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ナムジャイブログ

2012年11月15日

ずれ

話が合わない。

タイ人とではない。
タイ人とはそもそもそんな難しい話が出来ない。

日本人と会話していて、
何か価値観や考え方みたいな物にずれを感じるのだ。

何でだろうと考えていたら、
わしの方が変のだと気が付いた。
一般的な日本人とは違って来ていると。。。

わしは日本のサラリーマンを辞めて、
十年以上が過ぎたことは何度も書いたが、
この激動の10年間で、
わしの考えや価値感が、
相当日本人の一般的なそれとは、
ずれて来ているのだろう。

わし自身はそんな意識はないのだが。。。。

タイに在住している人で、
タイに馴染めない人が居る。
特に真面目で年を重ねている人の中には。

歳を取るということは、
経験を積むということ。
その分、物事を判断する物差しは確立されているから、
同じ尺度の物なら決断が早い。
正確に測れる。
しかし、尺度の違う物は・・・・
解釈が狂ってくる。
当然正確に測れない。
中々順応出来ないのはその為ではないかと思う。

子供はまだ物差しが曖昧だから、
自分の尺度を変え易い。
つまり順応し易いと。。。

その代わり、異文化の中でアイデンティティーは破壊され、
それを再構築するには相当な苦難があるに違いない。



わしも日本でサラリーマンを続けていたら、
考え方はそんなに変わってなかっただろうと思う。
今ほどずれてはいなかったに違いない。

企業という傘から飛び出し、
肩書きのない世界で生きてきた経験は、
(日本人という肩書きは海外で生きる上では大きい存在だが。。。)
仕事の面で生かさせているかはどうかは分からんが、
生きる上では有益になっていると感じている。

常識はその地域に占める割合の多い人々の価値観で決まってくると思うが、
農業立国であるタイと、
サラリーマンが多い日本とは、
常識がもちろん違っている。

自然を相手にするということは、
インプットをしても、
思うようなアウトプットが出て来ない。

毎日、規則正しく肥料や水を与えても、
環境によって実の大きさや美味しさ、収穫量は違ってくる。
天候によっても大きく左右される。

計画性がなく、
刹那的なタイ人に、
タイで仕事をする日本人の多くは、
不満を感じるのだろう。

年を取れば取るほど、
自分を変えることは困難だ。
日本の価値観、やり方が正しいと刷り込まれている。


やはり海外で暮らすということは、
物差しを変える必要があるのだろう。
確立された物差しの尺度を変えることは困難だろうから、
新たに物差しを作る必要があるのかもしれない。

それに気が付き、
今までの物差しを捨てる。
それが海外で馴染めるかどうかのカギだと思う。

もし、わしがタイに馴染んでいるとしたら、
それは、単にいい加減な性格で、
何のこだわりも無いからかもしれない。。。。


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Posted by ひよこ at 23:10│Comments(0)四方山話
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