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2011年08月20日
雲南省旅行記 最終回
最終日。
早朝、昆明駅着。
凄い人。
流れるように駅から吐き出される。
さて、どうするか。
酒を飲んでよく寝たが、
まあ、寝台はシンドイ。
昆明の街をぶらつく。
朝食はラーメン。
腰のないラーメンともこれでお別れ。
お土産にお茶を購入。
そして花椒。
麻婆豆腐にかかっている山椒のこと。
四川に近いためか、
雲南の料理もこの花椒が、
たっぷりと利いていて、
うまい。
中国の方がぴりりと辛いか。
大理の宿が安かったのと、
夜行で昆明入りしたので、
お金が思ったより余っている。
何を買うか思案していると、
市場のような通りへ出る。
ここで中華ハムを売る店を発見。
足一本丸々ぶら下がっているが、
それは、無理。
真空パックになったハムを3袋購入。
全部で150元ぐらいだったかな。。。
その隣には果物屋が。
検疫が気になったが、
桃を購入。
日本の高級桃のように、
触るのも慎重になるものとは違い、
積み上げらている。
実が硬い。
色形を選んで、
袋へ詰め込む。
1kg購入。
その後、歩いていると、
広場に市場が。
おばちゃんとおじちゃんが売っている桃が、
さっきのところより大分安い。
ここでも1kg購入。
おでんに似た料理を出す店があったので、
ここで、小腹を満たす。
薄味であっさり。
この料理は日本の影響か?
《ここで反日感情について》
わしが良い男だからか、
鈍いからなのか、
はっきりしないが、
反日感情を感じることは無かった。
もっとも、喋らない限り日本人とは分からないので、
歩いていて石を投げられることはないが。。。。
ただ、テレビを点けると、
どの時間帯でも必ず2チャンネルぐらいは、
軍服を着たドラマが放映されている。
内容は分からないが、
日の丸が確認できるので、
先の戦争のドラマだろう。
恐らく日本人の悪行を、
中国人史観によって伝えていることは、
想像に難くない。
政府がどれだけ関わっているのか分からないが、
こんなドラマをずっと見ているとしたら。。。。
影響は大きい。
話を戻す。
バスターミナルに行き、
空港シャトルバスを待つ。
おねーちゃんが、
どちらの空港に行くのかと聞いてくる。
「今日、飛びます飛びます」と言うと、
このバスで行けと案内してくれる。
中国に来たときは旧空港だったが、
旅行中に新空港が開港したか、
と少々不安だったが、
バスは旧空港へ到着。
来た時と変わりはない。
時間があるので、
コーヒーでも飲もうと店に入ると、
馬鹿高い。
お金が足りない。
この期に及んでも残りものの酒を持っている。
酒飲みとして捨てるのは惜しい。
かと言ってここで飲む気にもなれない。
荷物を預けると桃がグチャグチャになる可能性が高いので、
荷物は全て機内に持ち込むつもりだが、
液体の酒は没収される。
ゴミ箱をあさっているオヤジに手渡す。
目を輝かせて喜んでいる。
わしも嬉しい。
チャックインを済ませ、
パスポートコントロールへ。
ここで、
パスポートを取り上げられ、
他の係員へのところへ持って行かれる。
その間10分ぐらいだろうか、
出たところで放置。
何だろうか?
今回の中国の旅で、
中華思想らしいな~と一番感じられたのが、
スタンプ。
入国スタンプは普通2列に押すので、
更のページに押すときは、
大抵は左上に押す。
それが、どうどうと真ん中に押しているのだ。
しかも、液の付け過ぎで、
滲んでよく見えないし、
隣のページにも移っている。
邪魔。
恐らく日付が見え難かったので、
その確認なのだろう。
パスポートは出国スタンプが押され、
返してくれた。
何のおとがめもなかったが。
何の説明もない。
続いて荷物検査。
X線を通すと、
リュックサックを開けるよう言われる。
桃が駄目なのか。。。
恐々開けると、
桃を一瞥して、
面倒臭そうに、
行ってよしみたいな態度。
こういう時、
あ、通って良いですか、ありがとうございます。
という卑屈な気持ちになるから不思議だ。
まあ、どこの空港もそうだが、
やはり役人の態度は悪い。
飛行機は8割ぐらいの入り。
やはりスッチーの態度は良い。
でもタイ国際航空はおばさんが多い。
隣の席はタイへ留学している中国人のにーちゃん。
そわそわしていて、
初々しい。
ビアシンを飲みながら、
狭い席に身を沈める。
やっぱり隣はおねーちゃんが良いーー:
今回は昆明→麗江→シャングリラ→大理と14日間の旅。
勿論、これだけの経験でどうのこうの偉そうなこというつもりは無い。
ただ最後に、
中国は思ったより良いところだった。
旅をしている限り、
共産国の悪い面を感じることはほどんどなく、
庶民、少数民族は抑圧されているという感じはない。
あれだけの経済発展をしていれば、
政府に対しての不満分子はそんなにないのではないだろうか。
領土問題、民族問題、人権問題、経済格差問題、公害問題などを抱える超大国を為政するには、
一党独裁の方が都合の良いことが多いような気がする。
選挙をして纏まるとは思えない。
民主主義を否定するつもりは全くないが、
限界もある。
選挙によって少数民族の意見が、
どれだけ反映されるだろうか。
多数の意見が正しいと言えるのだろうか。
選挙によってエジプトにイスラム原理主義国家が誕生することに
危機感を抱いているのは、
民主主義の国々ではないか。
もちろん今の中国政府の覇権主義は、
容認できるものではない。
報道や思想の自由も必要だ。
中国は日本に取っても世界にとっても脅威には違いない。
しかし、選挙民に迎合し、
出来もしない政策を約束して、
政権を握り、
あの馬管を祭りたて、
(しかし、首相になるまで、あの馬菅の人格障害を見抜く人はなかったのだろうか。
政治家とは横の繋がりが余りない人たちなのかもしれない)
すったもんだのあった今のとろい制度にも、
何か欠陥があるような気がしてならない。
日本は自主憲法に改正できない国だもの。。。。。
早朝、昆明駅着。
凄い人。
流れるように駅から吐き出される。
さて、どうするか。
酒を飲んでよく寝たが、
まあ、寝台はシンドイ。
昆明の街をぶらつく。
朝食はラーメン。
腰のないラーメンともこれでお別れ。
お土産にお茶を購入。
そして花椒。
麻婆豆腐にかかっている山椒のこと。
四川に近いためか、
雲南の料理もこの花椒が、
たっぷりと利いていて、
うまい。
中国の方がぴりりと辛いか。
大理の宿が安かったのと、
夜行で昆明入りしたので、
お金が思ったより余っている。
何を買うか思案していると、
市場のような通りへ出る。
ここで中華ハムを売る店を発見。
足一本丸々ぶら下がっているが、
それは、無理。
真空パックになったハムを3袋購入。
全部で150元ぐらいだったかな。。。
その隣には果物屋が。
検疫が気になったが、
桃を購入。
日本の高級桃のように、
触るのも慎重になるものとは違い、
積み上げらている。
実が硬い。
色形を選んで、
袋へ詰め込む。
1kg購入。
その後、歩いていると、
広場に市場が。
おばちゃんとおじちゃんが売っている桃が、
さっきのところより大分安い。
ここでも1kg購入。
おでんに似た料理を出す店があったので、
ここで、小腹を満たす。
薄味であっさり。
この料理は日本の影響か?
《ここで反日感情について》
わしが良い男だからか、
鈍いからなのか、
はっきりしないが、
反日感情を感じることは無かった。
もっとも、喋らない限り日本人とは分からないので、
歩いていて石を投げられることはないが。。。。
ただ、テレビを点けると、
どの時間帯でも必ず2チャンネルぐらいは、
軍服を着たドラマが放映されている。
内容は分からないが、
日の丸が確認できるので、
先の戦争のドラマだろう。
恐らく日本人の悪行を、
中国人史観によって伝えていることは、
想像に難くない。
政府がどれだけ関わっているのか分からないが、
こんなドラマをずっと見ているとしたら。。。。
影響は大きい。
話を戻す。
バスターミナルに行き、
空港シャトルバスを待つ。
おねーちゃんが、
どちらの空港に行くのかと聞いてくる。
「今日、飛びます飛びます」と言うと、
このバスで行けと案内してくれる。
中国に来たときは旧空港だったが、
旅行中に新空港が開港したか、
と少々不安だったが、
バスは旧空港へ到着。
来た時と変わりはない。
時間があるので、
コーヒーでも飲もうと店に入ると、
馬鹿高い。
お金が足りない。
この期に及んでも残りものの酒を持っている。
酒飲みとして捨てるのは惜しい。
かと言ってここで飲む気にもなれない。
荷物を預けると桃がグチャグチャになる可能性が高いので、
荷物は全て機内に持ち込むつもりだが、
液体の酒は没収される。
ゴミ箱をあさっているオヤジに手渡す。
目を輝かせて喜んでいる。
わしも嬉しい。
チャックインを済ませ、
パスポートコントロールへ。
ここで、
パスポートを取り上げられ、
他の係員へのところへ持って行かれる。
その間10分ぐらいだろうか、
出たところで放置。
何だろうか?
今回の中国の旅で、
中華思想らしいな~と一番感じられたのが、
スタンプ。
入国スタンプは普通2列に押すので、
更のページに押すときは、
大抵は左上に押す。
それが、どうどうと真ん中に押しているのだ。
しかも、液の付け過ぎで、
滲んでよく見えないし、
隣のページにも移っている。
邪魔。
恐らく日付が見え難かったので、
その確認なのだろう。
パスポートは出国スタンプが押され、
返してくれた。
何のおとがめもなかったが。
何の説明もない。
続いて荷物検査。
X線を通すと、
リュックサックを開けるよう言われる。
桃が駄目なのか。。。
恐々開けると、
桃を一瞥して、
面倒臭そうに、
行ってよしみたいな態度。
こういう時、
あ、通って良いですか、ありがとうございます。
という卑屈な気持ちになるから不思議だ。
まあ、どこの空港もそうだが、
やはり役人の態度は悪い。
飛行機は8割ぐらいの入り。
やはりスッチーの態度は良い。
でもタイ国際航空はおばさんが多い。
隣の席はタイへ留学している中国人のにーちゃん。
そわそわしていて、
初々しい。
ビアシンを飲みながら、
狭い席に身を沈める。
やっぱり隣はおねーちゃんが良いーー:
今回は昆明→麗江→シャングリラ→大理と14日間の旅。
勿論、これだけの経験でどうのこうの偉そうなこというつもりは無い。
ただ最後に、
中国は思ったより良いところだった。
旅をしている限り、
共産国の悪い面を感じることはほどんどなく、
庶民、少数民族は抑圧されているという感じはない。
あれだけの経済発展をしていれば、
政府に対しての不満分子はそんなにないのではないだろうか。
領土問題、民族問題、人権問題、経済格差問題、公害問題などを抱える超大国を為政するには、
一党独裁の方が都合の良いことが多いような気がする。
選挙をして纏まるとは思えない。
民主主義を否定するつもりは全くないが、
限界もある。
選挙によって少数民族の意見が、
どれだけ反映されるだろうか。
多数の意見が正しいと言えるのだろうか。
選挙によってエジプトにイスラム原理主義国家が誕生することに
危機感を抱いているのは、
民主主義の国々ではないか。
もちろん今の中国政府の覇権主義は、
容認できるものではない。
報道や思想の自由も必要だ。
中国は日本に取っても世界にとっても脅威には違いない。
しかし、選挙民に迎合し、
出来もしない政策を約束して、
政権を握り、
あの馬管を祭りたて、
(しかし、首相になるまで、あの馬菅の人格障害を見抜く人はなかったのだろうか。
政治家とは横の繋がりが余りない人たちなのかもしれない)
すったもんだのあった今のとろい制度にも、
何か欠陥があるような気がしてならない。
日本は自主憲法に改正できない国だもの。。。。。
2011年08月18日
雲南省旅行記その14
大理4日目。
雲南省の旅も残り2日。
明日の昼には空港に行く必要があるので、
実質的には今日で終わり。
大理にも、まだ行っていない観光地は多い。
時間を惜しむように、
出掛けることは、
しない。
一人旅は寂しいし、
一人で観光地に行くのはついつい面倒になるが、
その代わり気楽で自由。
好きな時に好きなことが出来るのが良い。
夜行列車まで暇つぶし。
昼前にチャックアウト。
適当にバスに乗り繁華街へ。
昼間から麻雀に興じている人が多い多い。
その半数ぐらいはおばちゃん。
今日は雨模様。
傘がないので、
雨宿りをしながら歩く。
スーパーがあったので入店。
日常雑貨に食料品が売られている。
土産物を探す。
お菓子と筆記用具を購入。
《ここで気候と服装について》
雲南省は山深い内陸部。
よって緯度は石垣島と同じぐらいだが、
7月でも気温はそう高くない。
昆明と大理の昼間は多少汗ばむ気温だが、
シャングリラや麗江では、
朝晩は一枚上着がほしいぐらい。
麗江を観光する中国女性の7割ぐらいは、
ショールを羽織っていたのではなかろうか。
流行なのかもしれないが、
暑さ寒さの調整に便利なのだろう。
中国人は結構お洒落。
顔や体格が日本人に似ているだけでなく、
服装を見ても全く見分けが付かない。
それにしても、
旅行で一番の荷物は衣服。
今回の様に、
暑いタイから、
高地の雲南省に行くと、
長ズボンや上着を入れる必要があり嵩張る。
荷物を持って歩くことの多い、
わしの様な旅には辛い。
いつかはヴィトンの鞄を持つ下僕たちを引き連れ、
大名みたいな旅をしたいと思うが、
貧乏性のわしには返って面白くないかもしれない。
話を戻す。
時間はまだまだあるが、
駅の方へ向かう。
駅前でビールでも飲もうと、
ペー族の店に入る。
いつもの様に、
何故喋らないのだ?
と怪訝な顔をされる。
いつもならビールを指差すと分かってくれるのだが、
このおばさんは分かってくれない。
追い出されるように、
店を出る。
白人だと中国語が話せないことはすぐに分かるだろうが、
見た目が同じ日本人は面倒だ。
逆に言えば、
悪い人に狙われることも少ないということだが。。。。
次に入った店は問題なし。
魚の煮付けと炒菜。
そしてビール。
駅前は商業地なのだろうか、
きれいなビルが立ち並んでいるが、
平日なのに人通りはそう多くない。
まだまだ時間はあるが、
駅構内に入り、
売店でビールを買って、
近くソファに座る。
そこは有料のようで、
お茶代を請求されたが、
時間潰しには良い。
小腹が空いたのでカップ麺を買ってきて食べる。
寂しい夕食。
それにしてもよく飲む。
中国では毎日。
わしは体は大きいが、
気が小さい。
だから飲んで気を大きくしている面がある。
飲んだ勢いという奴である。
それで、面白いことも色々経験したが、
色々と失敗もした。
今回の雲南省の旅。
どんな旅だったか。
それなりに楽しく、
面白かったが、
何か物足りない。
マンネリ化。
恐らく、もっと若いときに同じような旅したら、
もっと感動しただろう。
もっと刺激があったに違いない。
それが、経験を積むということ、つまり、歳を取るということかもしれない。
色々なしがらみが増えたせいもあるだろう。
汽車に乗り込む。
向かいの席は若い仏教徒。
日本の本にえらい興味を示す。
韓非子の本を持っていたので、
見せる。
嬉しそうに頷いていた。
恐らく現在で漢字を日常的に使用しているのは、
中国と台湾、日本だけだろう。
韓国もベトナムも漢字を捨ててしまった。
筆談で少し意思疎通が出来る中国人と日本人。
見た目は変わらない。
箸でご飯をがっつくところも同じ。
街並も似ている。
治安も同じく良い。
中国人はもっと我が強く、
自己中心的で、
積極的な人々だと思っていたが、
そうでもない。
中国人に対するイメージが大分変わった。
こちらで生活したり、
中国人と一緒に仕事をすると、
違う感想を持つとは思うが。。。。
そんなことを思いながら、
静まり返った汽車の通路で、
一人酒を飲む。
また、来よう!!
中国はデカイ。
雲南省の旅も残り2日。
明日の昼には空港に行く必要があるので、
実質的には今日で終わり。
大理にも、まだ行っていない観光地は多い。
時間を惜しむように、
出掛けることは、
しない。
一人旅は寂しいし、
一人で観光地に行くのはついつい面倒になるが、
その代わり気楽で自由。
好きな時に好きなことが出来るのが良い。
夜行列車まで暇つぶし。
昼前にチャックアウト。
適当にバスに乗り繁華街へ。
昼間から麻雀に興じている人が多い多い。
その半数ぐらいはおばちゃん。
今日は雨模様。
傘がないので、
雨宿りをしながら歩く。
スーパーがあったので入店。
日常雑貨に食料品が売られている。
土産物を探す。
お菓子と筆記用具を購入。
《ここで気候と服装について》
雲南省は山深い内陸部。
よって緯度は石垣島と同じぐらいだが、
7月でも気温はそう高くない。
昆明と大理の昼間は多少汗ばむ気温だが、
シャングリラや麗江では、
朝晩は一枚上着がほしいぐらい。
麗江を観光する中国女性の7割ぐらいは、
ショールを羽織っていたのではなかろうか。
流行なのかもしれないが、
暑さ寒さの調整に便利なのだろう。
中国人は結構お洒落。
顔や体格が日本人に似ているだけでなく、
服装を見ても全く見分けが付かない。
それにしても、
旅行で一番の荷物は衣服。
今回の様に、
暑いタイから、
高地の雲南省に行くと、
長ズボンや上着を入れる必要があり嵩張る。
荷物を持って歩くことの多い、
わしの様な旅には辛い。
いつかはヴィトンの鞄を持つ下僕たちを引き連れ、
大名みたいな旅をしたいと思うが、
貧乏性のわしには返って面白くないかもしれない。
話を戻す。
時間はまだまだあるが、
駅の方へ向かう。
駅前でビールでも飲もうと、
ペー族の店に入る。
いつもの様に、
何故喋らないのだ?
と怪訝な顔をされる。
いつもならビールを指差すと分かってくれるのだが、
このおばさんは分かってくれない。
追い出されるように、
店を出る。
白人だと中国語が話せないことはすぐに分かるだろうが、
見た目が同じ日本人は面倒だ。
逆に言えば、
悪い人に狙われることも少ないということだが。。。。
次に入った店は問題なし。
魚の煮付けと炒菜。
そしてビール。
駅前は商業地なのだろうか、
きれいなビルが立ち並んでいるが、
平日なのに人通りはそう多くない。
まだまだ時間はあるが、
駅構内に入り、
売店でビールを買って、
近くソファに座る。
そこは有料のようで、
お茶代を請求されたが、
時間潰しには良い。
小腹が空いたのでカップ麺を買ってきて食べる。
寂しい夕食。
それにしてもよく飲む。
中国では毎日。
わしは体は大きいが、
気が小さい。
だから飲んで気を大きくしている面がある。
飲んだ勢いという奴である。
それで、面白いことも色々経験したが、
色々と失敗もした。
今回の雲南省の旅。
どんな旅だったか。
それなりに楽しく、
面白かったが、
何か物足りない。
マンネリ化。
恐らく、もっと若いときに同じような旅したら、
もっと感動しただろう。
もっと刺激があったに違いない。
それが、経験を積むということ、つまり、歳を取るということかもしれない。
色々なしがらみが増えたせいもあるだろう。
汽車に乗り込む。
向かいの席は若い仏教徒。
日本の本にえらい興味を示す。
韓非子の本を持っていたので、
見せる。
嬉しそうに頷いていた。
恐らく現在で漢字を日常的に使用しているのは、
中国と台湾、日本だけだろう。
韓国もベトナムも漢字を捨ててしまった。
筆談で少し意思疎通が出来る中国人と日本人。
見た目は変わらない。
箸でご飯をがっつくところも同じ。
街並も似ている。
治安も同じく良い。
中国人はもっと我が強く、
自己中心的で、
積極的な人々だと思っていたが、
そうでもない。
中国人に対するイメージが大分変わった。
こちらで生活したり、
中国人と一緒に仕事をすると、
違う感想を持つとは思うが。。。。
そんなことを思いながら、
静まり返った汽車の通路で、
一人酒を飲む。
また、来よう!!
中国はデカイ。
2011年08月17日
雲南省旅行記その13
大理3日目
大理古城に踏み入れる。
ここは麗江古城と違い、
4方を城壁で囲まれ、
東西南北に大きな門がある。
そして、わしの感じた一番の違いは、
大理古城は麗江みたいに徹底的に管理されていない点である。
道路が碁盤の目のように整備され、
車も自由に乗り入れしているし、
市場や病院や学校といった、
普通の生活も混在している。
麗江の方が
車が通らない、
路地が狭く入り組んでいる、
昔ながらの家屋しかない、など、
情緒はあるが、
生活臭が少なく、
何となくうそ臭い。
その点は大理古城の方が、
面白い。
と言っても観光化されていることに変わりはないが。。。
一番賑わっているところは、
洋人路と、
洋人街から南城門楼に至る路。
土産物屋や食堂などが犇めき合っている。
洋人路はその名のとおり、
ピザ屋やバーなど外人向けの店が多い。
日本料理店も2店ほど見かけた。
確かめた訳ではないが、
メニューなどを見る限り、
両方とも日本人が関わっていると思われる。
土産物を物色する。
大理ではやはり大理石。
数珠と鉛筆立てみたいな物を購入。
他に大して欲しい物はない。
欲しくても大きいものは重たいので、
簡単に持って帰れない。
それにしても疲れた。
歩き過ぎ。
大理古城も広く、
東西南北の門を全て歩いて廻ったら、
足が棒。
疲れた。
食傷気味。
下関行きのバスに乗る。
バス停が所々にあり、
人の乗り降りもある。
こういった、観光化されていない街にぷらっと降りて、
散策すると楽しいと思うが、
もう、その気力はない。
《ここで車事情》
中国もトヨタ車が多い。
さすが世界のトヨタ。
日産も目に付く。
ホンダは苦戦か。
他にはドイツ車。
ベンツにワーゲン。
シトロエンはフランス車だったかな。
韓国車も多い。
それに国産車。
見た目はなかなか。
高級車みたい。
性能はどうなのだろう。
今回、タクシーには乗る機会がなかったが、
街中にはタクシーも多い。
女性の運転手が比較的多かったように思う。
ワーゲンの大衆車が多かったが、
運転席と助手席の間は、
蛇腹式の格子になっている。
防犯用だと思われる。
中国で盗難に気を使うことはなく、
治安は良いと感じたが、
実際はどうなのだろう。
話を戻す。
宿の近くで食堂探し。
市場の方へ向かう。
適当な店に入る。
火鍋。
スープはどちらにするか?とか、
具材は?とか聞かれたが、
適当に指をさす。
この店は正解。
美味い、安い。
ビールも冷えている。
だから客も多い。
第一、おばちゃんの動きに無駄がない。
こういう働き者を嫁にしたら幸せだと思う。
食いすぎ、飲みすぎ。歩きすぎ。
後2日。
大理古城に踏み入れる。
ここは麗江古城と違い、
4方を城壁で囲まれ、
東西南北に大きな門がある。
そして、わしの感じた一番の違いは、
大理古城は麗江みたいに徹底的に管理されていない点である。
道路が碁盤の目のように整備され、
車も自由に乗り入れしているし、
市場や病院や学校といった、
普通の生活も混在している。
麗江の方が
車が通らない、
路地が狭く入り組んでいる、
昔ながらの家屋しかない、など、
情緒はあるが、
生活臭が少なく、
何となくうそ臭い。
その点は大理古城の方が、
面白い。
と言っても観光化されていることに変わりはないが。。。
一番賑わっているところは、
洋人路と、
洋人街から南城門楼に至る路。
土産物屋や食堂などが犇めき合っている。
洋人路はその名のとおり、
ピザ屋やバーなど外人向けの店が多い。
日本料理店も2店ほど見かけた。
確かめた訳ではないが、
メニューなどを見る限り、
両方とも日本人が関わっていると思われる。
土産物を物色する。
大理ではやはり大理石。
数珠と鉛筆立てみたいな物を購入。
他に大して欲しい物はない。
欲しくても大きいものは重たいので、
簡単に持って帰れない。
それにしても疲れた。
歩き過ぎ。
大理古城も広く、
東西南北の門を全て歩いて廻ったら、
足が棒。
疲れた。
食傷気味。
下関行きのバスに乗る。
バス停が所々にあり、
人の乗り降りもある。
こういった、観光化されていない街にぷらっと降りて、
散策すると楽しいと思うが、
もう、その気力はない。
《ここで車事情》
中国もトヨタ車が多い。
さすが世界のトヨタ。
日産も目に付く。
ホンダは苦戦か。
他にはドイツ車。
ベンツにワーゲン。
シトロエンはフランス車だったかな。
韓国車も多い。
それに国産車。
見た目はなかなか。
高級車みたい。
性能はどうなのだろう。
今回、タクシーには乗る機会がなかったが、
街中にはタクシーも多い。
女性の運転手が比較的多かったように思う。
ワーゲンの大衆車が多かったが、
運転席と助手席の間は、
蛇腹式の格子になっている。
防犯用だと思われる。
中国で盗難に気を使うことはなく、
治安は良いと感じたが、
実際はどうなのだろう。
話を戻す。
宿の近くで食堂探し。
市場の方へ向かう。
適当な店に入る。
火鍋。
スープはどちらにするか?とか、
具材は?とか聞かれたが、
適当に指をさす。
この店は正解。
美味い、安い。
ビールも冷えている。
だから客も多い。
第一、おばちゃんの動きに無駄がない。
こういう働き者を嫁にしたら幸せだと思う。
食いすぎ、飲みすぎ。歩きすぎ。
後2日。
2011年08月08日
雲南省旅行記その12
大理2日目。
洱海に向かう。
船に乗るつもりだ。
切符売り場に着くと、
定期便ではなく遊覧船乗り場。
おばちゃんに聞くと、
値段は100元。
思ったより高い。
時間を聞くと、
3時間と書くので、
出発時間は?と聞き直すと、
「現在没人」と書いてくる。
人が集まらないと出発しないと言う事だろうか。
仕方なく湖畔を散策。
大きな船が停泊していて、
近くに駅みたいな建物がある。
しかし、閑散としている。
切符売り場に入ると、
出発時間は早朝。
値段は、遊覧コースによるが、
130~200元(ぐらい)
定期船はなさそう。
諦めて公園になっている丘に登る。
頂上はお寺。
眺望は期待外れ。
反対側の街の方に下りる。
昆明行きの切符を買うことを思い付き、
駅まで歩く。
昆明→バンコク行きの飛行機は3日後の午後発。
前日に昆明入りしようとも考えていたが、
昆明では今より安い宿を探すのは困難だろうし、
大理にいる方が面白そう。
前日までここにいて、
夜行列車で当日の朝に昆明に行くことにする。
21:50発 昆明行きの切符を購入。89元。
《ここで交通について》
恐らく日本は世界一の鉄道王国。
だから、てっちゃんでなくても、
鉄道に対する思い入れは大きい。
中国の高速鉄道に事故があったことで、
日本の新幹線に死亡事故が一度もないことが、
話題になっているが、
日本の鉄道を管理する技術は兎に角もの凄い。
首都圏の鉄道なんか分刻み。
あれだけの電車を滞りなく走らすなんて、
タイ人からすれば、神業。
タイの鉄道(バンコクの地下鉄と高架鉄道を除く)は、
本数が少ない上に、
所要時間が長い。
事故も多いし、
遅れることは日常茶飯事。
だから、鉄道よりもバスの方が人気が高い。
中国でも昆明から麗江に行くときに、
向かい席になった人に到着時間を聞くと、
「5時頃だけど、いつも遅れるよ」との事。
昆明ー大理ー麗江の路線は、
乗車する人が多いのに、
本数が少ない。
所要時間も長い。
理由は定かでないが、
線路や汽車の保守など、
鉄道を運営するのは結構大変なのだと思う。
それに、鉄度は新設するのが大変。
線路の用地確保や駅、汽車の購入、
システムの構築など、
素人のわしが考えても容易ではない。
その点、バスは簡単。
道路さえあれば、
どこにでも行けるし、
バスの運転技術習得も大したことはない。
飛行機も、
案外、簡単なのではなかろうか。
空港整備とシステム構築、飛行機操縦技術は、
確かに難しそうだが、
空の整備は必要ない。
これが大きい。
今回行った、
昆明、大理、麗江、シャングリラは、
何れも空港がある。
中国みたいに国土が広い国では、
特に飛行機は重要な交通網なのだろう。
話を戻す。
駅前に大理古城行きと三塔寺公園行きのバスが待機している。
14時を過ぎているので、
どうするか悩んだが、
三塔寺公園行きのバスに乗り込む。
古城近くにある公園で、
麗江から来るときに車窓から見ると、
古い塔が見え、
多くの観光バスが止まっていたところだ。
バス賃は先払い1.5元。
どこまで乗っても同じ料金。
(郊外に出ないバスは一律1元)
バスは市街地を通り、
乗客が乗り降りしながら、
数十分で到着。
立派な切符売り場に入ると、
値段を見てびっくり。
なんと121元。
2泊できる。
まあ、ここまで来たのだからと入場。
3つの古い塔が、
二等辺三角形の頂点の位置に建っている。
正面に立つと、
中央に塔があり、
右後ろと左後ろに、
少し小さめの塔が見える。
この中央の塔は特徴がありとても綺麗。
平面が正方形で、
上に行くほどすぼんでいく二十重の塔。
20と書いたが正確ではない。
それぐらいの屋根がある。
日本の五重の塔よりも、
細長いプロポーション。
他の2つは、
平面が円形の十重の塔。
それらの塔の背景は、
険しい山々。
幾つも寺院が、
塔から山の方に整然と並んで建っている。
広い広い。
中国に来てから歩き通しなので、
足が痛い。
これらの寺院は何時ごろ建立されたのか分からないが、
興味が沸かない。
立派は立派なのだが。。。。。。
ここで日本語が聞こえてくる。
若い女性が2名。
「犬が寝てる~」
食い付くところが違うやろ!!
ガイドブックを見せてもらおうかと思ったが、
旅は終盤。
もう必要ない。
声をかけることなく通り過ぎる。
バスで下関まで帰る。
昨夜と同じ店に行って、
またもや串焼きにビール。
帰国まで後3日。。。。。
洱海に向かう。
船に乗るつもりだ。
切符売り場に着くと、
定期便ではなく遊覧船乗り場。
おばちゃんに聞くと、
値段は100元。
思ったより高い。
時間を聞くと、
3時間と書くので、
出発時間は?と聞き直すと、
「現在没人」と書いてくる。
人が集まらないと出発しないと言う事だろうか。
仕方なく湖畔を散策。
大きな船が停泊していて、
近くに駅みたいな建物がある。
しかし、閑散としている。
切符売り場に入ると、
出発時間は早朝。
値段は、遊覧コースによるが、
130~200元(ぐらい)
定期船はなさそう。
諦めて公園になっている丘に登る。
頂上はお寺。
眺望は期待外れ。
反対側の街の方に下りる。
昆明行きの切符を買うことを思い付き、
駅まで歩く。
昆明→バンコク行きの飛行機は3日後の午後発。
前日に昆明入りしようとも考えていたが、
昆明では今より安い宿を探すのは困難だろうし、
大理にいる方が面白そう。
前日までここにいて、
夜行列車で当日の朝に昆明に行くことにする。
21:50発 昆明行きの切符を購入。89元。
《ここで交通について》
恐らく日本は世界一の鉄道王国。
だから、てっちゃんでなくても、
鉄道に対する思い入れは大きい。
中国の高速鉄道に事故があったことで、
日本の新幹線に死亡事故が一度もないことが、
話題になっているが、
日本の鉄道を管理する技術は兎に角もの凄い。
首都圏の鉄道なんか分刻み。
あれだけの電車を滞りなく走らすなんて、
タイ人からすれば、神業。
タイの鉄道(バンコクの地下鉄と高架鉄道を除く)は、
本数が少ない上に、
所要時間が長い。
事故も多いし、
遅れることは日常茶飯事。
だから、鉄道よりもバスの方が人気が高い。
中国でも昆明から麗江に行くときに、
向かい席になった人に到着時間を聞くと、
「5時頃だけど、いつも遅れるよ」との事。
昆明ー大理ー麗江の路線は、
乗車する人が多いのに、
本数が少ない。
所要時間も長い。
理由は定かでないが、
線路や汽車の保守など、
鉄道を運営するのは結構大変なのだと思う。
それに、鉄度は新設するのが大変。
線路の用地確保や駅、汽車の購入、
システムの構築など、
素人のわしが考えても容易ではない。
その点、バスは簡単。
道路さえあれば、
どこにでも行けるし、
バスの運転技術習得も大したことはない。
飛行機も、
案外、簡単なのではなかろうか。
空港整備とシステム構築、飛行機操縦技術は、
確かに難しそうだが、
空の整備は必要ない。
これが大きい。
今回行った、
昆明、大理、麗江、シャングリラは、
何れも空港がある。
中国みたいに国土が広い国では、
特に飛行機は重要な交通網なのだろう。
話を戻す。
駅前に大理古城行きと三塔寺公園行きのバスが待機している。
14時を過ぎているので、
どうするか悩んだが、
三塔寺公園行きのバスに乗り込む。
古城近くにある公園で、
麗江から来るときに車窓から見ると、
古い塔が見え、
多くの観光バスが止まっていたところだ。
バス賃は先払い1.5元。
どこまで乗っても同じ料金。
(郊外に出ないバスは一律1元)
バスは市街地を通り、
乗客が乗り降りしながら、
数十分で到着。
立派な切符売り場に入ると、
値段を見てびっくり。
なんと121元。
2泊できる。
まあ、ここまで来たのだからと入場。
3つの古い塔が、
二等辺三角形の頂点の位置に建っている。
正面に立つと、
中央に塔があり、
右後ろと左後ろに、
少し小さめの塔が見える。
この中央の塔は特徴がありとても綺麗。
平面が正方形で、
上に行くほどすぼんでいく二十重の塔。
20と書いたが正確ではない。
それぐらいの屋根がある。
日本の五重の塔よりも、
細長いプロポーション。
他の2つは、
平面が円形の十重の塔。
それらの塔の背景は、
険しい山々。
幾つも寺院が、
塔から山の方に整然と並んで建っている。
広い広い。
中国に来てから歩き通しなので、
足が痛い。
これらの寺院は何時ごろ建立されたのか分からないが、
興味が沸かない。
立派は立派なのだが。。。。。。
ここで日本語が聞こえてくる。
若い女性が2名。
「犬が寝てる~」
食い付くところが違うやろ!!
ガイドブックを見せてもらおうかと思ったが、
旅は終盤。
もう必要ない。
声をかけることなく通り過ぎる。
バスで下関まで帰る。
昨夜と同じ店に行って、
またもや串焼きにビール。
帰国まで後3日。。。。。
2011年08月06日
雲南省旅行記その11
大理1日目。
雲南省の旅を記録に残すために、
書き始めたこのブログ。
思ったより、
だらだらと長文になってしまった。
やっと今回最後に訪れた都市「大理」まで来たが、
まだ、5日もある。
うーーん。
書くのも面倒になってきたが、
読む方もお腹一杯だと思う。
しかし、食べ残すぐらい、
大量の物を出すのが中国の礼儀。
もう少しお付き合い下さい。
朝、宿をチェックアウト。
ママさんともお別れ。
大理まではバスで行くつもりだ。
鉄道は本数が少な過ぎる。
道を聞きながら、
バスターミナルまで歩く。
古城の南側にあり徒歩で15分ぐらい。
結構大きいバスターミナルで、
シャングリラ行きもある。
11時発、大理行き。71元。
寝台列車に比べたら高い。
寝台列車が安いというべきか。。。。
普通のバス。
一応トイレ付き。
乗客は1/3程度。
道路は工事中のところが多く、
バスはスピードが出せない。
大理までの道程も山深い。
途中一回のトイレ休憩があり、
数時間後、眼下に水面が見えて来る。
洱海。
南北に長い大きな湖だ。
40km以上あるらしい。
大理の中心地は南側。
バスは北側から、
洱海の西側湖岸に沿って、
大理の街に向かう。
興味深い街並みが続く。
大理ペー族自治州なので、
ぺー族の集落が多いのだろう。
大理石加工場も見える。
途中、バスは大理古城の入り口に寄る。
大理の中心地「下関」はまだ十数キロ先。
どうするか悩んだが、
まずは下関まで行くことにする。
下関のバスターミナルに到着。
おばあちゃんから地図を購入。6元。
宿の客引きのおばちゃんがいる。
宿代は80元。
この値段を基準にするつもりで、
おばちゃんを振り切り、
取りあえず洱海を目指す。
下関は雑多な近代都市。
何か面白そう。
地図を見ると洱海に面して大きな公園がある。
しかし、行ってみると、
そこは小高い丘になっていて、
水辺にはゆっくり出来るところはほとんどない。
植え込みに座って湖を眺める。
山々に囲まれ、
豊富な水量を湛える洱海。
良い所だ。
船乗り場が見える。
定期船に乗って洱海を横切り、
見知らぬ街を訪れるのも悪くない。
《ここで景気について》
街中には「招聘」と書かれた張り紙が本当に多い。
それだけ人不足なのだろう。
下関の中級中華料理店で、
給料は下女で800~1000元/月ぐらい。
タイと同じ位か。
街中では工事が彼方此方で行われている。
建設中のビルも多い。
昆明では新空港が開港間近だし、
駅前通りでは地下鉄が建設中。
訪れた各都市の駅や空港、観光地も、
人が凄く多い。
流石に、急激な成長が留まらない中国。
この勢いは、いつまで続くのだろうか。
タイに戻ってから起きた、
高速鉄道の事故とその対処。
急激な成長の副作用という一面もあるのだろう。
この事故が経済に与える影響はどうなるだろうか?
今後も一党独裁で経済をコントロールすることは可能か。
バブル崩壊を防ぐことは可能か。
お手並み拝見である。
話を戻す。
昆明初日にわしが外人という理由で、
何軒も宿泊を断られた苦い経験があるので、
早目に宿探しを始める。
一軒目。
庶民的な宿。
駄目元で飛び込む。
トイレシャワー付きで50元という。
部屋を見せて貰うと十分きれい。
呆気なく決定。
この宿に外人が泊まることは、
ほとんど無いのだろう。
対応がぎこちない。
外人が泊まれる宿、泊まれない宿の違いは何なんだろうか?
食事に出かける。
山の頂上に風車が見える。
街灯も風車付き。
市場でカバンを購入。
お土産はまだ買ってないが、
何かと荷物が増える。
繁華街に踏み入れる。
凄い人通り。
宿の近くまで戻り、
庶民が集う路地を歩く。
雑貨屋、洗濯屋、食堂が並ぶ。
肉や野菜など、
様々は串が並べられ、
店頭で焼いている食堂が多い。
何品か選んで焼いてもらう。
花椒が利いた串を食べながらビール。
隣では派手なねーちゃん二人がビールを飲んでいたり、
仕事帰りと思われる男女のグループが、
ビールを箱ごと持ち込んだりしている。
串が一本1元。
ビールも安い。
こういうところは楽しい。
もう一軒!!
同じような店に入り、
またまたビールを飲む。
宿泊している宿の向いに、
中級ホテルがあり、
ネオンが輝いている。
酔った勢いで入ってみるが、
怪訝な顔をされて門前払い。
単なるカラオケだったのかな?
タイのネオンが恋しい。
そろそろ旅も飽きて来た。。。。
帰りたいな~。。。。。。。
雲南省の旅を記録に残すために、
書き始めたこのブログ。
思ったより、
だらだらと長文になってしまった。
やっと今回最後に訪れた都市「大理」まで来たが、
まだ、5日もある。
うーーん。
書くのも面倒になってきたが、
読む方もお腹一杯だと思う。
しかし、食べ残すぐらい、
大量の物を出すのが中国の礼儀。
もう少しお付き合い下さい。
朝、宿をチェックアウト。
ママさんともお別れ。
大理まではバスで行くつもりだ。
鉄道は本数が少な過ぎる。
道を聞きながら、
バスターミナルまで歩く。
古城の南側にあり徒歩で15分ぐらい。
結構大きいバスターミナルで、
シャングリラ行きもある。
11時発、大理行き。71元。
寝台列車に比べたら高い。
寝台列車が安いというべきか。。。。
普通のバス。
一応トイレ付き。
乗客は1/3程度。
道路は工事中のところが多く、
バスはスピードが出せない。
大理までの道程も山深い。
途中一回のトイレ休憩があり、
数時間後、眼下に水面が見えて来る。
洱海。
南北に長い大きな湖だ。
40km以上あるらしい。
大理の中心地は南側。
バスは北側から、
洱海の西側湖岸に沿って、
大理の街に向かう。
興味深い街並みが続く。
大理ペー族自治州なので、
ぺー族の集落が多いのだろう。
大理石加工場も見える。
途中、バスは大理古城の入り口に寄る。
大理の中心地「下関」はまだ十数キロ先。
どうするか悩んだが、
まずは下関まで行くことにする。
下関のバスターミナルに到着。
おばあちゃんから地図を購入。6元。
宿の客引きのおばちゃんがいる。
宿代は80元。
この値段を基準にするつもりで、
おばちゃんを振り切り、
取りあえず洱海を目指す。
下関は雑多な近代都市。
何か面白そう。
地図を見ると洱海に面して大きな公園がある。
しかし、行ってみると、
そこは小高い丘になっていて、
水辺にはゆっくり出来るところはほとんどない。
植え込みに座って湖を眺める。
山々に囲まれ、
豊富な水量を湛える洱海。
良い所だ。
船乗り場が見える。
定期船に乗って洱海を横切り、
見知らぬ街を訪れるのも悪くない。
《ここで景気について》
街中には「招聘」と書かれた張り紙が本当に多い。
それだけ人不足なのだろう。
下関の中級中華料理店で、
給料は下女で800~1000元/月ぐらい。
タイと同じ位か。
街中では工事が彼方此方で行われている。
建設中のビルも多い。
昆明では新空港が開港間近だし、
駅前通りでは地下鉄が建設中。
訪れた各都市の駅や空港、観光地も、
人が凄く多い。
流石に、急激な成長が留まらない中国。
この勢いは、いつまで続くのだろうか。
タイに戻ってから起きた、
高速鉄道の事故とその対処。
急激な成長の副作用という一面もあるのだろう。
この事故が経済に与える影響はどうなるだろうか?
今後も一党独裁で経済をコントロールすることは可能か。
バブル崩壊を防ぐことは可能か。
お手並み拝見である。
話を戻す。
昆明初日にわしが外人という理由で、
何軒も宿泊を断られた苦い経験があるので、
早目に宿探しを始める。
一軒目。
庶民的な宿。
駄目元で飛び込む。
トイレシャワー付きで50元という。
部屋を見せて貰うと十分きれい。
呆気なく決定。
この宿に外人が泊まることは、
ほとんど無いのだろう。
対応がぎこちない。
外人が泊まれる宿、泊まれない宿の違いは何なんだろうか?
食事に出かける。
山の頂上に風車が見える。
街灯も風車付き。
市場でカバンを購入。
お土産はまだ買ってないが、
何かと荷物が増える。
繁華街に踏み入れる。
凄い人通り。
宿の近くまで戻り、
庶民が集う路地を歩く。
雑貨屋、洗濯屋、食堂が並ぶ。
肉や野菜など、
様々は串が並べられ、
店頭で焼いている食堂が多い。
何品か選んで焼いてもらう。
花椒が利いた串を食べながらビール。
隣では派手なねーちゃん二人がビールを飲んでいたり、
仕事帰りと思われる男女のグループが、
ビールを箱ごと持ち込んだりしている。
串が一本1元。
ビールも安い。
こういうところは楽しい。
もう一軒!!
同じような店に入り、
またまたビールを飲む。
宿泊している宿の向いに、
中級ホテルがあり、
ネオンが輝いている。
酔った勢いで入ってみるが、
怪訝な顔をされて門前払い。
単なるカラオケだったのかな?
タイのネオンが恋しい。
そろそろ旅も飽きて来た。。。。
帰りたいな~。。。。。。。
2011年08月05日
雲南省旅行記その10
麗江4日目。
する事が無い。
麗江は近郊にも色々と風光明媚なところがあるようだが、
行く気にはなれない。
洗濯をして室内に干す。
この宿は崖に建てられていて、
一階の部屋は一方の壁が地面に面しているので、
洗濯物の乾きが悪い。
ママさんが中庭に干せとハンガーを貸してくれる。
長旅に出ると、
日数分の衣類を持ち歩くわけにはいかないので、
2日に一度は洗濯をしなければならない。
《ここで旅について》
わしがサラリーマンを辞め、
東南アジアに流れ着き、
こんなところで生活に窮しているのは、
ナムジャイブログにも寄稿されている下川裕二氏のせいだ。
サラリーマン時代は、
下川氏の旅本を読み、
日本の空と繋がっているはずなのに、
全く違う空気が漂っている東南アジアに、
思いを馳せ、
その度に、
日本社会が息苦しくなり、
ついには辞表を叩き付け、
放浪の旅に出てしまった。
だから、わしは最初から、
カビの匂いがする宿に身を沈め、
屋台でねずみが溝から溝へ駆けていくところを見ながら、
メシを食らい、
プラスチックの低い椅子に座り、
低い視線から街を見上げながらビールを流し込んでいた。
観光には行かず、
安っぽい香水が鼻につく昼の歓楽街で
化粧をしているおねーちゃんと、
ソムタムを食べ、
昼間から酔っ払っていた。
その為だろうか、
今でも観光地よりも、
その地の普通の暮らしの方が好きだ。
旅の楽しみは非日常にあると思う。
文化が違えば違うほど、
習慣や生活に差があればある程、
刺激を受ける。
しかし、観光地は現地の人にしても非日常。
無論わしらも非日常に違いないのだが、
何か近いように思う。
つまり、左端に中国の日常があるとしたら、
日本の日常は右端。
中国の観光地は左側であるが中央寄り。
日本の観光地はその逆。
そんな感じがする。
だから、わしは現地の日常を求めて歩く。
現地の人と一緒に、
ビールを飲みながらボーっとする。
現地に溶け込んだような気になる。
麗江は思いっきり観光地やんけ!!
という突っ込みはごもっとも。
大都会か観光地でないと、
一人旅は難しいし不便なのも確か。
また、余りにも何もないと直ぐに飽きてしまう。
そのバランスが取れているところが、
記憶に残る良い旅先なのだろう。
話を戻す。
古城内をぶらついていたら、
道に迷い古城の外に出てしまった。
リヤカーで果物を売っている。
今までタイの方が豊富で値段も安いと思い、
買う気になれなかったが、
桃が美味しそうだったので、
購入することに。
桃はタイでは余り売っていないし高い。
ついでにラグビーボールのような形の瓜みたいな果物と、
すももも購入。
これが美味しい。
瓜みたいな果物はメロンみたいな味。
すももはすもも。
桃は実が硬いのでどうかなと思ったが、
皮のまま齧ってもうまい。
あっさりとした味で、
桃の風味が何とも言えない。
夕方には宿に帰る。
部屋の近くに厨房があり、
ママさんらが調理をしている。
わしも空腹。
どこかへ晩飯を食いに行かなければならないが、
一人なので面倒だな~と思っていたら、
ママさんが部屋まで来て、
一緒に食べよう、と誘ってくれる。
厚かましいかとも思ったが、
わざわざ誘ってくれたので、
喜んで一緒にすることに。
スキンヘッドオヤジと初めて見る太目のおねーさんも一緒。
5,6品はあっただろうか。
皆で食べる中華は美味しい。
魚を久しぶりに食った。
棚にビールはない。
昨夜飲んでしまった。
向かいの雑貨屋で6本買ってくる。
せめてものお礼に、
皆で飲むことに。
スキンヘッドオヤジは札束を取り出し、
お金をママさんへ渡している。
パパさんなのか???
もしかしたら、
この宿のオーナーなのかもしれない。
わしに付き合うのは疲れるのか、
一人抜け二人抜けで
結局、麗江最後の夜も一人でビール。
飲み切れなかったビールを一本棚に置き、
部屋へ戻る。
しかし、今まで色々なところで、
色々な宿に泊まったが、
ここまで家庭的な宿は初めて。
良い宿だ。
皆さんもどんなママなのか気になるでしょう。
麗江に行ったらぜひお泊り下さい。
HPはこちら。
www.jchinn.net
する事が無い。
麗江は近郊にも色々と風光明媚なところがあるようだが、
行く気にはなれない。
洗濯をして室内に干す。
この宿は崖に建てられていて、
一階の部屋は一方の壁が地面に面しているので、
洗濯物の乾きが悪い。
ママさんが中庭に干せとハンガーを貸してくれる。
長旅に出ると、
日数分の衣類を持ち歩くわけにはいかないので、
2日に一度は洗濯をしなければならない。
《ここで旅について》
わしがサラリーマンを辞め、
東南アジアに流れ着き、
こんなところで生活に窮しているのは、
ナムジャイブログにも寄稿されている下川裕二氏のせいだ。
サラリーマン時代は、
下川氏の旅本を読み、
日本の空と繋がっているはずなのに、
全く違う空気が漂っている東南アジアに、
思いを馳せ、
その度に、
日本社会が息苦しくなり、
ついには辞表を叩き付け、
放浪の旅に出てしまった。
だから、わしは最初から、
カビの匂いがする宿に身を沈め、
屋台でねずみが溝から溝へ駆けていくところを見ながら、
メシを食らい、
プラスチックの低い椅子に座り、
低い視線から街を見上げながらビールを流し込んでいた。
観光には行かず、
安っぽい香水が鼻につく昼の歓楽街で
化粧をしているおねーちゃんと、
ソムタムを食べ、
昼間から酔っ払っていた。
その為だろうか、
今でも観光地よりも、
その地の普通の暮らしの方が好きだ。
旅の楽しみは非日常にあると思う。
文化が違えば違うほど、
習慣や生活に差があればある程、
刺激を受ける。
しかし、観光地は現地の人にしても非日常。
無論わしらも非日常に違いないのだが、
何か近いように思う。
つまり、左端に中国の日常があるとしたら、
日本の日常は右端。
中国の観光地は左側であるが中央寄り。
日本の観光地はその逆。
そんな感じがする。
だから、わしは現地の日常を求めて歩く。
現地の人と一緒に、
ビールを飲みながらボーっとする。
現地に溶け込んだような気になる。
麗江は思いっきり観光地やんけ!!
という突っ込みはごもっとも。
大都会か観光地でないと、
一人旅は難しいし不便なのも確か。
また、余りにも何もないと直ぐに飽きてしまう。
そのバランスが取れているところが、
記憶に残る良い旅先なのだろう。
話を戻す。
古城内をぶらついていたら、
道に迷い古城の外に出てしまった。
リヤカーで果物を売っている。
今までタイの方が豊富で値段も安いと思い、
買う気になれなかったが、
桃が美味しそうだったので、
購入することに。
桃はタイでは余り売っていないし高い。
ついでにラグビーボールのような形の瓜みたいな果物と、
すももも購入。
これが美味しい。
瓜みたいな果物はメロンみたいな味。
すももはすもも。
桃は実が硬いのでどうかなと思ったが、
皮のまま齧ってもうまい。
あっさりとした味で、
桃の風味が何とも言えない。
夕方には宿に帰る。
部屋の近くに厨房があり、
ママさんらが調理をしている。
わしも空腹。
どこかへ晩飯を食いに行かなければならないが、
一人なので面倒だな~と思っていたら、
ママさんが部屋まで来て、
一緒に食べよう、と誘ってくれる。
厚かましいかとも思ったが、
わざわざ誘ってくれたので、
喜んで一緒にすることに。
スキンヘッドオヤジと初めて見る太目のおねーさんも一緒。
5,6品はあっただろうか。
皆で食べる中華は美味しい。
魚を久しぶりに食った。
棚にビールはない。
昨夜飲んでしまった。
向かいの雑貨屋で6本買ってくる。
せめてものお礼に、
皆で飲むことに。
スキンヘッドオヤジは札束を取り出し、
お金をママさんへ渡している。
パパさんなのか???
もしかしたら、
この宿のオーナーなのかもしれない。
わしに付き合うのは疲れるのか、
一人抜け二人抜けで
結局、麗江最後の夜も一人でビール。
飲み切れなかったビールを一本棚に置き、
部屋へ戻る。
しかし、今まで色々なところで、
色々な宿に泊まったが、
ここまで家庭的な宿は初めて。
良い宿だ。
皆さんもどんなママなのか気になるでしょう。
麗江に行ったらぜひお泊り下さい。
HPはこちら。
www.jchinn.net
2011年08月03日
雲南省旅行記その9
ツアー2日目。
6時にロビーに下りるが誰もいない。
6時に宿の人が起こしに来てくれる。
6時起床だったようだ。
6時過ぎから朝食。
麺類とお粥と饅頭。
大量に残る。
7時ごろ出発。
ロープウェイで石卡雪山の頂き(4300m)まで行くらしい。
一応ジャージの上着は持っているが、
足元はサンダルで靴下もない。
バスはアウトドアショップみたいなところで停車。
これから山に行く人で一杯。
靴下を買ってバスに帰ると、
鷹が「酸素を買え!!」という。
そんな高所へ行くのかと少々ビビル。
確かに富士山よりも高いところへ、
ロープウェイで上るということは、
高度順応も出来ない。
高山病になるのは当たり前かもしれない。
60元もする酸素を購入してバスに戻ると、
防寒服を手渡してくれる。
お、こんなサービスがあるんや~と感心。
ロープウェイ駅で模型を使って説明を受ける。
昨夜一緒に飲んだ学生グループと一緒に乗り込む。
すると「壊れていて山頂には行けない」と言う。
どう言う事?
中間駅に着くと、
それより上に行くロープウェイは、
籠がロープから地面に下ろされている。
酸素は何やったんやーーーーー。
防寒服も邪魔。
中間駅には、
みやげ物屋があり、
草原が広がっていて、
ヤクや豚が放牧されている。
初日にバスに乗ったときから、
一際気になるグループがいる。
キャバ嬢みたいな派手なねーちゃん3人と、
40歳ぐらいの太目と細目のオヤジ2人。
ねーちゃんのうち2人は双子で茶髪と黒髪。
バスでは、
黒髪ねーちゃんと太目オヤジが一緒に座り、
茶髪ねーちゃんはもう一人のねーちゃんと一緒、
細身オヤジは一人。
黒髪ねーちゃんと太目オヤジはいちゃついているので、
一応カップルのようだが不釣合い。
細身オヤジはおねーちゃん達と距離がありそう。
ふーーーーん。。。怪しい。。。。。
一人ベンチに座っていると、
茶髪ねーちゃんが隣に座る。
二日酔いで気持ちが悪そうだ。
この子は、
見た目は20歳前半。
でも英語は全く駄目。
筆談をするも、
よく分からない。
でも、乗りが良い子で、
中国語で話しかけてくるくる。
よく見るとめっちゃ可愛い。
ついつい鼻の下が伸びる。
「レッツゴー」と唯一の英語で言うので、
この女性3人と一緒に高原を散歩。
気の利いた言葉の一つでも言えたらと思うが、
全く通じない。
ステージがあり、
ここでも民族衣装を着た人たちが踊りを披露している。
おばあちゃんが高原に椅子と机を並べ、
バター茶やパン、牛乳などを売っている。
茶髪ねーちゃんに勧められるまま椅子に座る。
丸い箱に入ったバターをたっぷりと円筒に入れ、
熱湯を注ぎ棒で突いてバター茶は完成。
山々に囲まれた高原で、
ヤクを見ながら、
民族衣装に身を纏ったおばあちゃんに、
バター茶を振舞われ、
円形のパンとチーズを食べる。
思えば遠くへ来たもんだ。
不思議な感覚になる。
来て良かった。
そう思い、
ねーちゃんの方を見ると、
オヤジと一緒に手を振って帰って行っている。
え~!!一緒に感慨にひたろうと思っていたのにーー:
代わりに鷹が隣に座る。
いらん!!
バター茶は、
こってりとしていて独特な風味。
身にしみる。
おばあちゃんは、
半分ぐらい飲むと、
直ぐに継ぎ足してくれる。
断っても継ぎ足してくれる。
何杯も飲んで、
お腹はタップンタップン。
この店によっていく中国人の観光客も、
何?みたいな顔をしていたので、
チベット文化は中国人にとっても珍しいのかもしれない。
時間になり、
鷹に幾ら払えば良いかと聞くと、
10元と言う。
おばあちゃんはそんなにいらないと、
言っていたが、
10元を渡す。
漢民族と少数民族の関係は、
一般的な暮らしの中ではどうなのだろうか?
と考えるがよく分からない。
少なくとも、このおばちゃん達は、
漢民族の観光客から現金収入を得るという構図はあるのだろう。
ロープウェイで下山。
バスに乗り、
次に寄ったところで、
バスにおばちゃんが乗って来る。
防寒服の回収。
ちゃっかり35元取られた。--;
まあ、そうやろな。
どうりで着てない人がいると思った。
頂上に行けないのに、
酸素に防寒服で金を使って、
腹立つな~と思っていたら、
ロープウェイ代50元は返金された。
昼食を取って、
バスは麗江に向けて山深い道路を走る。
山奥にも集落はあり、
棚田や段々畑みたいな農耕地が見られる。
学校とかどうしているのだろうか。
今まで見てきた都市部と、
これら農村部との格差は、
やはり大きいのだろうか。
トイレ休憩を一回挟み、
バスは4時間ぐらいで麗江へ到着。
ツアーで仲良くなった仲間。
メールアドレスの交換などしながら、
別れを惜しむのかと思ったら、
皆あっさりとしたもの。
ほとんど挨拶もなく順次下りて行く。
キャバ嬢たちも目もくれずに、
街中へ消えて行く。
今晩は一緒にキャバクラで遊びたかったのにーーーーー。
わしはまたまた古城に足を踏み入れ、
ママさんのところへ帰る。
荷物を置きシャワーを浴びて、
ロビーでビール。
やはりここは落ち着く。
そこに欧米人を連れた中国人のおばさんが入ってくる。
ママさんはお客さんだと思ったのか、
せっせとお茶を入れ持て成す。
欧米人は60歳過ぎのフランス人。
おばちゃんはガイドと思われ英語を喋る。
フランス人が行きたがっている所へは、
どうすれば良いか相談に来たようだ。
おばちゃんガイドが、
Haw long kiro?と言うと、
「キロは重さのことか?距離のことを聞くあらキロメートルと言わなければならない」
みたいな事を言い出す。
何やこの偏屈なオヤジは。。。
今時フイルム式のカメラを首に下げて自慢しだすし。
世界には色々な人がいますね~。
「シャングリラは良かったよ。チベット様式のお寺もあるし」
と言ったら妙に納得して出て行った。
何や泊まらんのかい。
旅先の事を聞くなら旅行会社に行け~。
ママさんが「バーに行こう!!」と誘ってくれる。
お、わしに気があるんかい!!と浮かれていると、
スキンヘッドのオヤジも一緒。
近くのバーへ行く。
中庭で生演奏のバンドが入った、
お洒落な飲み屋だ。
ママさんはスキンヘッドと相談事をして、
すぐにどこかへ行ってしまう。
スキンヘッドと2人、
会話が弾む、
訳はなく演奏を聴きいる。
ビールを追加。
お金を払おうとすると、
受け取らない。
結局ご馳走になった。
このオヤジ何者なんだろうか?
宿に帰り、
宿で飲んだビール代を聞くと、
4本で16元。
棚にはもう一本あり、
それを飲むと20元ちょうど。
飲み直す。
ママは呆れてどこかへ行ってしまった。
ビールを飲み干し、
心地良い眠りに落ちる。
こうしてツアーの長い2日間は幕を閉じた。
一人旅では中々出来ない体験だったと思う。
たまにはツアーに参加するのも悪くない。
6時にロビーに下りるが誰もいない。
6時に宿の人が起こしに来てくれる。
6時起床だったようだ。
6時過ぎから朝食。
麺類とお粥と饅頭。
大量に残る。
7時ごろ出発。
ロープウェイで石卡雪山の頂き(4300m)まで行くらしい。
一応ジャージの上着は持っているが、
足元はサンダルで靴下もない。
バスはアウトドアショップみたいなところで停車。
これから山に行く人で一杯。
靴下を買ってバスに帰ると、
鷹が「酸素を買え!!」という。
そんな高所へ行くのかと少々ビビル。
確かに富士山よりも高いところへ、
ロープウェイで上るということは、
高度順応も出来ない。
高山病になるのは当たり前かもしれない。
60元もする酸素を購入してバスに戻ると、
防寒服を手渡してくれる。
お、こんなサービスがあるんや~と感心。
ロープウェイ駅で模型を使って説明を受ける。
昨夜一緒に飲んだ学生グループと一緒に乗り込む。
すると「壊れていて山頂には行けない」と言う。
どう言う事?
中間駅に着くと、
それより上に行くロープウェイは、
籠がロープから地面に下ろされている。
酸素は何やったんやーーーーー。
防寒服も邪魔。
中間駅には、
みやげ物屋があり、
草原が広がっていて、
ヤクや豚が放牧されている。
初日にバスに乗ったときから、
一際気になるグループがいる。
キャバ嬢みたいな派手なねーちゃん3人と、
40歳ぐらいの太目と細目のオヤジ2人。
ねーちゃんのうち2人は双子で茶髪と黒髪。
バスでは、
黒髪ねーちゃんと太目オヤジが一緒に座り、
茶髪ねーちゃんはもう一人のねーちゃんと一緒、
細身オヤジは一人。
黒髪ねーちゃんと太目オヤジはいちゃついているので、
一応カップルのようだが不釣合い。
細身オヤジはおねーちゃん達と距離がありそう。
ふーーーーん。。。怪しい。。。。。
一人ベンチに座っていると、
茶髪ねーちゃんが隣に座る。
二日酔いで気持ちが悪そうだ。
この子は、
見た目は20歳前半。
でも英語は全く駄目。
筆談をするも、
よく分からない。
でも、乗りが良い子で、
中国語で話しかけてくるくる。
よく見るとめっちゃ可愛い。
ついつい鼻の下が伸びる。
「レッツゴー」と唯一の英語で言うので、
この女性3人と一緒に高原を散歩。
気の利いた言葉の一つでも言えたらと思うが、
全く通じない。
ステージがあり、
ここでも民族衣装を着た人たちが踊りを披露している。
おばあちゃんが高原に椅子と机を並べ、
バター茶やパン、牛乳などを売っている。
茶髪ねーちゃんに勧められるまま椅子に座る。
丸い箱に入ったバターをたっぷりと円筒に入れ、
熱湯を注ぎ棒で突いてバター茶は完成。
山々に囲まれた高原で、
ヤクを見ながら、
民族衣装に身を纏ったおばあちゃんに、
バター茶を振舞われ、
円形のパンとチーズを食べる。
思えば遠くへ来たもんだ。
不思議な感覚になる。
来て良かった。
そう思い、
ねーちゃんの方を見ると、
オヤジと一緒に手を振って帰って行っている。
え~!!一緒に感慨にひたろうと思っていたのにーー:
代わりに鷹が隣に座る。
いらん!!
バター茶は、
こってりとしていて独特な風味。
身にしみる。
おばあちゃんは、
半分ぐらい飲むと、
直ぐに継ぎ足してくれる。
断っても継ぎ足してくれる。
何杯も飲んで、
お腹はタップンタップン。
この店によっていく中国人の観光客も、
何?みたいな顔をしていたので、
チベット文化は中国人にとっても珍しいのかもしれない。
時間になり、
鷹に幾ら払えば良いかと聞くと、
10元と言う。
おばあちゃんはそんなにいらないと、
言っていたが、
10元を渡す。
漢民族と少数民族の関係は、
一般的な暮らしの中ではどうなのだろうか?
と考えるがよく分からない。
少なくとも、このおばちゃん達は、
漢民族の観光客から現金収入を得るという構図はあるのだろう。
ロープウェイで下山。
バスに乗り、
次に寄ったところで、
バスにおばちゃんが乗って来る。
防寒服の回収。
ちゃっかり35元取られた。--;
まあ、そうやろな。
どうりで着てない人がいると思った。
頂上に行けないのに、
酸素に防寒服で金を使って、
腹立つな~と思っていたら、
ロープウェイ代50元は返金された。
昼食を取って、
バスは麗江に向けて山深い道路を走る。
山奥にも集落はあり、
棚田や段々畑みたいな農耕地が見られる。
学校とかどうしているのだろうか。
今まで見てきた都市部と、
これら農村部との格差は、
やはり大きいのだろうか。
トイレ休憩を一回挟み、
バスは4時間ぐらいで麗江へ到着。
ツアーで仲良くなった仲間。
メールアドレスの交換などしながら、
別れを惜しむのかと思ったら、
皆あっさりとしたもの。
ほとんど挨拶もなく順次下りて行く。
キャバ嬢たちも目もくれずに、
街中へ消えて行く。
今晩は一緒にキャバクラで遊びたかったのにーーーーー。
わしはまたまた古城に足を踏み入れ、
ママさんのところへ帰る。
荷物を置きシャワーを浴びて、
ロビーでビール。
やはりここは落ち着く。
そこに欧米人を連れた中国人のおばさんが入ってくる。
ママさんはお客さんだと思ったのか、
せっせとお茶を入れ持て成す。
欧米人は60歳過ぎのフランス人。
おばちゃんはガイドと思われ英語を喋る。
フランス人が行きたがっている所へは、
どうすれば良いか相談に来たようだ。
おばちゃんガイドが、
Haw long kiro?と言うと、
「キロは重さのことか?距離のことを聞くあらキロメートルと言わなければならない」
みたいな事を言い出す。
何やこの偏屈なオヤジは。。。
今時フイルム式のカメラを首に下げて自慢しだすし。
世界には色々な人がいますね~。
「シャングリラは良かったよ。チベット様式のお寺もあるし」
と言ったら妙に納得して出て行った。
何や泊まらんのかい。
旅先の事を聞くなら旅行会社に行け~。
ママさんが「バーに行こう!!」と誘ってくれる。
お、わしに気があるんかい!!と浮かれていると、
スキンヘッドのオヤジも一緒。
近くのバーへ行く。
中庭で生演奏のバンドが入った、
お洒落な飲み屋だ。
ママさんはスキンヘッドと相談事をして、
すぐにどこかへ行ってしまう。
スキンヘッドと2人、
会話が弾む、
訳はなく演奏を聴きいる。
ビールを追加。
お金を払おうとすると、
受け取らない。
結局ご馳走になった。
このオヤジ何者なんだろうか?
宿に帰り、
宿で飲んだビール代を聞くと、
4本で16元。
棚にはもう一本あり、
それを飲むと20元ちょうど。
飲み直す。
ママは呆れてどこかへ行ってしまった。
ビールを飲み干し、
心地良い眠りに落ちる。
こうしてツアーの長い2日間は幕を閉じた。
一人旅では中々出来ない体験だったと思う。
たまにはツアーに参加するのも悪くない。
2011年08月03日
雲南省旅行記その8
ツアー一日目。その弐
シャングリラ。
キャバクラの店名ではない。
ウィキペディア によると、
イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。
中国にあるシャングリラ県は、
2001年に中甸(ちゅうでん)県から変更したらしい。
シャングリラは架空の地名なので、
中国得意のパクリか。。。。
香格里拉と書く。
山々に囲まれた高原に、
馬や牛が放牧され、
所々でタルチョー(五色旗)がはためき、
独特の民家が点在している。
この民家は、
勾配の緩い切妻の屋根が乗った、
総二階の建物なのだが、
裾の方が少し広がっている。
つまり、壁が垂直ではないのだ。
安定感があって美しい。
チベット族が暮らしているのだろうが、
民家としたら凄く立派である。
こんな家を建てる財力は何だろうかと考えるが良く分からない。
産業は畜産ぐらいしか思いつかない。
見る限り田畑もなければ、
大木もない。
現在は観光に懸命になっていることは、
県名を変えたことでも分かる。
賢明な選択なのだろう。。。。。。
新しく作っている民家も多く見かけたが、
ほとんど同じデザイン。
ここも規制があるのかもしれない。
中国が桃源郷と言うだけあり、
明媚なところだ。
この辺りで下車して、
ゆっくりと散策でもしたかったが、
ツアーではそうはいかない。
バスはお寺に到着。
資料館に入り、
施設の人の説明があるが、
勿論分からない。
その後、部屋へ通され、
手相占い。
中国人も好きだね~。
真剣に聞いている。
わしは辞退。
広場に牛がいる。
体全体を直毛に近い長い毛が垂れ下がっている。
角が凄く立派。
牦牛と書く。
帰ってから気がついたが、
あれが有名なヤクだったのか。
つづいて、バスは香格里拉市内に入る。
ちょっとした街だ。
標識などに中国語だけでなく、
タイ語に近い文字が見られるようになる。
チベット文字。
お土産などが売っている施設に到着。
専用のバスに乗り換える。
ツアーに申し込むとき、
パンフレットを見ると、
まだ見ぬポタラ宮を彷彿とさせるお寺の写真が掲載されていた。
松賛林寺(ソンツェリン寺)。
チベット仏教様式のお寺だ。
バスの車窓からお寺の全貌が見える。
小高い丘に建つ寺院は圧倒的な迫力で迫ってくる。
頂には3棟からなる寺院。
丘腹には埋め尽くすように、
廃墟とかした土壁でできた小さな建物が密集している。
丘全体が大きな建築物みたいである。
現在は修復工事が進んでいるが、
長く人が住んでいなかったような感じがする。
寺院中央から真っ直ぐに下りている石段を、
上って行く。
丘腹に建つ小さな建物は僧侶が住んでいた家のようだ。
興味深いのが屋根。
中央に向かい緩い傾斜がついていて、
樋が外壁から1mぐらい突き出ている。
中に入れなかったので詳細は分からないが、
雨は屋根中央に集められ、
部屋の中央から壁に向かう樋に受け止められ、
外に排出されているのだろう。
建築屋からすれば、
室内に雨を集めることは、
好ましくないと思うのが常識。
何故このような雨仕舞いをしているのだろうか。
寺院の中に入る。
雑多な感じ、
まあ、普通。
お布施をして、
お祈りをすると、
坊さんが後頭部を、
棒のような物で撫でてくれ、
数珠を手渡してくれる。
縁起物だと思い10元を払い、
頭を下げ数珠を貰う。
坊さんはお金の溜まった箱から、
5角(0.5元)とか1角とかの小額紙幣を取り除いていた。
まあ、そんな小額では元も取れないだろうが。。。。
独特な寺院様式。
袈裟は赤に近い茶色
マニ車もある。
同じ仏教寺院でも日本ともタイとも違う不思議な雰囲気。
余り厳かな感じはない。
あの五体投地をする人は見られない。
いつかチベットの聖地カイラス山で、
五体投地で巡礼をする人々を見たいと思う。
スケッチをしていると、
ツアー参加者が周りにいない。
どこに何時に集合か聞いていない。
誰か声ぐらいかけてくれれば良いのに。。。。
2人組みを見つけ、
一緒にツアー用のバスまで戻る。
我々が最後。
その後は空港近くにある、
郊外のホテルへ。
ツアーは宿探しをしなくても良いので楽。
部屋でゆっくりすることもなく食事。
バスに乗りどこかに出かける。
着いたところは郊外にある2階建て木造家屋。
外観からは食堂には見えない。
村の集会所といった感じ。
村の長老と思われるおばあちゃんが、
一人一人にマフラーみたいな布を首に掛けてくれ、
歓迎してくれる。
チベット族の村なのだろう。
2階に案内されると、
そこは広間があり、
それを囲むように、
大学の大講義室にあるような、
長机とベンチがある。
客はわしらのツアー客だけでなく、
数団体が一緒。
200人ぐらい入るだろうか。
わしは一番後ろの端に座っていると、
バスの中で通訳をしてくれた学生とは違うグループの女子学生が隣に座る。
この子も英語を喋る。
数人の男性も仲間。
まずバター茶が振舞われる。
独特な味わい。
初めて飲んだ。
そして、チーズ。
塩辛い。
癖がある。
麦焦がし。
口に含むと、咳き込む。
(今少し調べると、チベット族の主食で、
どうもバター茶を加え捏ねて食べるらしい)
徳利みたいな焼き物には酒が入っている。
白酒みたいな焼酎で、
結構強い。
お猪口に注ぎ、
「カンペイ」と学生たちと乾杯しながらグイグイと飲む。
子牛の丸焼きが出てくる。
バスの中で、
鷹が何かを説明したと思えば、
皆からお金を徴収し始めた。
学生に聞くと、
特別に牛肉料理を食べたいなら追加料金が必要らしい。
80元もするが、
皆払っているので、
嫌とは言える状況ではない
その料理だ。
味付けされてない肉の塊。
机に用意されている調味料をつけて食べるが、
そんなに美味しいものでない。
今、思えば牛ではないのかもしれないな~。
広間では、
民族衣装を纏ったチベット族の伝統的な歌や踊りが繰り広げられる。
毎日大勢の観光客を迎え入れているのだろう。
慣れたもので、
会場は多いに盛り上がる。
乗りの良い客は一緒に踊っているので、
わしも学生を誘い参加。
我々と同じツアー客のキャバ嬢も踊っていたので、
一緒に盛り上がる。
飲んで食って踊って鑑賞して、
なかなか面白い。
一人旅ではこんな体験はまずできない。
こんな所があることすら分からないだろう。
バスで宿に帰ると、
鷹が明朝は6時だと言う。
早。。。。
女子学生は酔っていて、
彼氏に抱きつきキスをしている。
ええなーーーー。
宿の周りには何もない。
ツインの部屋で一人就寝。
シャングリラ。
キャバクラの店名ではない。
ウィキペディア によると、
イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。
中国にあるシャングリラ県は、
2001年に中甸(ちゅうでん)県から変更したらしい。
シャングリラは架空の地名なので、
中国得意のパクリか。。。。
香格里拉と書く。
山々に囲まれた高原に、
馬や牛が放牧され、
所々でタルチョー(五色旗)がはためき、
独特の民家が点在している。
この民家は、
勾配の緩い切妻の屋根が乗った、
総二階の建物なのだが、
裾の方が少し広がっている。
つまり、壁が垂直ではないのだ。
安定感があって美しい。
チベット族が暮らしているのだろうが、
民家としたら凄く立派である。
こんな家を建てる財力は何だろうかと考えるが良く分からない。
産業は畜産ぐらいしか思いつかない。
見る限り田畑もなければ、
大木もない。
現在は観光に懸命になっていることは、
県名を変えたことでも分かる。
賢明な選択なのだろう。。。。。。
新しく作っている民家も多く見かけたが、
ほとんど同じデザイン。
ここも規制があるのかもしれない。
中国が桃源郷と言うだけあり、
明媚なところだ。
この辺りで下車して、
ゆっくりと散策でもしたかったが、
ツアーではそうはいかない。
バスはお寺に到着。
資料館に入り、
施設の人の説明があるが、
勿論分からない。
その後、部屋へ通され、
手相占い。
中国人も好きだね~。
真剣に聞いている。
わしは辞退。
広場に牛がいる。
体全体を直毛に近い長い毛が垂れ下がっている。
角が凄く立派。
牦牛と書く。
帰ってから気がついたが、
あれが有名なヤクだったのか。
つづいて、バスは香格里拉市内に入る。
ちょっとした街だ。
標識などに中国語だけでなく、
タイ語に近い文字が見られるようになる。
チベット文字。
お土産などが売っている施設に到着。
専用のバスに乗り換える。
ツアーに申し込むとき、
パンフレットを見ると、
まだ見ぬポタラ宮を彷彿とさせるお寺の写真が掲載されていた。
松賛林寺(ソンツェリン寺)。
チベット仏教様式のお寺だ。
バスの車窓からお寺の全貌が見える。
小高い丘に建つ寺院は圧倒的な迫力で迫ってくる。
頂には3棟からなる寺院。
丘腹には埋め尽くすように、
廃墟とかした土壁でできた小さな建物が密集している。
丘全体が大きな建築物みたいである。
現在は修復工事が進んでいるが、
長く人が住んでいなかったような感じがする。
寺院中央から真っ直ぐに下りている石段を、
上って行く。
丘腹に建つ小さな建物は僧侶が住んでいた家のようだ。
興味深いのが屋根。
中央に向かい緩い傾斜がついていて、
樋が外壁から1mぐらい突き出ている。
中に入れなかったので詳細は分からないが、
雨は屋根中央に集められ、
部屋の中央から壁に向かう樋に受け止められ、
外に排出されているのだろう。
建築屋からすれば、
室内に雨を集めることは、
好ましくないと思うのが常識。
何故このような雨仕舞いをしているのだろうか。
寺院の中に入る。
雑多な感じ、
まあ、普通。
お布施をして、
お祈りをすると、
坊さんが後頭部を、
棒のような物で撫でてくれ、
数珠を手渡してくれる。
縁起物だと思い10元を払い、
頭を下げ数珠を貰う。
坊さんはお金の溜まった箱から、
5角(0.5元)とか1角とかの小額紙幣を取り除いていた。
まあ、そんな小額では元も取れないだろうが。。。。
独特な寺院様式。
袈裟は赤に近い茶色
マニ車もある。
同じ仏教寺院でも日本ともタイとも違う不思議な雰囲気。
余り厳かな感じはない。
あの五体投地をする人は見られない。
いつかチベットの聖地カイラス山で、
五体投地で巡礼をする人々を見たいと思う。
スケッチをしていると、
ツアー参加者が周りにいない。
どこに何時に集合か聞いていない。
誰か声ぐらいかけてくれれば良いのに。。。。
2人組みを見つけ、
一緒にツアー用のバスまで戻る。
我々が最後。
その後は空港近くにある、
郊外のホテルへ。
ツアーは宿探しをしなくても良いので楽。
部屋でゆっくりすることもなく食事。
バスに乗りどこかに出かける。
着いたところは郊外にある2階建て木造家屋。
外観からは食堂には見えない。
村の集会所といった感じ。
村の長老と思われるおばあちゃんが、
一人一人にマフラーみたいな布を首に掛けてくれ、
歓迎してくれる。
チベット族の村なのだろう。
2階に案内されると、
そこは広間があり、
それを囲むように、
大学の大講義室にあるような、
長机とベンチがある。
客はわしらのツアー客だけでなく、
数団体が一緒。
200人ぐらい入るだろうか。
わしは一番後ろの端に座っていると、
バスの中で通訳をしてくれた学生とは違うグループの女子学生が隣に座る。
この子も英語を喋る。
数人の男性も仲間。
まずバター茶が振舞われる。
独特な味わい。
初めて飲んだ。
そして、チーズ。
塩辛い。
癖がある。
麦焦がし。
口に含むと、咳き込む。
(今少し調べると、チベット族の主食で、
どうもバター茶を加え捏ねて食べるらしい)
徳利みたいな焼き物には酒が入っている。
白酒みたいな焼酎で、
結構強い。
お猪口に注ぎ、
「カンペイ」と学生たちと乾杯しながらグイグイと飲む。
子牛の丸焼きが出てくる。
バスの中で、
鷹が何かを説明したと思えば、
皆からお金を徴収し始めた。
学生に聞くと、
特別に牛肉料理を食べたいなら追加料金が必要らしい。
80元もするが、
皆払っているので、
嫌とは言える状況ではない
その料理だ。
味付けされてない肉の塊。
机に用意されている調味料をつけて食べるが、
そんなに美味しいものでない。
今、思えば牛ではないのかもしれないな~。
広間では、
民族衣装を纏ったチベット族の伝統的な歌や踊りが繰り広げられる。
毎日大勢の観光客を迎え入れているのだろう。
慣れたもので、
会場は多いに盛り上がる。
乗りの良い客は一緒に踊っているので、
わしも学生を誘い参加。
我々と同じツアー客のキャバ嬢も踊っていたので、
一緒に盛り上がる。
飲んで食って踊って鑑賞して、
なかなか面白い。
一人旅ではこんな体験はまずできない。
こんな所があることすら分からないだろう。
バスで宿に帰ると、
鷹が明朝は6時だと言う。
早。。。。
女子学生は酔っていて、
彼氏に抱きつきキスをしている。
ええなーーーー。
宿の周りには何もない。
ツインの部屋で一人就寝。
2011年07月28日
雲南省旅行記その7
ツアー一日目。その一。
早朝、集合場所の古城入り口に行く。
中型の車が来ると聞いていたが、
それらしい車はない。
名簿を見ながら、
人を探している人が数人いる。
その一人に契約書を見せて、
確認をしてもらう。
名簿にわしの名を見つけ一安心。
ぞろぞろと、その人について行くと、
駐車場に結構大きいバスが待機していて、
既に何人かは乗り込んでいる。
参加者は30名ぐらい。
若者のグループが多い。
他には、
親子3人、
女性3人とオヤジ2人のグループ。
一人参加はわしだけ。
添乗員は先ほどの人で、
色黒で長髪。
加藤鷹そっくり。
バスは郊外のホテルに寄り、
2人を乗せて、
西へ向かう。
鷹はマイクを持ち、
名口調で喋る喋る。
もちろん何を言っているか全く分からない。
うるさい!!
郊外に出ればすぐに山中に入る。
ぽつぽつと集落が確認できる。
この集落が興味深い。
纏まって農家が建てられ、
外観は古城の家と似ている。
瓦の形状も同じ。
この集落は実際に農民が住んでいるので、
生活感があり、
農民の日常があるだろう。
こういう集落を訪問して、
調査すると面白いと思う。
ガイド券運転手を雇えば、
そんなに難しいことではないだろう。
京都駅や梅田スカイタワーを設計した原広司は、
世界の集落を研究したことで有名。
こういう伝統的な建物には、
必然的な美しさがある。
バスは景勝地に到着。
ほとんどのツアーで組み込まれているのだろう、
多くの観光バスが停まっている。
鷹は学生に、わしに通訳するよう頼む。
すると「11時にバスに帰ること」と、
学校で習うような正しい英語で説明してくれる。
何だ英語喋れるんだ~。。。。
若者は学校で英語を習っているのだろう。
(帰ってきて少し調べると、昔は学校で習う第二言語はロシア語だったらしい)
峡谷。
山深い谷に川が流れている。
階段で下りることが出来、
川の近くまで行けるようになっている。
確かに凄い急流で、
吸い込まれそう。
まあ、それだけ。
下りは良いが上がりは辛い。
次いで昼食。
円卓に10人ほど一緒に座る。
ふざけたり、いちゃついたりして楽しそう。
一人は辛い。
野菜炒めとか野菜の煮付けとか、
野菜料理が多い。
一品で色々な種類の食材を使うことは少ない。
食べきれないほど、
どんどん料理が出てくる。
皆、食い散らかして出ていく。
勿体無いので、
わしは一人最後まで残って食べるが、
多くの料理が残る。
《ここで食事事情》
本場はやはり「餃子の王将」とは違う。
主食は米。
タイ米に近いように感じる。
茶碗によそい箸で食べる。
茶碗に口を付けてかきこんでも大丈夫。
タイではスプーンとフォーク。
やはり、わしは箸でかき込む方が美味しく感じる。
中華は大勢で食べる料理だと思う。
とにかくメニューが豊富。
多くの食堂では店内に食材が置いてあり、
それらを見ながら注文する人も。
炒菜を頼むと、
ニンニクと調味料だけで、
他には何も入っていない。
肉料理を頼むと、
どーんと肉がくる。
少しずつ色々な物を食べたいのだか、
そういうわけにいかない。
なので、一人だとついついラーメン屋みたいなところに入ってしまう。
麺類も豊富。
そこら辺にあるラーメン屋でも、
注文を受けてから、
繰り返し両手を広げ、
麺を伸ばして細くしてから茹でたりする。
その辺のにーちゃんが、
そんな技術を持っているのだ。
麺があれだけ伸びるということは、
水分が多いのだろう。
それが原因かどうか分からないが、
麺に腰がないのが残念。
まあ、好みの違いだろう。
ツアーで一緒に食事をしてもそうだし、
食堂で隣のテーブルで食べてるグループを見ても思うが、
多くの料理を並べ、
食べ物を平気で残す。
勿体無いという気持ちがない。
全部食べてしまうと、
足りないということになるので、
残すのが礼儀だと聞いたことがあるが、
本当にそんな感じ。
タイでも残す人は多いが中国の方が顕著。
マナーと言えば、
皆平気で食い散らかす。
平気で床に捨てる。
テーブルを汚す。
食べ終わった後は、
凄いことになっている。。。
それに、立ち食いも目立つ。
文化の違いなのだろう。
町に食堂は多いし、
メニューも豊富で美味しい。
マナーを気にすることもない。
日本人には良いところだと思う。
話を戻す。
バスは更に西へ向かう。
鷹の喋りで目が覚める。
山々に囲まれ、草原が広がり、
川が流れている。
土手がなく表層を流れているようで、
美しい。
シャングリラに入った模様だ。
早朝、集合場所の古城入り口に行く。
中型の車が来ると聞いていたが、
それらしい車はない。
名簿を見ながら、
人を探している人が数人いる。
その一人に契約書を見せて、
確認をしてもらう。
名簿にわしの名を見つけ一安心。
ぞろぞろと、その人について行くと、
駐車場に結構大きいバスが待機していて、
既に何人かは乗り込んでいる。
参加者は30名ぐらい。
若者のグループが多い。
他には、
親子3人、
女性3人とオヤジ2人のグループ。
一人参加はわしだけ。
添乗員は先ほどの人で、
色黒で長髪。
加藤鷹そっくり。
バスは郊外のホテルに寄り、
2人を乗せて、
西へ向かう。
鷹はマイクを持ち、
名口調で喋る喋る。
もちろん何を言っているか全く分からない。
うるさい!!
郊外に出ればすぐに山中に入る。
ぽつぽつと集落が確認できる。
この集落が興味深い。
纏まって農家が建てられ、
外観は古城の家と似ている。
瓦の形状も同じ。
この集落は実際に農民が住んでいるので、
生活感があり、
農民の日常があるだろう。
こういう集落を訪問して、
調査すると面白いと思う。
ガイド券運転手を雇えば、
そんなに難しいことではないだろう。
京都駅や梅田スカイタワーを設計した原広司は、
世界の集落を研究したことで有名。
こういう伝統的な建物には、
必然的な美しさがある。
バスは景勝地に到着。
ほとんどのツアーで組み込まれているのだろう、
多くの観光バスが停まっている。
鷹は学生に、わしに通訳するよう頼む。
すると「11時にバスに帰ること」と、
学校で習うような正しい英語で説明してくれる。
何だ英語喋れるんだ~。。。。
若者は学校で英語を習っているのだろう。
(帰ってきて少し調べると、昔は学校で習う第二言語はロシア語だったらしい)
峡谷。
山深い谷に川が流れている。
階段で下りることが出来、
川の近くまで行けるようになっている。
確かに凄い急流で、
吸い込まれそう。
まあ、それだけ。
下りは良いが上がりは辛い。
次いで昼食。
円卓に10人ほど一緒に座る。
ふざけたり、いちゃついたりして楽しそう。
一人は辛い。
野菜炒めとか野菜の煮付けとか、
野菜料理が多い。
一品で色々な種類の食材を使うことは少ない。
食べきれないほど、
どんどん料理が出てくる。
皆、食い散らかして出ていく。
勿体無いので、
わしは一人最後まで残って食べるが、
多くの料理が残る。
《ここで食事事情》
本場はやはり「餃子の王将」とは違う。
主食は米。
タイ米に近いように感じる。
茶碗によそい箸で食べる。
茶碗に口を付けてかきこんでも大丈夫。
タイではスプーンとフォーク。
やはり、わしは箸でかき込む方が美味しく感じる。
中華は大勢で食べる料理だと思う。
とにかくメニューが豊富。
多くの食堂では店内に食材が置いてあり、
それらを見ながら注文する人も。
炒菜を頼むと、
ニンニクと調味料だけで、
他には何も入っていない。
肉料理を頼むと、
どーんと肉がくる。
少しずつ色々な物を食べたいのだか、
そういうわけにいかない。
なので、一人だとついついラーメン屋みたいなところに入ってしまう。
麺類も豊富。
そこら辺にあるラーメン屋でも、
注文を受けてから、
繰り返し両手を広げ、
麺を伸ばして細くしてから茹でたりする。
その辺のにーちゃんが、
そんな技術を持っているのだ。
麺があれだけ伸びるということは、
水分が多いのだろう。
それが原因かどうか分からないが、
麺に腰がないのが残念。
まあ、好みの違いだろう。
ツアーで一緒に食事をしてもそうだし、
食堂で隣のテーブルで食べてるグループを見ても思うが、
多くの料理を並べ、
食べ物を平気で残す。
勿体無いという気持ちがない。
全部食べてしまうと、
足りないということになるので、
残すのが礼儀だと聞いたことがあるが、
本当にそんな感じ。
タイでも残す人は多いが中国の方が顕著。
マナーと言えば、
皆平気で食い散らかす。
平気で床に捨てる。
テーブルを汚す。
食べ終わった後は、
凄いことになっている。。。
それに、立ち食いも目立つ。
文化の違いなのだろう。
町に食堂は多いし、
メニューも豊富で美味しい。
マナーを気にすることもない。
日本人には良いところだと思う。
話を戻す。
バスは更に西へ向かう。
鷹の喋りで目が覚める。
山々に囲まれ、草原が広がり、
川が流れている。
土手がなく表層を流れているようで、
美しい。
シャングリラに入った模様だ。
2011年07月26日
雲南省旅行記その6
麗江2日目
四方街と呼ばれる広場が古城の中心。
ここには色々な人が集まる。
朝は鷹を腕にとまらせたオヤジ。
昼になれば馬を連れたオヤジ。
夕方になるとカメラを首に掛けたオヤジ。
鷹と一緒に写真を撮ったり、
馬に乗って辺りを一周したり、
夜のロマンチックな写真を撮ったりする、
観光客を相手にした人たちだ。
時間になれば、
民族衣装を着たナシ族のお年寄りが、
輪になって盆踊りみたいな踊りが始まる。
観光客も一緒に踊り出す。
観光を振興するための演出だろう。
わしもいつの間にかここに戻っていて、
ベンチに座り、
本を読んだり、人間観察をしたりして過ごす。
多くの観光客はカメラを片手にしている。
カメラマン気取りでカメラを構えている人も多い。
わしは、皆で楽しく記念撮影をすることは良いことだと思うが、
普通の人がこういう所で、
風景写真に熱中することは余り良いことだと思わない。
余計なことは考えず、
感受性に任せる方が良い。
その方が色々なものが見えてくる。
カメラを構えるとどうしても、
写真写りの良いアングルを探してしまう。
それは邪見ではないかと思う。
映像では残っても記憶には残り難いと思う。
写真よりスケッチの方が良い。
描写するためには、
細かいところまで見る必要があるので、
色々な発見がある。
ただ、スケッチの欠点は恥ずかしいこと。
覗いてくる人が多い。
わしはスケッチブックを2冊持参していた。
わしは自慢ではないが早い。
すぐに終わってしまう。
シコシコとかき、
さっさと仕舞う。
古城を離れ、市街地に行ってみる。
古城に似合わず近代的な都会で驚く。
古城だけ観光化された別世界と考えることも出来る。
歩いていると突然、銅像が現れる。
その人は、
毛沢東。
権力者は好きですね~こういうのが。
特に左傾している人は。。。。
もうすぐ、補正予算に盛り込まれるかもしれない。
歴史に残るペテン師の銅像費用が。。。。。
銅像の道路を挟んで向かい側には麗江文化会館がある。
シンメトリーでいかにも権力を象徴しているような建築物。
公共建築はこういうデザインのものが多い。
《ここで経済考察》
中国は急激な経済成長を遂げ、
沿岸部と内陸部は格差がある、
というイメージがあったので、
雲南省の各都市は、
現代的な建築物と伝統ある町並みが二分し、
経済的にはまだまだ貧しく、
そんなに開発されていないと漠然と思っていた。
しかし、昆明は人口600万人を超える大都会。
しかも、急激に発展した感じはない。
ヨーロッパの都市の様に伝統を大切にし、
歴史を感じさせる都市ではないが、
数十年間かけて出来た近代都市といった感じである。
そういう意味では日本の都市景観に似ているかもしれない。
先に書いたように公共建築はいかにも権威的であるが、
銀行やホテルなどの建築は現代的で、
日本より奇抜なものが多いぐらいだ。
麗江市も人口113万人を超えるらしい。
観光が主な産業に違いないだろうが、
それだけではなさそう。
中国人の観光客があれだけいるということは、
裕福な人がもの凄く増えているのだろう。
古城で見た背広を着た日本人のオヤジはどうみても仕事。
海から遠く離れたこんなところで、
日本企業が仕事をするとしたら、
中国国内向けと考える方が普通。
内需で十分発展しているのかもしれない。
注。。間違っていたらご指摘ください
話を戻す。
宿に戻り、
昨夜の続き、
ツアーについて話す。
宿の人は親身になって聞いてくれ、
電話でツアー会社の英語が少し話せる人を呼んでくれた。
希望は一泊二日のツアー。
詳細には拘らない、
適当に選び、
申し込みをする。
一人で参加するので、
宿代が50元アップして、
ツアー料金は合計530元。
移動代、食事、宿、ロープウェイ、参観料込み。
麗江より西へは行く気がなかったので、
予備知識は全くと言っていい程ない。
明朝は7時に集合というので、
早目に就寝。
さて、どんな旅になるのだろう。。。。
四方街と呼ばれる広場が古城の中心。
ここには色々な人が集まる。
朝は鷹を腕にとまらせたオヤジ。
昼になれば馬を連れたオヤジ。
夕方になるとカメラを首に掛けたオヤジ。
鷹と一緒に写真を撮ったり、
馬に乗って辺りを一周したり、
夜のロマンチックな写真を撮ったりする、
観光客を相手にした人たちだ。
時間になれば、
民族衣装を着たナシ族のお年寄りが、
輪になって盆踊りみたいな踊りが始まる。
観光客も一緒に踊り出す。
観光を振興するための演出だろう。
わしもいつの間にかここに戻っていて、
ベンチに座り、
本を読んだり、人間観察をしたりして過ごす。
多くの観光客はカメラを片手にしている。
カメラマン気取りでカメラを構えている人も多い。
わしは、皆で楽しく記念撮影をすることは良いことだと思うが、
普通の人がこういう所で、
風景写真に熱中することは余り良いことだと思わない。
余計なことは考えず、
感受性に任せる方が良い。
その方が色々なものが見えてくる。
カメラを構えるとどうしても、
写真写りの良いアングルを探してしまう。
それは邪見ではないかと思う。
映像では残っても記憶には残り難いと思う。
写真よりスケッチの方が良い。
描写するためには、
細かいところまで見る必要があるので、
色々な発見がある。
ただ、スケッチの欠点は恥ずかしいこと。
覗いてくる人が多い。
わしはスケッチブックを2冊持参していた。
わしは自慢ではないが早い。
すぐに終わってしまう。
シコシコとかき、
さっさと仕舞う。
古城を離れ、市街地に行ってみる。
古城に似合わず近代的な都会で驚く。
古城だけ観光化された別世界と考えることも出来る。
歩いていると突然、銅像が現れる。
その人は、
毛沢東。
権力者は好きですね~こういうのが。
特に左傾している人は。。。。
もうすぐ、補正予算に盛り込まれるかもしれない。
歴史に残るペテン師の銅像費用が。。。。。
銅像の道路を挟んで向かい側には麗江文化会館がある。
シンメトリーでいかにも権力を象徴しているような建築物。
公共建築はこういうデザインのものが多い。
《ここで経済考察》
中国は急激な経済成長を遂げ、
沿岸部と内陸部は格差がある、
というイメージがあったので、
雲南省の各都市は、
現代的な建築物と伝統ある町並みが二分し、
経済的にはまだまだ貧しく、
そんなに開発されていないと漠然と思っていた。
しかし、昆明は人口600万人を超える大都会。
しかも、急激に発展した感じはない。
ヨーロッパの都市の様に伝統を大切にし、
歴史を感じさせる都市ではないが、
数十年間かけて出来た近代都市といった感じである。
そういう意味では日本の都市景観に似ているかもしれない。
先に書いたように公共建築はいかにも権威的であるが、
銀行やホテルなどの建築は現代的で、
日本より奇抜なものが多いぐらいだ。
麗江市も人口113万人を超えるらしい。
観光が主な産業に違いないだろうが、
それだけではなさそう。
中国人の観光客があれだけいるということは、
裕福な人がもの凄く増えているのだろう。
古城で見た背広を着た日本人のオヤジはどうみても仕事。
海から遠く離れたこんなところで、
日本企業が仕事をするとしたら、
中国国内向けと考える方が普通。
内需で十分発展しているのかもしれない。
注。。間違っていたらご指摘ください
話を戻す。
宿に戻り、
昨夜の続き、
ツアーについて話す。
宿の人は親身になって聞いてくれ、
電話でツアー会社の英語が少し話せる人を呼んでくれた。
希望は一泊二日のツアー。
詳細には拘らない、
適当に選び、
申し込みをする。
一人で参加するので、
宿代が50元アップして、
ツアー料金は合計530元。
移動代、食事、宿、ロープウェイ、参観料込み。
麗江より西へは行く気がなかったので、
予備知識は全くと言っていい程ない。
明朝は7時に集合というので、
早目に就寝。
さて、どんな旅になるのだろう。。。。
2011年07月25日
雲南省旅行記その5
麗江一日目。
6時前に到着。
まだ暗い。
国内時差がないので、
この辺りでは、
夜は8時ごろまで明るいが、
朝は遅い。
オージーが古城まで一緒に行こうと言う。
わしは英語が苦手で、
オヤジと話すこともないが、
断る理由もない。
付いて行くことに。
駅には多くのワンボックスが待っていて、
観光客を相乗りして、
目的地まで連れて行ってくれる。
一人10元。
KKFで朝食。
オージーが奥さんの写真を見せてくれる。
若いて可愛い。
年齢差30近いのではないだろうか。
。。。。。
オージーと別れ、
わしは古城に足を踏み入れる。
瓦に特徴のある木造建築が軒を連ね、
狭い石畳の路地が迷路のように入り組んでいる。
水路が張り巡らされ、
柳の木と調和している。
早朝の古城はしっとりとしていて幻想的。
古城と言っても、
日本の城下町みたいな感じではない。
ウィキペディアによると、
中国では「城」という文字の本来の意味は防塁・城壁そのものを指していたが、後に城壁で囲まれた内部をも含むようになり、内城を「城」、外城を「郭」といった。
つまり中国で古城とは城郭都市のことらしい。
ただし麗江古城には城壁はない。
他に例が無いらしいが、
それでも古城と言えるのかな。
英語ではOld Town of Lijiang
麗江古城についてはこちらを参照。
http://japanese.cri.cn/chinaabc/chapter22/chapter220105.htm
思ったより広い。
路地は真っ直ぐでない場合が多く、
奥の建物になるほど正面を見せながら、
対面の建物に隠れて見えなくなる。
ついつい先に進みたくなる。
ぶらついていると、
方向感覚が狂い、
自分が何処にいるのか、
分からなくなり、
夢の中に迷い込んだような錯覚に陥る。
それでも、まだ見ぬ風景を求めて彷っていると、
いつの間にか見たことのある風景に出くわす。
先のところへ戻ってきているのだ。
坂道を上る。
いつしか公園の入り口。
丘の上から古城の全貌が見渡せる。
瓦屋根が敷き詰められているようだ。
曇っていたが、
遠方には山々が連なる。
絵になる景色だ。
瓦の特徴は、
棟や傍軒の先。
瓦を重ね、
天に向かってそそり立っている。
瓦の拭き方はよく統一されているが、
それ以外は結構まちまち。
壁の仕上げもレンガや土壁に漆喰、タイル、石などあるし、
2階建てが多いが軒高さは揃っていない。
屋根は切り妻がほとんどだが、
平入りが多いが妻入りも見られる。
でも、それらが単調になるのを防ぎ、
多様で変化のある空間を創りだしている。
家と家の間の収まりも面白い。
隙間が開いたままにしているところはない。
路地側は土壁やレンガで間を塞いでいる。
引っ付けて建てている場合もある。
その事で、連続性と一体感が増し、
より趣きのある町並みになっているように思う。
「火事 と喧嘩は江戸の花」
木造家屋が密集しているここ麗江も、
大火が一番の心配事だったに違いない。
家と家との隙間の収まりは、
延焼防止の役割も考えられているのかもしれない
古城内には新しいデザインの建物はない。
よって、昔の風情をよく残してはいるが、
ほとんどが観光客相手の食堂、ホテル、売店、みやげ物屋など。
勿論、昔の雰囲気とは大分違うだろう。
改修をしている建物も結構あったが、
わざと古く見せかけて、
造っているように感じた。
世界遺産なので規制があるのかもしれない。
古城の中は凄い人。
観光客であふれている。
そのほとんどが中国人。
欧米人にたまに出会うぐらい。
これだけ中国人の観光客が多く、
外国人が少なければ、
外人相手の商売をしなくても成り立つだろう。
外人慣れしてない人が多いのも分かる。
大きいリュックサックを背負い、
ヨレヨレの服を着て歩いている日本人を見かけない。
今時バックバッカーは流行らないのだろうか。
考えてみれば、
ここ雲南省は日本から遠い。
ここより近い観光地は多い。
わざわざ、ここまで来る人は、
何度も中国旅行をしているか、
中国を横断して、
ラオスかチベットに行こうとしている人ぐらいか。
結局、4日間麗江に居たが、
日本人と分かったのは、
70歳ぐらいのおばさん2人と、
電通のジャンバーを着ている通訳を連れた、
脂ぎった背広オヤジ2人だけ。
ガイドブックを見せてもらうことは出来なかった。
歩き廻る目的の一つは宿探し。
古城内にも宿は多い。
気になる宿があると値段を聞く。
100元から200元ぐらい。
観光地なので高い。
80元以下の宿を考えていたが、
100元までと思い直す。
そして、入った宿は、
狭い坂道に面したこぢんまりとた宿で、
入り口から中に入ると、
そこは中庭に面した客間みたいなロビー。
下階と上階に客室がある。
つまり入り口は2階。
お茶を飲んでいる太めのおばちゃんがいる。
おばちゃんと書いたが年齢不詳、
おねーさんにも見える。
場末のスナックにいるママさんといった感じ。
ママさんは愛想が良く、
頼みのしないのに部屋を案内してくれる。
今までにない対応だ。
部屋はトイレシャワーつきで100元。
悪くない。ここに決定。
荷物を置き、
食事に出かける。
夜の古城はロマンチックだけあって
一人ではめっちゃ寂しい。
それに高い。
ビール一本が15元ぐらいする。
スーパーでビールを買い、
外で飲む。
寂しい。
古城内にはバーもあり、
ステージで踊っていたり、
ショーがなされていたりして、
若者で大盛り上がり。
オヤジ一人ではついていけない。
宿に帰り、
棚にビールがあったので、
ここで飲むことに。
ここは一本4元と安い。
ママさんと椅子を並べ、
しっとりとグラスを傾ける。
窓からは麗江の特徴のある瓦屋根が、
重なるように見える。
良い雰囲気だ。
いつしか見つめ合い、
手に取って、
筆談。
そして。。。。。
パソコンの翻訳機能を使って会話。
次の旅先についての話になる。
このホテルでもツアーの仲介をしてくれる様だ。
パンフレットを見ていると、
シャングリアに行っても良いかな、という気持ちになる。
ただ、ツアーとなると同行するのは、
アベックとか団体の中国人になるだろう。
わし一人で参加して楽しめるだろうか。
今まで一人旅でツアーに参加したことはほとんどない。
どうしようか。
気が付けばもう遅い。
ママさんが電気を消す。
。。。。。。
早く部屋へ帰れ!!ということらしい。
6時前に到着。
まだ暗い。
国内時差がないので、
この辺りでは、
夜は8時ごろまで明るいが、
朝は遅い。
オージーが古城まで一緒に行こうと言う。
わしは英語が苦手で、
オヤジと話すこともないが、
断る理由もない。
付いて行くことに。
駅には多くのワンボックスが待っていて、
観光客を相乗りして、
目的地まで連れて行ってくれる。
一人10元。
KKFで朝食。
オージーが奥さんの写真を見せてくれる。
若いて可愛い。
年齢差30近いのではないだろうか。
。。。。。
オージーと別れ、
わしは古城に足を踏み入れる。
瓦に特徴のある木造建築が軒を連ね、
狭い石畳の路地が迷路のように入り組んでいる。
水路が張り巡らされ、
柳の木と調和している。
早朝の古城はしっとりとしていて幻想的。
古城と言っても、
日本の城下町みたいな感じではない。
ウィキペディアによると、
中国では「城」という文字の本来の意味は防塁・城壁そのものを指していたが、後に城壁で囲まれた内部をも含むようになり、内城を「城」、外城を「郭」といった。
つまり中国で古城とは城郭都市のことらしい。
ただし麗江古城には城壁はない。
他に例が無いらしいが、
それでも古城と言えるのかな。
英語ではOld Town of Lijiang
麗江古城についてはこちらを参照。
http://japanese.cri.cn/chinaabc/chapter22/chapter220105.htm
思ったより広い。
路地は真っ直ぐでない場合が多く、
奥の建物になるほど正面を見せながら、
対面の建物に隠れて見えなくなる。
ついつい先に進みたくなる。
ぶらついていると、
方向感覚が狂い、
自分が何処にいるのか、
分からなくなり、
夢の中に迷い込んだような錯覚に陥る。
それでも、まだ見ぬ風景を求めて彷っていると、
いつの間にか見たことのある風景に出くわす。
先のところへ戻ってきているのだ。
坂道を上る。
いつしか公園の入り口。
丘の上から古城の全貌が見渡せる。
瓦屋根が敷き詰められているようだ。
曇っていたが、
遠方には山々が連なる。
絵になる景色だ。
瓦の特徴は、
棟や傍軒の先。
瓦を重ね、
天に向かってそそり立っている。
瓦の拭き方はよく統一されているが、
それ以外は結構まちまち。
壁の仕上げもレンガや土壁に漆喰、タイル、石などあるし、
2階建てが多いが軒高さは揃っていない。
屋根は切り妻がほとんどだが、
平入りが多いが妻入りも見られる。
でも、それらが単調になるのを防ぎ、
多様で変化のある空間を創りだしている。
家と家の間の収まりも面白い。
隙間が開いたままにしているところはない。
路地側は土壁やレンガで間を塞いでいる。
引っ付けて建てている場合もある。
その事で、連続性と一体感が増し、
より趣きのある町並みになっているように思う。
「火事 と喧嘩は江戸の花」
木造家屋が密集しているここ麗江も、
大火が一番の心配事だったに違いない。
家と家との隙間の収まりは、
延焼防止の役割も考えられているのかもしれない
古城内には新しいデザインの建物はない。
よって、昔の風情をよく残してはいるが、
ほとんどが観光客相手の食堂、ホテル、売店、みやげ物屋など。
勿論、昔の雰囲気とは大分違うだろう。
改修をしている建物も結構あったが、
わざと古く見せかけて、
造っているように感じた。
世界遺産なので規制があるのかもしれない。
古城の中は凄い人。
観光客であふれている。
そのほとんどが中国人。
欧米人にたまに出会うぐらい。
これだけ中国人の観光客が多く、
外国人が少なければ、
外人相手の商売をしなくても成り立つだろう。
外人慣れしてない人が多いのも分かる。
大きいリュックサックを背負い、
ヨレヨレの服を着て歩いている日本人を見かけない。
今時バックバッカーは流行らないのだろうか。
考えてみれば、
ここ雲南省は日本から遠い。
ここより近い観光地は多い。
わざわざ、ここまで来る人は、
何度も中国旅行をしているか、
中国を横断して、
ラオスかチベットに行こうとしている人ぐらいか。
結局、4日間麗江に居たが、
日本人と分かったのは、
70歳ぐらいのおばさん2人と、
電通のジャンバーを着ている通訳を連れた、
脂ぎった背広オヤジ2人だけ。
ガイドブックを見せてもらうことは出来なかった。
歩き廻る目的の一つは宿探し。
古城内にも宿は多い。
気になる宿があると値段を聞く。
100元から200元ぐらい。
観光地なので高い。
80元以下の宿を考えていたが、
100元までと思い直す。
そして、入った宿は、
狭い坂道に面したこぢんまりとた宿で、
入り口から中に入ると、
そこは中庭に面した客間みたいなロビー。
下階と上階に客室がある。
つまり入り口は2階。
お茶を飲んでいる太めのおばちゃんがいる。
おばちゃんと書いたが年齢不詳、
おねーさんにも見える。
場末のスナックにいるママさんといった感じ。
ママさんは愛想が良く、
頼みのしないのに部屋を案内してくれる。
今までにない対応だ。
部屋はトイレシャワーつきで100元。
悪くない。ここに決定。
荷物を置き、
食事に出かける。
夜の古城はロマンチックだけあって
一人ではめっちゃ寂しい。
それに高い。
ビール一本が15元ぐらいする。
スーパーでビールを買い、
外で飲む。
寂しい。
古城内にはバーもあり、
ステージで踊っていたり、
ショーがなされていたりして、
若者で大盛り上がり。
オヤジ一人ではついていけない。
宿に帰り、
棚にビールがあったので、
ここで飲むことに。
ここは一本4元と安い。
ママさんと椅子を並べ、
しっとりとグラスを傾ける。
窓からは麗江の特徴のある瓦屋根が、
重なるように見える。
良い雰囲気だ。
いつしか見つめ合い、
手に取って、
筆談。
そして。。。。。
パソコンの翻訳機能を使って会話。
次の旅先についての話になる。
このホテルでもツアーの仲介をしてくれる様だ。
パンフレットを見ていると、
シャングリアに行っても良いかな、という気持ちになる。
ただ、ツアーとなると同行するのは、
アベックとか団体の中国人になるだろう。
わし一人で参加して楽しめるだろうか。
今まで一人旅でツアーに参加したことはほとんどない。
どうしようか。
気が付けばもう遅い。
ママさんが電気を消す。
。。。。。。
早く部屋へ帰れ!!ということらしい。
2011年07月23日
雲南省旅行記その4
昆明4日目。
昼前にチェックアウト。
フロントのねーちゃんに、
大理行きの方法を聞くと、
バスターミナルまでの路線バスの番号を教えてくれる。
どうも西の方にあるバスターミナルから出ているようだ。
やはり列車の方が良い。
駅に切符を買いに行く。
チケット売り場へ入ると、
人でいっぱい。
窓口は20ぐらいある。
学生と一般に別れているようだ。
それぞれの窓口に人がずらっと並んでいる。
切符の買い方が分からない。
ぼーと立って電光掲示板を見ると、
列車番号、行き先、発車時間などが表示されている。
それを見れば、座席別に一週間分の空席状況が分かる。
どの列車にしようか観察していると、
おばさんが近づいてくる。
誰だろ?と思いながらも筆談で
これは寝台か座席かなど情報収集。
するとこのおばさん、
麗江行きの切符を持ってきた。
値段を聞くと、
200元。
切符には145元(ぐらい)
ダブ屋か。
ダブ屋がいるということは、
今日の席は確保するのが難しいのだろうか。
まあ、無かったら明日にするだけ。
乗りたい列車の番号と行き先、切符の枚数などを紙に書き、
列に並ぶ。
30分ほどでわしの番。
紙を差し出す。
切符売り場のおばちゃんは、
すぐに分かってくれ、
無事に切符をゲット。
日本人だからこそ、この手が使えるが、
漢字が全く分からない外人はどうしているのだろうか。
列車は20時発、
全席寝台で、
値段は107元。
移動と宿泊を兼ねて、この値段はお得。
時刻表には載っていない列車番号だったので、
臨時列車だったのかもしれない。
その後は出発時間まで時間つぶし。
ネットショップを見つけたので入って見る。
凄く広い店で200席はある。
最初に10元を払ったがシステムは分からない。
店員に聞きながら何とかできるように。
メールのチャック。
しかし、日本語入力ができない。
勝手に言語設定で日本語を追加するが、
ひらがな入力が出来ない。
仕方ないので、
ユーチューブやニコ動でも見ようかと思うが、
それも繋がらない。
規制されているのかもしれない。
タバコ臭いし、
中国まで来てパソコンをするのも勿体無い
1時間ぐらいで退出。
《ここで、タバコ事情》
たばこを吸う人は多い。
室内でも平気で吸う。
臭い臭い。
タイでは室内でたばこを吸う人はまずいないので、
最近は特に敏感になっている。
たばこを勧められたことも、
何度もあったので、
タバコを吸わない人の方が少ないのかもしれない。
長さ50cm~1m以上の大きな円筒に口を付けて吸っている人をよく見かける。
最初は水煙草かと思ったが、
下の方にちんこのような紙煙草が刺さっている。
キセルか?
どんな味になるのだろう。
話を戻す。
出発時間までは時間がある。
食堂を梯子してビールを飲む。
1時間ぐらい前に駅に行く。
構内に入るのに、
荷物をX線に通す必要がある。
待合室も改札も空港に近い。
売店で竹に入った酒を購入。
列車に乗り込む。
何両あるか数えてはないが、
凄く長い。
コンパートメントで、
向かい合って3段ベッドが固定されている。
わしの席は1段目。
向かいの席は、
白人のオヤジ。
中国人女性と結婚して、
中国に住んでいるオーストラリア人で、
喫茶店を経営したり、
英語を教えたり、
物書きをしているらしい。
オージーと酒を飲んでいると、
いつの間にか夢の中。
夜行なので、
車窓からの風景が見られないのは残念だが
安いし寝心地も悪くない。
それにしても500kmぐらいなのに、
所要時間が9時間以上。
遅。。。。。
昼前にチェックアウト。
フロントのねーちゃんに、
大理行きの方法を聞くと、
バスターミナルまでの路線バスの番号を教えてくれる。
どうも西の方にあるバスターミナルから出ているようだ。
やはり列車の方が良い。
駅に切符を買いに行く。
チケット売り場へ入ると、
人でいっぱい。
窓口は20ぐらいある。
学生と一般に別れているようだ。
それぞれの窓口に人がずらっと並んでいる。
切符の買い方が分からない。
ぼーと立って電光掲示板を見ると、
列車番号、行き先、発車時間などが表示されている。
それを見れば、座席別に一週間分の空席状況が分かる。
どの列車にしようか観察していると、
おばさんが近づいてくる。
誰だろ?と思いながらも筆談で
これは寝台か座席かなど情報収集。
するとこのおばさん、
麗江行きの切符を持ってきた。
値段を聞くと、
200元。
切符には145元(ぐらい)
ダブ屋か。
ダブ屋がいるということは、
今日の席は確保するのが難しいのだろうか。
まあ、無かったら明日にするだけ。
乗りたい列車の番号と行き先、切符の枚数などを紙に書き、
列に並ぶ。
30分ほどでわしの番。
紙を差し出す。
切符売り場のおばちゃんは、
すぐに分かってくれ、
無事に切符をゲット。
日本人だからこそ、この手が使えるが、
漢字が全く分からない外人はどうしているのだろうか。
列車は20時発、
全席寝台で、
値段は107元。
移動と宿泊を兼ねて、この値段はお得。
時刻表には載っていない列車番号だったので、
臨時列車だったのかもしれない。
その後は出発時間まで時間つぶし。
ネットショップを見つけたので入って見る。
凄く広い店で200席はある。
最初に10元を払ったがシステムは分からない。
店員に聞きながら何とかできるように。
メールのチャック。
しかし、日本語入力ができない。
勝手に言語設定で日本語を追加するが、
ひらがな入力が出来ない。
仕方ないので、
ユーチューブやニコ動でも見ようかと思うが、
それも繋がらない。
規制されているのかもしれない。
タバコ臭いし、
中国まで来てパソコンをするのも勿体無い
1時間ぐらいで退出。
《ここで、タバコ事情》
たばこを吸う人は多い。
室内でも平気で吸う。
臭い臭い。
タイでは室内でたばこを吸う人はまずいないので、
最近は特に敏感になっている。
たばこを勧められたことも、
何度もあったので、
タバコを吸わない人の方が少ないのかもしれない。
長さ50cm~1m以上の大きな円筒に口を付けて吸っている人をよく見かける。
最初は水煙草かと思ったが、
下の方にちんこのような紙煙草が刺さっている。
キセルか?
どんな味になるのだろう。
話を戻す。
出発時間までは時間がある。
食堂を梯子してビールを飲む。
1時間ぐらい前に駅に行く。
構内に入るのに、
荷物をX線に通す必要がある。
待合室も改札も空港に近い。
売店で竹に入った酒を購入。
列車に乗り込む。
何両あるか数えてはないが、
凄く長い。
コンパートメントで、
向かい合って3段ベッドが固定されている。
わしの席は1段目。
向かいの席は、
白人のオヤジ。
中国人女性と結婚して、
中国に住んでいるオーストラリア人で、
喫茶店を経営したり、
英語を教えたり、
物書きをしているらしい。
オージーと酒を飲んでいると、
いつの間にか夢の中。
夜行なので、
車窓からの風景が見られないのは残念だが
安いし寝心地も悪くない。
それにしても500kmぐらいなのに、
所要時間が9時間以上。
遅。。。。。
2011年07月23日
雲南省旅行記その3
昆明3日目。
朝食は昨夜買ったカップラーメン。
なかなか旨い。
わしの見た限り、
明星スーパーカップぐらいはある、
大盛りのものしか売ってない。
そういえば食堂で出てくる料理の量も多い。
当てのない旅。
焦る必要はない。
昼前までホテルでゆっくりして、
フロントで一日の延泊を伝え、
駅に向かう。
今日は移動をどうするか情報を集めるつもりだ。
街中には旅行代理店が多いが、
聞きに入っても、
中国語を話さないわしは怪訝な顔をされるだけ。
それに看板やパンフレットに書かれているのは、
ツアーか飛行機の情報。
バスや鉄道の切符は、
駅やバスターミナルで買うしかないのだろう。
途中、バスターミナルがあったので、
寄ってみる。
寄って来たおばちゃんに、
筆談で色々と聞くが、
正確な情報は分からない。
時刻表を見るも、
行きたい地名は見当たらない。
駅に向けて歩く。
駅の近くまで歩いたところで、
おばちゃんが声を掛けてくる。
今までにない展開。
何か値段を言っている。
暇なので聞いていたら、
おばちゃんは、わしが承諾したと思ったらしく
付いて来いみたいなことを言っている。
人通りの多いところなので、
危険はないと判断し付いて行くことに。
昼間だしな~?何だろう?と思いながら路地を入って行く。
おばさんは、古くてぼろいアパートの敷地に入ろうとしているので、
ここで、呼び止める。
日本人であることを打ち明ける。
紙を渡して、何をするのか書いて、とお願いすると、
おはさんはそれを断り、
自分の手に何か書く。
やはり、どうもそれらしい。
30元というので安い。
これなら、
何もしなくても良いので、
というか、何もしたくないが、
どうなるかついて行ってみるのも面白いかも、と本気で悩んだが、
まあ、色々な危険を犯しても行くこともあるまいと判断して断る。
駅周辺には何人もそれらしき女性がいて、
通る度に声を掛けてくる。
わしが聞いた限り値段は30~100元。
興味のある人は試して、
真相を報告してください。
まん丸の穴が開いた船底みたいなオブジェが建物の上に載った立派な昆明駅は、
人であふれている。
中国各地と鉄道で結ばれているようだ。
麗江行きと大理行きの時刻表を見る。
いずれも、朝出発するのが1本で夜行が2,3本しかない。
ネットで移動方法を調べている時に、
本数が少ないと思っていたが、
実際にもそうらしい。
昆明から行きたいと思っているところが麗江。
昆明から北西方向に500kmぐらい。
それに、その途中にある大理。
土建屋なら誰でも知っている大理石は、
この地で産出することにちなんでいる。
取り合えずこの2都市は行くつもりで来た。
さて、どうするか。
ビールの飲みながら考えることにして、
駅を後にする。
100均みたいな店があったので、
腕時計を購入。
確か10元。
やはり旅先では時計はあった方が便利。
先ほどのアパート辺りまで戻り、
食堂でビールを注文。
《ここで、ビール事情》
啤酒と書く。
読み方は知らん。
「中国語は話せん」と「ビール頂戴」という中国語は、
覚えて行けば良かったと後悔した。
色々と銘柄がある。
大理啤酒という銘柄があるので、
各地方それぞれに色々な銘柄があるのだろう。
味も色も薄い。
アルコール度数も低そう。
しかも、瓶の容量もまちまちで、
500mlぐらいと小さめ。
何故か冷えてない場合が多く、
棚に飾ってあるビールをそのまま取って飲むことが多い。
食堂によっては売ってないので、
ビールを飲みたいなら、
壁にポスターが貼ってあるかどうか、
棚にビールが置いてあるかどうか、
を確かめてから入らなければならない。
値段は店によってまちまち。
え、何でこんなに高いの、
という店から、
「3本飲んだよ、ホントにその値段で良いの」、という店まである。
どうも、銘柄によっても値段が大分違う模様。
ビール瓶の値段は小売で3.5~7元ぐらい。
話を戻す。
朝早く起きることは気が進まない。
宿代の節約にもなるので、
夜行で行くことにする。
だったら先に麗江まで行く方が楽。
麗江は世界遺産になっている観光地。
日本人も多いはず。
ガイドブックを読ませてもらえるかもしれない。
漠然とそう決めて、
街を散策。
不思議なのが、
やたらと成人用品と書かれた店があること。
外から覗くと大人のおもちゃや精力剤などが売っている様子。
供給が多いということは、
需要があるということだろう。
また、自動麻雀卓を売る店も多い。
麻雀をしているところは、
彼方此方で見かけた。
点棒とかは見かけなかったので、
賭博的要素はあまりないのかもしれない。
夜のことはよく覚えていない。
ビールを飲みながらメシ食って、
ホテルの部屋で飲み直したのだろう。
一人旅はメシの時が困る。
朝食は昨夜買ったカップラーメン。
なかなか旨い。
わしの見た限り、
明星スーパーカップぐらいはある、
大盛りのものしか売ってない。
そういえば食堂で出てくる料理の量も多い。
当てのない旅。
焦る必要はない。
昼前までホテルでゆっくりして、
フロントで一日の延泊を伝え、
駅に向かう。
今日は移動をどうするか情報を集めるつもりだ。
街中には旅行代理店が多いが、
聞きに入っても、
中国語を話さないわしは怪訝な顔をされるだけ。
それに看板やパンフレットに書かれているのは、
ツアーか飛行機の情報。
バスや鉄道の切符は、
駅やバスターミナルで買うしかないのだろう。
途中、バスターミナルがあったので、
寄ってみる。
寄って来たおばちゃんに、
筆談で色々と聞くが、
正確な情報は分からない。
時刻表を見るも、
行きたい地名は見当たらない。
駅に向けて歩く。
駅の近くまで歩いたところで、
おばちゃんが声を掛けてくる。
今までにない展開。
何か値段を言っている。
暇なので聞いていたら、
おばちゃんは、わしが承諾したと思ったらしく
付いて来いみたいなことを言っている。
人通りの多いところなので、
危険はないと判断し付いて行くことに。
昼間だしな~?何だろう?と思いながら路地を入って行く。
おばさんは、古くてぼろいアパートの敷地に入ろうとしているので、
ここで、呼び止める。
日本人であることを打ち明ける。
紙を渡して、何をするのか書いて、とお願いすると、
おはさんはそれを断り、
自分の手に何か書く。
やはり、どうもそれらしい。
30元というので安い。
これなら、
何もしなくても良いので、
というか、何もしたくないが、
どうなるかついて行ってみるのも面白いかも、と本気で悩んだが、
まあ、色々な危険を犯しても行くこともあるまいと判断して断る。
駅周辺には何人もそれらしき女性がいて、
通る度に声を掛けてくる。
わしが聞いた限り値段は30~100元。
興味のある人は試して、
真相を報告してください。
まん丸の穴が開いた船底みたいなオブジェが建物の上に載った立派な昆明駅は、
人であふれている。
中国各地と鉄道で結ばれているようだ。
麗江行きと大理行きの時刻表を見る。
いずれも、朝出発するのが1本で夜行が2,3本しかない。
ネットで移動方法を調べている時に、
本数が少ないと思っていたが、
実際にもそうらしい。
昆明から行きたいと思っているところが麗江。
昆明から北西方向に500kmぐらい。
それに、その途中にある大理。
土建屋なら誰でも知っている大理石は、
この地で産出することにちなんでいる。
取り合えずこの2都市は行くつもりで来た。
さて、どうするか。
ビールの飲みながら考えることにして、
駅を後にする。
100均みたいな店があったので、
腕時計を購入。
確か10元。
やはり旅先では時計はあった方が便利。
先ほどのアパート辺りまで戻り、
食堂でビールを注文。
《ここで、ビール事情》
啤酒と書く。
読み方は知らん。
「中国語は話せん」と「ビール頂戴」という中国語は、
覚えて行けば良かったと後悔した。
色々と銘柄がある。
大理啤酒という銘柄があるので、
各地方それぞれに色々な銘柄があるのだろう。
味も色も薄い。
アルコール度数も低そう。
しかも、瓶の容量もまちまちで、
500mlぐらいと小さめ。
何故か冷えてない場合が多く、
棚に飾ってあるビールをそのまま取って飲むことが多い。
食堂によっては売ってないので、
ビールを飲みたいなら、
壁にポスターが貼ってあるかどうか、
棚にビールが置いてあるかどうか、
を確かめてから入らなければならない。
値段は店によってまちまち。
え、何でこんなに高いの、
という店から、
「3本飲んだよ、ホントにその値段で良いの」、という店まである。
どうも、銘柄によっても値段が大分違う模様。
ビール瓶の値段は小売で3.5~7元ぐらい。
話を戻す。
朝早く起きることは気が進まない。
宿代の節約にもなるので、
夜行で行くことにする。
だったら先に麗江まで行く方が楽。
麗江は世界遺産になっている観光地。
日本人も多いはず。
ガイドブックを読ませてもらえるかもしれない。
漠然とそう決めて、
街を散策。
不思議なのが、
やたらと成人用品と書かれた店があること。
外から覗くと大人のおもちゃや精力剤などが売っている様子。
供給が多いということは、
需要があるということだろう。
また、自動麻雀卓を売る店も多い。
麻雀をしているところは、
彼方此方で見かけた。
点棒とかは見かけなかったので、
賭博的要素はあまりないのかもしれない。
夜のことはよく覚えていない。
ビールを飲みながらメシ食って、
ホテルの部屋で飲み直したのだろう。
一人旅はメシの時が困る。
2011年07月23日
雲南省旅行記その2
あ゛~~~~
い゛~~~~
え゛~~~~
お゛~~~~
こう思っております。
ホントに酷いですね。
ホントに質問の内容が理解できてないのではないか、
と思うほど的外れな答え。
もし、これでうまく誤魔化していると思っているのなら、
国民も馬鹿にされたものだ。
まあ、こういう人格障害者は、
本気で国民を見下し、
自分は特別に優秀だと信じ、
常に都合の良いように脳内変換をして、
常に自己正当化しているから、
本人は本気で誰よりも仕事が出来ていると、
思っていることだろう。
批判が多いのは他人が悪い。
利権に群がる悪が暗躍している、
と思っているに違いない。
皆さんも本気で海外移住を考えた方が良いのでは。。。。
では、旅行記の続き。
昆明2日目
私が今回行ったのは雲南省。
中国は広いし民族も多い。
当然、文化も多様だろう。
私が見て感じたことは、
当然のことながら、
一端であることをお断りしておく。
初日に泊まった中級ホテルは、
高いだけあってロビーにネットが出来るパソコンが1台だけある。
それで、昆明で外人でも泊まれる安宿を探す。
3軒ほどメモしてチェックアウト。
街中には「祝中国共産党創立90周年」という赤い垂れ幕が目に付く。
テレビで式典が放映されていたので、
ちょうど今日がその日なのだろう。
近くの大きな公園に向かう途中で、
共産党展みたいな展示会が催されていたので見学。
首脳たちが公共事業などを指導している写真で、
正しい共産党のプロパガンダを見た感じがする。
その後、公園をプラプラ。
一人では面白くない。
学生街を通り過ぎ、
昆明では有名な仏教寺院の円通寺に到着。
お金を払い入場。
用を足しに入った厠で、
あの噂の中国伝統のトイレい出くわす。
そう、大の方にも扉がないというあれである。
壁に平行して大便を落とす幅20cmぐらいの溝があり、
壁に垂直に高さ1mほどの仕切りが、
150cmぐらいの間隔であるだけ。
一番奥にコーナーに
しゃがんでいるオヤジが。。。。
感動した!!
《ここで中国の厠事情》
トイレは中国語表記で厠。
街中には公共厠があり、
有料のことが多い。
新しい公共厠は、
日本とほぼ同じ。
大の方にも扉があり、
何割かは洋式便器が設置されている。
しかし、鍵を掛けない中国人は未だに多く、
何度、しゃがんでいるオヤジと目があったことか。
まあ、誰もがする自然現象。
子供を見れば分かるように、
見られて恥ずかしいという気持ちは後天的なものだろう。
でもさすがにわしは、、、、
と思っていたが、
中国最終日のこと。
突然、昆明の街中で便意が。
厠を探して歩き廻り、やっと見つけた公共厠に飛び込む。
そこにはしゃがんだオヤジたちが数人。
わしは我慢の限界。
一度、気が緩むともう我慢ができない。
わしも並んでブリブリ。
まあ、皆もくもくと自分の行為に励んでいるので、
やってしまえば何てことはない。
わしが見たのは勿論男性厠だけ。
女性厠はどうなのだろう。
世間話をしながら用を足しているのだろうか。
話を戻す。
円通寺は結構な賑わいで、
老若男女を問わず熱心に祈っている。
何か意外な感じがする。
中国は共産主義。
宗教の状況が良く分からない。
西遊記は中国の話だし、
日本の仏教は中国から伝わったのだから、
仏教が伝播し広まったことは確かだろう。
しかし、文化大革命のとき弾圧を受けただろうし、
儒教思想との関係はどうなのだろう。
昆明はチベットにも近いので、
チベット仏教とも関係あるのか。。。。
などと考えながら参拝する。
寺の隣は動物園。
中国の動物と言えばパンダ。
パンダを見るのも悪くないと思い入園するも、
動物たちはしょぼいしょぼい。
パンダなんかいる気配もない。
広場に机が並べられ、
じいちゃんやおばさんたちが麻雀をしている。
さすが麻雀の本場。
牌が日本のより大きい。
7,8人でいっぱいになる東屋で雨宿りをしていると、
隣のじいちゃんが弦楽器を取り出し、
おばはんが立ち上がったと思うと、
腕を前で組み。
甲高い声で歌いだす。
お世辞にも上手ではないが、
何か中国らしくて良い。
昆明動物園はお年寄りの、
憩いの場になっているようだ。
その後は昆明駅の近くにあるホテルに向けて歩く。
街中には銀行が多い、
建物も立派。
中国経済は好調で、
投資バブルだと聞くが、
銀行の数を見ると、
そうなのかもしれないと思う。
途中、カードで現金の引き出しを試みる。
ネットで調べると可能だ、とあったが、
実際にわしのカードで下ろせるかどうかは分からない。
もし、駄目な場合を考えてバーツを持って来ているが、
余裕はない。
それにバーツの両替は、
どこの銀行でも出来るかどうか分からない。
わしのカードはシティバンクの国際キャッシュカード。
クレジットカードは付いていない。
恐る恐るカードを入れる。
すると難なく引き出せる。
一安心。
ネットで探したホテルにチェックイン。
ネットではバックバッカーの宿とあったが、
普通のホテル。
シャワー、トイレは共同で80元。
部屋にはテレビもあり広さは十分。
このホテルにした理由は、
温泉付きとの情報があったから。
早速、行ってみる。
隣接した建物に入っていて、
汚い銭湯みたいな感じ。
温泉と言っても日本の温泉と同義かどうかは不明。
宿泊客はカギを見せると無料になる。
中に入るとベッドが並んだ休憩室があり、
ロッカーに脱いだ服を入れ、
お風呂へ。
シャワーを浴びて入浴。
湯量はたっぷり。
旅の疲れが癒される。
風呂から上がった人がベッドで横になっているが、
隠そうとしていない。
按摩を受けている人も、
もろだし。
わしは椅子に座り、
汗の引くのを待つが、
当然隠す。
さっぱりして、夜の散策。
ビールをゆっくりと飲むのに適した店を探すも見つからず、
今日も食堂でメシを食いながらビールを飲む。
一人でも気楽に入れる、
バーみたいな店はないのだろうか。
中国の夜は寂しい。
い゛~~~~
え゛~~~~
お゛~~~~
こう思っております。
ホントに酷いですね。
ホントに質問の内容が理解できてないのではないか、
と思うほど的外れな答え。
もし、これでうまく誤魔化していると思っているのなら、
国民も馬鹿にされたものだ。
まあ、こういう人格障害者は、
本気で国民を見下し、
自分は特別に優秀だと信じ、
常に都合の良いように脳内変換をして、
常に自己正当化しているから、
本人は本気で誰よりも仕事が出来ていると、
思っていることだろう。
批判が多いのは他人が悪い。
利権に群がる悪が暗躍している、
と思っているに違いない。
皆さんも本気で海外移住を考えた方が良いのでは。。。。
では、旅行記の続き。
昆明2日目
私が今回行ったのは雲南省。
中国は広いし民族も多い。
当然、文化も多様だろう。
私が見て感じたことは、
当然のことながら、
一端であることをお断りしておく。
初日に泊まった中級ホテルは、
高いだけあってロビーにネットが出来るパソコンが1台だけある。
それで、昆明で外人でも泊まれる安宿を探す。
3軒ほどメモしてチェックアウト。
街中には「祝中国共産党創立90周年」という赤い垂れ幕が目に付く。
テレビで式典が放映されていたので、
ちょうど今日がその日なのだろう。
近くの大きな公園に向かう途中で、
共産党展みたいな展示会が催されていたので見学。
首脳たちが公共事業などを指導している写真で、
正しい共産党のプロパガンダを見た感じがする。
その後、公園をプラプラ。
一人では面白くない。
学生街を通り過ぎ、
昆明では有名な仏教寺院の円通寺に到着。
お金を払い入場。
用を足しに入った厠で、
あの噂の中国伝統のトイレい出くわす。
そう、大の方にも扉がないというあれである。
壁に平行して大便を落とす幅20cmぐらいの溝があり、
壁に垂直に高さ1mほどの仕切りが、
150cmぐらいの間隔であるだけ。
一番奥にコーナーに
しゃがんでいるオヤジが。。。。
感動した!!
《ここで中国の厠事情》
トイレは中国語表記で厠。
街中には公共厠があり、
有料のことが多い。
新しい公共厠は、
日本とほぼ同じ。
大の方にも扉があり、
何割かは洋式便器が設置されている。
しかし、鍵を掛けない中国人は未だに多く、
何度、しゃがんでいるオヤジと目があったことか。
まあ、誰もがする自然現象。
子供を見れば分かるように、
見られて恥ずかしいという気持ちは後天的なものだろう。
でもさすがにわしは、、、、
と思っていたが、
中国最終日のこと。
突然、昆明の街中で便意が。
厠を探して歩き廻り、やっと見つけた公共厠に飛び込む。
そこにはしゃがんだオヤジたちが数人。
わしは我慢の限界。
一度、気が緩むともう我慢ができない。
わしも並んでブリブリ。
まあ、皆もくもくと自分の行為に励んでいるので、
やってしまえば何てことはない。
わしが見たのは勿論男性厠だけ。
女性厠はどうなのだろう。
世間話をしながら用を足しているのだろうか。
話を戻す。
円通寺は結構な賑わいで、
老若男女を問わず熱心に祈っている。
何か意外な感じがする。
中国は共産主義。
宗教の状況が良く分からない。
西遊記は中国の話だし、
日本の仏教は中国から伝わったのだから、
仏教が伝播し広まったことは確かだろう。
しかし、文化大革命のとき弾圧を受けただろうし、
儒教思想との関係はどうなのだろう。
昆明はチベットにも近いので、
チベット仏教とも関係あるのか。。。。
などと考えながら参拝する。
寺の隣は動物園。
中国の動物と言えばパンダ。
パンダを見るのも悪くないと思い入園するも、
動物たちはしょぼいしょぼい。
パンダなんかいる気配もない。
広場に机が並べられ、
じいちゃんやおばさんたちが麻雀をしている。
さすが麻雀の本場。
牌が日本のより大きい。
7,8人でいっぱいになる東屋で雨宿りをしていると、
隣のじいちゃんが弦楽器を取り出し、
おばはんが立ち上がったと思うと、
腕を前で組み。
甲高い声で歌いだす。
お世辞にも上手ではないが、
何か中国らしくて良い。
昆明動物園はお年寄りの、
憩いの場になっているようだ。
その後は昆明駅の近くにあるホテルに向けて歩く。
街中には銀行が多い、
建物も立派。
中国経済は好調で、
投資バブルだと聞くが、
銀行の数を見ると、
そうなのかもしれないと思う。
途中、カードで現金の引き出しを試みる。
ネットで調べると可能だ、とあったが、
実際にわしのカードで下ろせるかどうかは分からない。
もし、駄目な場合を考えてバーツを持って来ているが、
余裕はない。
それにバーツの両替は、
どこの銀行でも出来るかどうか分からない。
わしのカードはシティバンクの国際キャッシュカード。
クレジットカードは付いていない。
恐る恐るカードを入れる。
すると難なく引き出せる。
一安心。
ネットで探したホテルにチェックイン。
ネットではバックバッカーの宿とあったが、
普通のホテル。
シャワー、トイレは共同で80元。
部屋にはテレビもあり広さは十分。
このホテルにした理由は、
温泉付きとの情報があったから。
早速、行ってみる。
隣接した建物に入っていて、
汚い銭湯みたいな感じ。
温泉と言っても日本の温泉と同義かどうかは不明。
宿泊客はカギを見せると無料になる。
中に入るとベッドが並んだ休憩室があり、
ロッカーに脱いだ服を入れ、
お風呂へ。
シャワーを浴びて入浴。
湯量はたっぷり。
旅の疲れが癒される。
風呂から上がった人がベッドで横になっているが、
隠そうとしていない。
按摩を受けている人も、
もろだし。
わしは椅子に座り、
汗の引くのを待つが、
当然隠す。
さっぱりして、夜の散策。
ビールをゆっくりと飲むのに適した店を探すも見つからず、
今日も食堂でメシを食いながらビールを飲む。
一人でも気楽に入れる、
バーみたいな店はないのだろうか。
中国の夜は寂しい。
2011年07月18日
雲南省旅行記その1
長文です。旅日記なので悪しからず。
パスポートとお金、カードを財布に入れ、
文庫本数冊と衣類3日分ぐらいをカバンに放り込み、
ガイドブックも持たず、
詳しい計画も立てず
ぶらっと海外に旅立つ。
こんな旅に憧れていた。
今回の昆明行きは、
正にそんな旅。
私ぐらい旅の達人になると、
そんなことは朝飯前。
という訳でなく、
当地コンケンでは中国の日本語ガイドブックは手に入らないので、
バンコクの古本屋で買うかなと思っていた。
しかし、バンコクでは終始酔っ払い。
ネットで探した大雑把な地図ぐらいは印刷していたので、
まあ、ええか~、と思い、
結局、買いに行かず。
更に、酔い潰れてバス停で寝ていて、
目覚めるとデジカメが無いという失態まで犯してしまった。。。。。
馬鹿だーー;
バンコクの空港免税店でデジカメを見ると一番安いので2000Bちょっと。
中国製が多いと思われるデジカメ。
中国の方が安いと思い、
購入することなく
タイ国際航空の飛行機に乗り込む。
今回購入した航空券は、
6/30 バンコク→昆明 7/13 昆明→バンコク
航空券 7,295B BKK空港税 700B KMG空港税 435B 燃油チャージ等 3,050B 合計 11,480B
燃油チャージ代が高いな~。
約2時間のフライトで14時過ぎに昆明に到着。
経済成長著しい中国。
世界の工場として、
物を作り世界に輸出しているので、
沿岸部の都市は発展しているのだろうが、
昆明は内陸部。
どんな都市だろう。
空港ロビーへ出ると、
一人のオヤジが寄ってくる。
観光客を相手に商売をしている人たちだ。
だいたいの国際空港にはいる。
この手のオヤジは、
普通、怪しい英語、もしくは日本語で話し掛けてくる。
しかし、このオヤジ英語が全く喋れない。
バスという英単語も分かってない様子。
5000Bを両替し、
オヤジを振り切り、
バス乗り場へ。
行き先が書いてある。
日本人は漢字がある程度分かるので便利だ。
中国の漢字と日本の漢字は全く同じではないが、
何となく理解できる。
バス会社のねーちゃん達に、
身振り手振りで、
「このバスどこまで行くの?」と聞く。
何となく市内に行くことは分かったので、
切符を買ってバスに乗り込む。
しかし、このねーちゃん達も英語を全く喋らない。
数字も中国語で言う。
????
国際空港なのに。
車窓から眺める昆明は大都会。
高層建築が並ぶ。
鉄道駅を経由して、
バスは街の大通りに止まる。
どうやら到着したようだ。
運ちゃんは親切にも何かを色々と説明してくれる。
しかし、全て中国語。
分からんと首を振っても中国語。
どうせ、英語で喋られてもよく分からないので、
まあ、えっか、と思い、
街を歩き出す。
わしは旅に出て、
初めての街に着くと、
取り合えず歩く。
当てもなく歩く。
ひたすら歩く。
街の標識も漢字なので、
大体の位置は分かる。
交差点では、
どちらへ向かえば面白そうか、
きょろきょろしながら、
行き当たりばったりで歩く。
疲れたら店に入りビール。
と行きたいところだが、
そう簡単ではない。
日本人のわしは見た目は中国人と同じ。
店に入り「ニーハオ」と言うと、
向こうは中国人だと思っているから、
中国語で喋りかけてくる。
分からないと首を振る。
でも中国語で喋りかけてくる。
仕方ないから、
紙に「我是日本人。不可中国語」と書いて見せる。
そうか、そうか、という顔をして、
中国語で喋りかけてくる。
ビールを注文するのも一苦労。
食堂に入り、
壁に貼られたメニューを指さし注文。
担担麺を食べる。
日本人には麺が茹で過ぎと思われるが、
花椒(かしょう)がきいていて旨い。
大盛りで6元(100円弱)はうれしい。
繁華街にたどり着く。
凄い人だかりで賑わっている。
カルフールがあったので、
入店して物価のチェック。
日本よりは安いが、
タイよりは少し高いかな。
デジカメのコーナーへ。
げっ!!タイより大分高い。
デジカメは日本が安い。
どうせ一人旅。
子供と一緒ならカメラは欲しいところだが、
オヤジ一人では、持っていても邪魔なだけ。
そう思い購入せず。
夕方になり、
宿探し。
全く情報がない。
餃子屋で水餃子を食ったとき、
おばちゃんに指差してもらった方向に行くと、
ホテルらしき建物を発見。
ここでも中国語のみ。
「我是日本人。不可中国語」と見せると、
手を振られる。
ホテルではない???
外に出て外観を見るが、
どう見てもホテル。
何故に????
次を探す。
HOTELと書かれている高そうなところはパス。
庶民的な宿に入る。
単間80元 夫婦間120元などと看板に書いてあるので、
宿に違いない。
中国語で何か色々と説明してくれる。
身分証明書を出せろ、みたいなことを言っているので、
泊まれそうだと思いパスポートを出すと、
驚いた様子で駄目と言う。
中国では外人が泊まることが出来ないホテルがあることは知っていた。
でも、こんな都会にあるホテルでは、
ほとんどが大丈夫だろうと勝手に思っていた。
駄目なのは小さな汚い宿ぐらいだろうと。
しかし、そうではないようだ。
5,6軒断られて、
ここなら大丈夫だろうと、
多少の出費を覚悟して入ったホテルでも、
おもむろに見せられた紙には、
中国語と英語で、
外人は駄目みたいなことが。。。。。
どうしよう。
中国はあんなに国土の大きい国なのに、
基本的に時差がないらしい。
昆明は当地コンケンと経度はあまり変わらない。
しかし、タイと中国とでは時差+1時間。
つまり、まだまだ明るいが時間は18時ごろ。
さすがに焦る。
辺りを見回し、
目星をつけた壁が黄色い派手なホテルへ。
「日本人だけど泊まれる」と片言の英語で聞くと、
「日本語は喋れない」と英語で答えてくる。
シングルが満室ということで、
ダブルの値段が229元。
概算で100元ぐらいを考えていたので、
大分予算オーバーになるが、
弱気になっているわしは、
ここに泊まることに。。。。。
一息付き。
夜の街に。
楽しく酒が飲めそうな店を探す。
わしは場末のこぢんまりした少し怪しい店が好きだ。
少し太めのねーちゃんが居ればもっと良い。
しかし、面白そうな店は見つからない。
どこでも良いからビール、ビールと、
ビール瓶が並んでいる店で、
ビール瓶を指差す。
何で喋らないんだみたいな顔をされる。
日本人と分かると、
色々親切にしてくれる。
でも、全て中国語で話しかけてくる。
隣のテーブルで飯を食っている店のおばちゃんたちは、
わしのことを噂しているようだ。
目が合うと笑っている。
ビールをもう一本頼む。
昼間から感じていたことだが、
どうも外国人観光客に慣れていないようだ。
それだけ外人が少ないということなのだろうか。
タイには、客は外人しかいないという店がごまんとある。
外国人観光客に群がるタイ人がごまんといる。
タイほどではないにしろ、
わしの行ったことのある東南アジアの街では、
外国人観光客を当てにしている人が多い。
しかし、ここ昆明ではそれがない。
それにしても情報不足。
どうやって麗江に行こうか。
安い宿はあるのだろうか。
指差して使える中国語会話の本がほしい。
やっぱりガイドブックは必要だ。。。。
この先、この旅はどうなったか。
2日目以降は次回。
パスポートとお金、カードを財布に入れ、
文庫本数冊と衣類3日分ぐらいをカバンに放り込み、
ガイドブックも持たず、
詳しい計画も立てず
ぶらっと海外に旅立つ。
こんな旅に憧れていた。
今回の昆明行きは、
正にそんな旅。
私ぐらい旅の達人になると、
そんなことは朝飯前。
という訳でなく、
当地コンケンでは中国の日本語ガイドブックは手に入らないので、
バンコクの古本屋で買うかなと思っていた。
しかし、バンコクでは終始酔っ払い。
ネットで探した大雑把な地図ぐらいは印刷していたので、
まあ、ええか~、と思い、
結局、買いに行かず。
更に、酔い潰れてバス停で寝ていて、
目覚めるとデジカメが無いという失態まで犯してしまった。。。。。
馬鹿だーー;
バンコクの空港免税店でデジカメを見ると一番安いので2000Bちょっと。
中国製が多いと思われるデジカメ。
中国の方が安いと思い、
購入することなく
タイ国際航空の飛行機に乗り込む。
今回購入した航空券は、
6/30 バンコク→昆明 7/13 昆明→バンコク
航空券 7,295B BKK空港税 700B KMG空港税 435B 燃油チャージ等 3,050B 合計 11,480B
燃油チャージ代が高いな~。
約2時間のフライトで14時過ぎに昆明に到着。
経済成長著しい中国。
世界の工場として、
物を作り世界に輸出しているので、
沿岸部の都市は発展しているのだろうが、
昆明は内陸部。
どんな都市だろう。
空港ロビーへ出ると、
一人のオヤジが寄ってくる。
観光客を相手に商売をしている人たちだ。
だいたいの国際空港にはいる。
この手のオヤジは、
普通、怪しい英語、もしくは日本語で話し掛けてくる。
しかし、このオヤジ英語が全く喋れない。
バスという英単語も分かってない様子。
5000Bを両替し、
オヤジを振り切り、
バス乗り場へ。
行き先が書いてある。
日本人は漢字がある程度分かるので便利だ。
中国の漢字と日本の漢字は全く同じではないが、
何となく理解できる。
バス会社のねーちゃん達に、
身振り手振りで、
「このバスどこまで行くの?」と聞く。
何となく市内に行くことは分かったので、
切符を買ってバスに乗り込む。
しかし、このねーちゃん達も英語を全く喋らない。
数字も中国語で言う。
????
国際空港なのに。
車窓から眺める昆明は大都会。
高層建築が並ぶ。
鉄道駅を経由して、
バスは街の大通りに止まる。
どうやら到着したようだ。
運ちゃんは親切にも何かを色々と説明してくれる。
しかし、全て中国語。
分からんと首を振っても中国語。
どうせ、英語で喋られてもよく分からないので、
まあ、えっか、と思い、
街を歩き出す。
わしは旅に出て、
初めての街に着くと、
取り合えず歩く。
当てもなく歩く。
ひたすら歩く。
街の標識も漢字なので、
大体の位置は分かる。
交差点では、
どちらへ向かえば面白そうか、
きょろきょろしながら、
行き当たりばったりで歩く。
疲れたら店に入りビール。
と行きたいところだが、
そう簡単ではない。
日本人のわしは見た目は中国人と同じ。
店に入り「ニーハオ」と言うと、
向こうは中国人だと思っているから、
中国語で喋りかけてくる。
分からないと首を振る。
でも中国語で喋りかけてくる。
仕方ないから、
紙に「我是日本人。不可中国語」と書いて見せる。
そうか、そうか、という顔をして、
中国語で喋りかけてくる。
ビールを注文するのも一苦労。
食堂に入り、
壁に貼られたメニューを指さし注文。
担担麺を食べる。
日本人には麺が茹で過ぎと思われるが、
花椒(かしょう)がきいていて旨い。
大盛りで6元(100円弱)はうれしい。
繁華街にたどり着く。
凄い人だかりで賑わっている。
カルフールがあったので、
入店して物価のチェック。
日本よりは安いが、
タイよりは少し高いかな。
デジカメのコーナーへ。
げっ!!タイより大分高い。
デジカメは日本が安い。
どうせ一人旅。
子供と一緒ならカメラは欲しいところだが、
オヤジ一人では、持っていても邪魔なだけ。
そう思い購入せず。
夕方になり、
宿探し。
全く情報がない。
餃子屋で水餃子を食ったとき、
おばちゃんに指差してもらった方向に行くと、
ホテルらしき建物を発見。
ここでも中国語のみ。
「我是日本人。不可中国語」と見せると、
手を振られる。
ホテルではない???
外に出て外観を見るが、
どう見てもホテル。
何故に????
次を探す。
HOTELと書かれている高そうなところはパス。
庶民的な宿に入る。
単間80元 夫婦間120元などと看板に書いてあるので、
宿に違いない。
中国語で何か色々と説明してくれる。
身分証明書を出せろ、みたいなことを言っているので、
泊まれそうだと思いパスポートを出すと、
驚いた様子で駄目と言う。
中国では外人が泊まることが出来ないホテルがあることは知っていた。
でも、こんな都会にあるホテルでは、
ほとんどが大丈夫だろうと勝手に思っていた。
駄目なのは小さな汚い宿ぐらいだろうと。
しかし、そうではないようだ。
5,6軒断られて、
ここなら大丈夫だろうと、
多少の出費を覚悟して入ったホテルでも、
おもむろに見せられた紙には、
中国語と英語で、
外人は駄目みたいなことが。。。。。
どうしよう。
中国はあんなに国土の大きい国なのに、
基本的に時差がないらしい。
昆明は当地コンケンと経度はあまり変わらない。
しかし、タイと中国とでは時差+1時間。
つまり、まだまだ明るいが時間は18時ごろ。
さすがに焦る。
辺りを見回し、
目星をつけた壁が黄色い派手なホテルへ。
「日本人だけど泊まれる」と片言の英語で聞くと、
「日本語は喋れない」と英語で答えてくる。
シングルが満室ということで、
ダブルの値段が229元。
概算で100元ぐらいを考えていたので、
大分予算オーバーになるが、
弱気になっているわしは、
ここに泊まることに。。。。。
一息付き。
夜の街に。
楽しく酒が飲めそうな店を探す。
わしは場末のこぢんまりした少し怪しい店が好きだ。
少し太めのねーちゃんが居ればもっと良い。
しかし、面白そうな店は見つからない。
どこでも良いからビール、ビールと、
ビール瓶が並んでいる店で、
ビール瓶を指差す。
何で喋らないんだみたいな顔をされる。
日本人と分かると、
色々親切にしてくれる。
でも、全て中国語で話しかけてくる。
隣のテーブルで飯を食っている店のおばちゃんたちは、
わしのことを噂しているようだ。
目が合うと笑っている。
ビールをもう一本頼む。
昼間から感じていたことだが、
どうも外国人観光客に慣れていないようだ。
それだけ外人が少ないということなのだろうか。
タイには、客は外人しかいないという店がごまんとある。
外国人観光客に群がるタイ人がごまんといる。
タイほどではないにしろ、
わしの行ったことのある東南アジアの街では、
外国人観光客を当てにしている人が多い。
しかし、ここ昆明ではそれがない。
それにしても情報不足。
どうやって麗江に行こうか。
安い宿はあるのだろうか。
指差して使える中国語会話の本がほしい。
やっぱりガイドブックは必要だ。。。。
この先、この旅はどうなったか。
2日目以降は次回。
2011年07月17日
雲南省
職業は「永遠の旅人」
履歴書の趣味欄には「一人旅」
と自称しているのに、
どこか後ろめたい気持ちがあった。
それは、まだ中国とインドに行ったことがないから。
まあ、まだ行ったことのない国はごまんとあるが、
中国とインドは一度は行きたい国の一つである。
このところ色々とあり、
気分転換にどこかへ行きたいと思いつき、
先月、ラオスに行った際、
インド大使館でビザ申請を行った。
しかーーーし、ビザ発給に1週間かかると言われ断念。
タイのインド大使館でも同様に1週間かかる。
(たんにビエンチャンやバンコクに一週間以上滞在するのが面倒だから)
そこで、ネットでどこ行きの航空券が安いか検索。
やはり、タイから近いマレーシア、カンボジア、ベトナムが安いが、
それらの国は行ったことがある。
まだ未踏の地の方が面白そう。
そこで、目に付いたのが中国。
バンコクからだと色々な都市に飛んでいる。
やはり近いところが安い。
それぞれの都市のことを調べ、
航空券の値段を勘案し、
決めたのが昆明。
比較的近いところに麗江古城と大理古城がある。
麗江古城へは行ってみたいと、
以前から漠然と思っていたところだ。
中国に行ったことがないと書いたが、
正確には上海に数時間滞在したことがある。
7年前、日本に帰省する際に、
復路、ストップオーバーで上海に寄るつもりで、
かあちゃんの中国ビザを取得して(日本人は15日まで必要ない)
上海経由日本行きの飛行機に乗り込んだ。
上海空港で乗り継ぎする際に、
空港内での乗り継ぎは出来ないから、
一旦出国しなさいと言われ、
出国した折にかあちゃんのビザは使用済みに。
その場で文句を言ったが駄目。
帰路に上海空港で入国拒否。
次の飛行機の出発時間まで滞在許可がおり、
数時間だけ滞在したが、
この中国人の対応に呆れたものだ。
また、中国と言えば、
一党独裁、
文化大革命、
天安門事件、
尖閣諸島、台湾、ベトナム、インドなど周辺諸国との領海、領土問題、
チベット、新疆ウイグル地区などの民族問題、
などなど、負のイメージが強い。
さあ、そんな中国でどんな目に合ったか。
中国娘との出会いはあったのか。
帰ってきた今、中国はどんなイメージに変わったか。
次回から書いて行きたいと思います。多分。気が向いたら。。。。。
履歴書の趣味欄には「一人旅」
と自称しているのに、
どこか後ろめたい気持ちがあった。
それは、まだ中国とインドに行ったことがないから。
まあ、まだ行ったことのない国はごまんとあるが、
中国とインドは一度は行きたい国の一つである。
このところ色々とあり、
気分転換にどこかへ行きたいと思いつき、
先月、ラオスに行った際、
インド大使館でビザ申請を行った。
しかーーーし、ビザ発給に1週間かかると言われ断念。
タイのインド大使館でも同様に1週間かかる。
(たんにビエンチャンやバンコクに一週間以上滞在するのが面倒だから)
そこで、ネットでどこ行きの航空券が安いか検索。
やはり、タイから近いマレーシア、カンボジア、ベトナムが安いが、
それらの国は行ったことがある。
まだ未踏の地の方が面白そう。
そこで、目に付いたのが中国。
バンコクからだと色々な都市に飛んでいる。
やはり近いところが安い。
それぞれの都市のことを調べ、
航空券の値段を勘案し、
決めたのが昆明。
比較的近いところに麗江古城と大理古城がある。
麗江古城へは行ってみたいと、
以前から漠然と思っていたところだ。
中国に行ったことがないと書いたが、
正確には上海に数時間滞在したことがある。
7年前、日本に帰省する際に、
復路、ストップオーバーで上海に寄るつもりで、
かあちゃんの中国ビザを取得して(日本人は15日まで必要ない)
上海経由日本行きの飛行機に乗り込んだ。
上海空港で乗り継ぎする際に、
空港内での乗り継ぎは出来ないから、
一旦出国しなさいと言われ、
出国した折にかあちゃんのビザは使用済みに。
その場で文句を言ったが駄目。
帰路に上海空港で入国拒否。
次の飛行機の出発時間まで滞在許可がおり、
数時間だけ滞在したが、
この中国人の対応に呆れたものだ。
また、中国と言えば、
一党独裁、
文化大革命、
天安門事件、
尖閣諸島、台湾、ベトナム、インドなど周辺諸国との領海、領土問題、
チベット、新疆ウイグル地区などの民族問題、
などなど、負のイメージが強い。
さあ、そんな中国でどんな目に合ったか。
中国娘との出会いはあったのか。
帰ってきた今、中国はどんなイメージに変わったか。
次回から書いて行きたいと思います。多分。気が向いたら。。。。。