
記憶に残る良い旅先なのだろう。

話を戻す。

古城内をぶらついていたら、
道に迷い古城の外に出てしまった。

リヤカーで果物を売っている。
今までタイの方が豊富で値段も安いと思い、
買う気になれなかったが、
桃が美味しそうだったので、
購入することに。
桃はタイでは余り売っていないし高い。

ついでにラグビーボールのような形の瓜みたいな果物と、
すももも購入。

これが美味しい。
瓜みたいな果物はメロンみたいな味。

すももはすもも。

桃は実が硬いのでどうかなと思ったが、
皮のまま齧ってもうまい。
あっさりとした味で、
桃の風味が何とも言えない。

夕方には宿に帰る。

部屋の近くに厨房があり、
ママさんらが調理をしている。

わしも空腹。
どこかへ晩飯を食いに行かなければならないが、
一人なので面倒だな~と思っていたら、
ママさんが部屋まで来て、
一緒に食べよう、と誘ってくれる。

厚かましいかとも思ったが、
わざわざ誘ってくれたので、
喜んで一緒にすることに。

スキンヘッドオヤジと初めて見る太目のおねーさんも一緒。

5,6品はあっただろうか。
皆で食べる中華は美味しい。
魚を久しぶりに食った。

棚にビールはない。
昨夜飲んでしまった。

向かいの雑貨屋で6本買ってくる。
せめてものお礼に、
皆で飲むことに。

スキンヘッドオヤジは札束を取り出し、
お金をママさんへ渡している。
パパさんなのか???

もしかしたら、
この宿のオーナーなのかもしれない。

わしに付き合うのは疲れるのか、
一人抜け二人抜けで
結局、麗江最後の夜も一人でビール。

飲み切れなかったビールを一本棚に置き、
部屋へ戻る。

しかし、今まで色々なところで、
色々な宿に泊まったが、
ここまで家庭的な宿は初めて。
良い宿だ。

皆さんもどんなママなのか気になるでしょう。
麗江に行ったらぜひお泊り下さい。

HPはこちら。
www.jchinn.net

  


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2011年08月03日

雲南省旅行記その9

ツアー2日目。

6時にロビーに下りるが誰もいない。
6時に宿の人が起こしに来てくれる。
6時起床だったようだ。

6時過ぎから朝食。
麺類とお粥と饅頭。
大量に残る。

7時ごろ出発。

ロープウェイで石卡雪山の頂き(4300m)まで行くらしい。
一応ジャージの上着は持っているが、
足元はサンダルで靴下もない。

バスはアウトドアショップみたいなところで停車。
これから山に行く人で一杯。

靴下を買ってバスに帰ると、
鷹が「酸素を買え!!」という。

そんな高所へ行くのかと少々ビビル。
確かに富士山よりも高いところへ、
ロープウェイで上るということは、
高度順応も出来ない。
高山病になるのは当たり前かもしれない。

60元もする酸素を購入してバスに戻ると、
防寒服を手渡してくれる。
お、こんなサービスがあるんや~と感心。

ロープウェイ駅で模型を使って説明を受ける。

昨夜一緒に飲んだ学生グループと一緒に乗り込む。
すると「壊れていて山頂には行けない」と言う。
どう言う事?

中間駅に着くと、
それより上に行くロープウェイは、
籠がロープから地面に下ろされている。

酸素は何やったんやーーーーー。
防寒服も邪魔。

中間駅には、
みやげ物屋があり、
草原が広がっていて、
ヤクや豚が放牧されている。

初日にバスに乗ったときから、
一際気になるグループがいる。
キャバ嬢みたいな派手なねーちゃん3人と、
40歳ぐらいの太目と細目のオヤジ2人。

ねーちゃんのうち2人は双子で茶髪と黒髪。
バスでは、
黒髪ねーちゃんと太目オヤジが一緒に座り、
茶髪ねーちゃんはもう一人のねーちゃんと一緒、
細身オヤジは一人。

黒髪ねーちゃんと太目オヤジはいちゃついているので、
一応カップルのようだが不釣合い。
細身オヤジはおねーちゃん達と距離がありそう。

ふーーーーん。。。怪しい。。。。。

一人ベンチに座っていると、
茶髪ねーちゃんが隣に座る。
二日酔いで気持ちが悪そうだ。

この子は、
見た目は20歳前半。
でも英語は全く駄目。

筆談をするも、
よく分からない。
でも、乗りが良い子で、
中国語で話しかけてくるくる。

よく見るとめっちゃ可愛い。
ついつい鼻の下が伸びる。

「レッツゴー」と唯一の英語で言うので、
この女性3人と一緒に高原を散歩。
気の利いた言葉の一つでも言えたらと思うが、
全く通じない。

ステージがあり、
ここでも民族衣装を着た人たちが踊りを披露している。

おばあちゃんが高原に椅子と机を並べ、
バター茶やパン、牛乳などを売っている。

茶髪ねーちゃんに勧められるまま椅子に座る。

丸い箱に入ったバターをたっぷりと円筒に入れ、
熱湯を注ぎ棒で突いてバター茶は完成。

山々に囲まれた高原で、
ヤクを見ながら、
民族衣装に身を纏ったおばあちゃんに、
バター茶を振舞われ、
円形のパンとチーズを食べる。

思えば遠くへ来たもんだ。
不思議な感覚になる。

来て良かった。
そう思い、
ねーちゃんの方を見ると、
オヤジと一緒に手を振って帰って行っている。
え~!!一緒に感慨にひたろうと思っていたのにーー:

代わりに鷹が隣に座る。
いらん!!

バター茶は、
こってりとしていて独特な風味。
身にしみる。

おばあちゃんは、
半分ぐらい飲むと、
直ぐに継ぎ足してくれる。
断っても継ぎ足してくれる。

何杯も飲んで、
お腹はタップンタップン。

この店によっていく中国人の観光客も、
何?みたいな顔をしていたので、
チベット文化は中国人にとっても珍しいのかもしれない。

時間になり、
鷹に幾ら払えば良いかと聞くと、
10元と言う。

おばあちゃんはそんなにいらないと、
言っていたが、
10元を渡す。

漢民族と少数民族の関係は、
一般的な暮らしの中ではどうなのだろうか?
と考えるがよく分からない。

少なくとも、このおばちゃん達は、
漢民族の観光客から現金収入を得るという構図はあるのだろう。

ロープウェイで下山。

バスに乗り、
次に寄ったところで、
バスにおばちゃんが乗って来る。

防寒服の回収。
ちゃっかり35元取られた。--;
まあ、そうやろな。
どうりで着てない人がいると思った。

頂上に行けないのに、
酸素に防寒服で金を使って、
腹立つな~と思っていたら、
ロープウェイ代50元は返金された。

昼食を取って、
バスは麗江に向けて山深い道路を走る。

山奥にも集落はあり、
棚田や段々畑みたいな農耕地が見られる。

学校とかどうしているのだろうか。
今まで見てきた都市部と、
これら農村部との格差は、
やはり大きいのだろうか。

トイレ休憩を一回挟み、
バスは4時間ぐらいで麗江へ到着。

ツアーで仲良くなった仲間。
メールアドレスの交換などしながら、
別れを惜しむのかと思ったら、
皆あっさりとしたもの。
ほとんど挨拶もなく順次下りて行く。

キャバ嬢たちも目もくれずに、
街中へ消えて行く。
今晩は一緒にキャバクラで遊びたかったのにーーーーー。

わしはまたまた古城に足を踏み入れ、
ママさんのところへ帰る。

荷物を置きシャワーを浴びて、
ロビーでビール。
やはりここは落ち着く。

そこに欧米人を連れた中国人のおばさんが入ってくる。
ママさんはお客さんだと思ったのか、
せっせとお茶を入れ持て成す。

欧米人は60歳過ぎのフランス人。
おばちゃんはガイドと思われ英語を喋る。
フランス人が行きたがっている所へは、
どうすれば良いか相談に来たようだ。

おばちゃんガイドが、
Haw long kiro?と言うと、
「キロは重さのことか?距離のことを聞くあらキロメートルと言わなければならない」
みたいな事を言い出す。

何やこの偏屈なオヤジは。。。
今時フイルム式のカメラを首に下げて自慢しだすし。
世界には色々な人がいますね~。

「シャングリラは良かったよ。チベット様式のお寺もあるし」
と言ったら妙に納得して出て行った。

何や泊まらんのかい。
旅先の事を聞くなら旅行会社に行け~。

ママさんが「バーに行こう!!」と誘ってくれる。
お、わしに気があるんかい!!と浮かれていると、
スキンヘッドのオヤジも一緒。
近くのバーへ行く。
中庭で生演奏のバンドが入った、
お洒落な飲み屋だ。

ママさんはスキンヘッドと相談事をして、
すぐにどこかへ行ってしまう。
スキンヘッドと2人、
会話が弾む、
訳はなく演奏を聴きいる。

ビールを追加。
お金を払おうとすると、
受け取らない。

結局ご馳走になった。
このオヤジ何者なんだろうか?

宿に帰り、
宿で飲んだビール代を聞くと、
4本で16元。
棚にはもう一本あり、
それを飲むと20元ちょうど。
飲み直す。

ママは呆れてどこかへ行ってしまった。
ビールを飲み干し、
心地良い眠りに落ちる。

こうしてツアーの長い2日間は幕を閉じた。
一人旅では中々出来ない体験だったと思う。
たまにはツアーに参加するのも悪くない。  


Posted by ひよこ at 23:21Comments(0)

2011年08月03日

雲南省旅行記その8

ツアー一日目。その弐

シャングリラ。
キャバクラの店名ではない。

ウィキペディア によると、
イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。

中国にあるシャングリラ県は、
2001年に中甸(ちゅうでん)県から変更したらしい。
シャングリラは架空の地名なので、
中国得意のパクリか。。。。

香格里拉と書く。

山々に囲まれた高原に、
馬や牛が放牧され、
所々でタルチョー(五色旗)がはためき、
独特の民家が点在している。

この民家は、
勾配の緩い切妻の屋根が乗った、
総二階の建物なのだが、
裾の方が少し広がっている。
つまり、壁が垂直ではないのだ。
安定感があって美しい。

チベット族が暮らしているのだろうが、
民家としたら凄く立派である。
こんな家を建てる財力は何だろうかと考えるが良く分からない。
産業は畜産ぐらいしか思いつかない。
見る限り田畑もなければ、
大木もない。

現在は観光に懸命になっていることは、
県名を変えたことでも分かる。
賢明な選択なのだろう。。。。。。

新しく作っている民家も多く見かけたが、
ほとんど同じデザイン。
ここも規制があるのかもしれない。

中国が桃源郷と言うだけあり、
明媚なところだ。
この辺りで下車して、
ゆっくりと散策でもしたかったが、
ツアーではそうはいかない。

バスはお寺に到着。
資料館に入り、
施設の人の説明があるが、
勿論分からない。
その後、部屋へ通され、
手相占い。

中国人も好きだね~。
真剣に聞いている。
わしは辞退。

広場に牛がいる。
体全体を直毛に近い長い毛が垂れ下がっている。
角が凄く立派。
牦牛と書く。
帰ってから気がついたが、
あれが有名なヤクだったのか。

つづいて、バスは香格里拉市内に入る。
ちょっとした街だ。
標識などに中国語だけでなく、
タイ語に近い文字が見られるようになる。
チベット文字。

お土産などが売っている施設に到着。
専用のバスに乗り換える。

ツアーに申し込むとき、
パンフレットを見ると、
まだ見ぬポタラ宮を彷彿とさせるお寺の写真が掲載されていた。
松賛林寺(ソンツェリン寺)。
チベット仏教様式のお寺だ。

バスの車窓からお寺の全貌が見える。
小高い丘に建つ寺院は圧倒的な迫力で迫ってくる。
頂には3棟からなる寺院。
丘腹には埋め尽くすように、
廃墟とかした土壁でできた小さな建物が密集している。
丘全体が大きな建築物みたいである。

現在は修復工事が進んでいるが、
長く人が住んでいなかったような感じがする。

寺院中央から真っ直ぐに下りている石段を、
上って行く。

丘腹に建つ小さな建物は僧侶が住んでいた家のようだ。
興味深いのが屋根。
中央に向かい緩い傾斜がついていて、
樋が外壁から1mぐらい突き出ている。

中に入れなかったので詳細は分からないが、
雨は屋根中央に集められ、
部屋の中央から壁に向かう樋に受け止められ、
外に排出されているのだろう。

建築屋からすれば、
室内に雨を集めることは、
好ましくないと思うのが常識。
何故このような雨仕舞いをしているのだろうか。

寺院の中に入る。
雑多な感じ、
まあ、普通。

お布施をして、
お祈りをすると、
坊さんが後頭部を、
棒のような物で撫でてくれ、
数珠を手渡してくれる。

縁起物だと思い10元を払い、
頭を下げ数珠を貰う。

坊さんはお金の溜まった箱から、
5角(0.5元)とか1角とかの小額紙幣を取り除いていた。
まあ、そんな小額では元も取れないだろうが。。。。

独特な寺院様式。
袈裟は赤に近い茶色
マニ車もある。
同じ仏教寺院でも日本ともタイとも違う不思議な雰囲気。
余り厳かな感じはない。

あの五体投地をする人は見られない。
いつかチベットの聖地カイラス山で、
五体投地で巡礼をする人々を見たいと思う。

スケッチをしていると、
ツアー参加者が周りにいない。

どこに何時に集合か聞いていない。
誰か声ぐらいかけてくれれば良いのに。。。。

2人組みを見つけ、
一緒にツアー用のバスまで戻る。
我々が最後。

その後は空港近くにある、
郊外のホテルへ。

ツアーは宿探しをしなくても良いので楽。

部屋でゆっくりすることもなく食事。
バスに乗りどこかに出かける。

着いたところは郊外にある2階建て木造家屋。
外観からは食堂には見えない。
村の集会所といった感じ。

村の長老と思われるおばあちゃんが、
一人一人にマフラーみたいな布を首に掛けてくれ、
歓迎してくれる。
チベット族の村なのだろう。

2階に案内されると、
そこは広間があり、
それを囲むように、
大学の大講義室にあるような、
長机とベンチがある。

客はわしらのツアー客だけでなく、
数団体が一緒。
200人ぐらい入るだろうか。

わしは一番後ろの端に座っていると、
バスの中で通訳をしてくれた学生とは違うグループの女子学生が隣に座る。

この子も英語を喋る。
数人の男性も仲間。

まずバター茶が振舞われる。
独特な味わい。
初めて飲んだ。

そして、チーズ。
塩辛い。
癖がある。

麦焦がし。
口に含むと、咳き込む。
(今少し調べると、チベット族の主食で、
どうもバター茶を加え捏ねて食べるらしい)

徳利みたいな焼き物には酒が入っている。
白酒みたいな焼酎で、
結構強い。

お猪口に注ぎ、
「カンペイ」と学生たちと乾杯しながらグイグイと飲む。

子牛の丸焼きが出てくる。

バスの中で、
鷹が何かを説明したと思えば、
皆からお金を徴収し始めた。
学生に聞くと、
特別に牛肉料理を食べたいなら追加料金が必要らしい。
80元もするが、
皆払っているので、
嫌とは言える状況ではない
その料理だ。

味付けされてない肉の塊。

机に用意されている調味料をつけて食べるが、
そんなに美味しいものでない。
今、思えば牛ではないのかもしれないな~。

広間では、
民族衣装を纏ったチベット族の伝統的な歌や踊りが繰り広げられる。

毎日大勢の観光客を迎え入れているのだろう。
慣れたもので、
会場は多いに盛り上がる。

乗りの良い客は一緒に踊っているので、
わしも学生を誘い参加。

我々と同じツアー客のキャバ嬢も踊っていたので、
一緒に盛り上がる。
飲んで食って踊って鑑賞して、
なかなか面白い。

一人旅ではこんな体験はまずできない。
こんな所があることすら分からないだろう。

バスで宿に帰ると、
鷹が明朝は6時だと言う。
早。。。。

女子学生は酔っていて、
彼氏に抱きつきキスをしている。
ええなーーーー。

宿の周りには何もない。
ツインの部屋で一人就寝。  


Posted by ひよこ at 18:41Comments(0)