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Posted by namjai at

2011年11月26日

盗難

大使館を出たところで、
「フジテレビですが、よろしいですか」
不意を付かれ、
インタビューに答えることに。
「何の用事で来られたのですか?」
「パスポートの申請に来ました」
「それは洪水で無くされたのですか?」
「全く関係ありません」
「洪水が迫って来ているのはご存知ですか?」
「今朝、夜行バスでイサーンから来ました、
普段は6時間半ぐらいですが、
10時間ぐらい掛かりました。
普段と違う道を通っていましたが、
それでも道は川の様でしたよ」

日本のテレビ局が取材しているぐらい、
洪水の真っ只中の11月始めにバンコクへ出た。

何故なら、
パスポートを含む財布を引ったくられたから。

10月初旬のこと。

昼間から酒を飲み続け、
泥酔した夜半、
歩道の植え込みに腰掛けた。

余程、酔っ払いだったのだろう。
おばさんが近づいて来たと思ったら、
先ほど金を支払い、
膝の上に置いていた財布を、
引ったくって行った。

にわかには何が何やら分からなかったが、
血の気が引き、
すぐに追いかける。
しかし、無駄、
誰もわしを相手にしない。

近くに交通整理をする警官がいたので、
「今、泥棒に合った」と訴えるが、
何食わぬ顔で、
「警察署に行きなさい」だけ。

わしは盗難防止というより、
酔っ払っての紛失防止のために、
財布はズボンと紐で結んでいる。
しかし、その時はベルトループが千切れてしまった。
はあ。。。。。

財布の中身は、
パスポート、キャッシュカード、現金。
痛い、余りにもアホ。

ポケットに700Bぐらいあったのがせめてもの救い。
さてどうしよう。。。。。
酔っ払った頭では、
妙案は浮かばない。

歩道に出ている屋台で、
麦酒を注文。
気持ちを落ち着かせる。

ホテルに泊まるお金はない。

そこで、うとうとしながら、
夜明けを待つ。

そして、ポリボックスに行くと、
ルンピニー警察署まで行けとの事。
近くのバイクタクシーで向かう。

警察署では、
盗難証明書を発行してもらわなければならない。
犯人を逮捕しようとは微塵も感じられない態度で対応してくれる。

日本領事館は歩いてすぐ。
係員に説明すると、
これも慣れた様子で、
「タイに滞在しているのなら、新規発行して下さい。それには戸籍抄本が必要です」

日本から送ってもらうしかない。
仕方なく、
そのままバスターミナルへ行き、
帰宅。
残り銭はほとんどゼロ。

実家に連絡して、
戸籍抄本と再発行されたキャッシュカードを郵送してもらうように手配。
キャッシュカードの再発行は手間がかかる。

結局、郵送されてきた10月下旬まで、
霞を食べ生き延び、
11月初めに再度上京。

その時は丁度、
ついにバンコクまで浸水した折。

どうなるかと思ったが、
まあ、バスは何とか到着し、
都心まで行くも、
洪水の影響はほとんどない。

困ったのは、
飲料水を確保するのが難しいのと、
コンビニの品数が少ないのと、
観光客が減って、
おねーちゃんにもててもてて思わず散財してしまうぐらい。

パスポートの申請に行くと、
面談室に通され、
事情説明。
「本来なら4日後ですが、
特別に当日発行しましょう」と、
もったいぶって言われる。
もちろん、
「ありがとうございます。助かります。
よろしくお願いします」と低姿勢で対応する。

その後、昼間から麦酒を飲み、
宿を取ったら、
夜行バスの疲れもあり、
思わず夢の中。
起きたら受け取り時間は過ぎていた。

翌日受け取りに行くと、
嫌味を言われたが、
何とかパスポート受理。

5800バーツもする。
盗まれたパスポートは2017年まで有効だったが、
まあ、ページの残りが4割ぐらいだったので、
しゃあないな~、と自分を慰める


わしはO-ビザでタイに滞在している。
新しいパスポートには、
もちろんその記載はない。

タイの入管まで行き、
転載しなければならないらしい。

しかし、近ころ転居した入管は浸水して、
11月から昔の建物で手続きを行っているとのこと。

その日は所要があり、
翌日、入管へ向かう。

着くと人が溢れている。

仮の受付で、
領事館から発行してもらった書類や、
申請書を提出する。

するとおねーちゃんがパソコンのところまで行き、
何か調べている。
しばらくして持って来たのは、
プリントアウトした、
わしの写真が載った、
入国情報。

おおおおお~。
やるの~。

係員のオヤジは、
これらの書類を持って、
出国しなさいと言う。

ビザの期限は後数日。

領事館から貰った案内には、
ここでパスポートへ転載してもらうよう書いてある。
しかし、何もしない。
余りにも混雑しているせいか。。。。

不安に思いながら、
気が弱いくせに、
自尊心の強いわしは、
分かったふりをして退出。

それから、ラオスに出国するまで、
ドキドキ。

数日後、コンケン→ラオスの国際バスに搭乗。
その日がビザの最終日。

通常、バスは入管で手続きを終えるまで、
待っていてくれ、
そのバスでラオスまで行く。

恐ろる恐ろる書類とパスポートを差し出す。
すると、「あの建物に行け」と言われる。

行ったところでは、
お偉いさんが暇そうにしている。

事情を説明すると、
何か面倒臭そうに、
手続きを始める。

ほっと一安心。
どうにか出国できそう。

でも後、どのくらい時間がかかるのだろう。
バスは。。。。。

外を覗くと、
車掌がわしを探しに来たのか。
こちらを見ている。

「わしは駄目、先に行ってちょ」
とジェスチャーで伝える。

はあ、これでビエンチャンまで出るのに、
またお金が掛かる。

自業自得。仕方ない。

翌日、ラオスのタイ大使館へ行き、
新しくO-ビザを取得。

これで、何とかタイに滞在できる。
しかし、何だかタイも飽きて来た。

嫌なことが重なっている。

やはり緊張感がなくなったのであろう。
酒での失敗が相次いでいる。

もちろん刺激が薄らいでいる。

東南アジアに初めて来た頃の、
楽しさは今はない。

盗難のアジはトムヤムクンより辛く酸っぱい。。。。。。  


Posted by ひよこ at 23:36Comments(0)

2011年11月22日

当ブログを読んで頂いている奇特な方は、
わしのことを大酒飲みと思われているかもしれないが、
それは少し違う。

他人さまも読んで頂くブログなので、
少しでも楽しんで貰いたいという、
スケベ心もあり、
嘘ではないが、
自分なりに面白おかしく書いている面がある。

実際には、
小心者なので、
飲んで心を休めている面が大きい。
だから、平常心のときは飲まない。
旅先とか知人友人と会ったときとか、
今日みたいに特に寂しいときしか、
酒に手を出さない。

もちろん健康に気を使っている面もある。

そんなわしだが、
酒に対する思い入れは強い。

それは、やはり酒を飲み始めた原体験によるものが大きいと思う。

わしは高校時代から冷めた面があった。
今一つ情熱を持って熱中した記憶がない。
手前味噌だが、
わしは器用だ。
何をしても人並みにはこなせるようになる。

だが、それより深く熟練の域に達することがない。
いわゆる器用貧乏なのだと思う。

だから、スポーツでも勉学でも仕事でも中途半端、
なので大学進学も九州で一番中途半端なある大学に通った。

その大学には、
寮でもアパートでもない、
指定寮という制度があり、
家賃もまあ安いということでそこに住むことになった。

指定寮とは、
民間が経営する下宿やアパートなのだが、
大学が入居を斡旋する制度で、
学生は入居を希望すると、
どの指定寮に入れるかは分からない。

引っ越してどんな所か初めて分かる、
そんな中途半端な感じだった。

わしが入った寮は、
指定寮の中では恵まれていた。
6畳一間に流しと押入れが付いていたからだ。
もちろん共同トイレ、共同風呂だったが。。。。

酷いところでは、
一部屋2畳ぐらいの指定寮もあった。
確か栄光寮。
今から考えると人が住むような所ではない。

入居と入学式は親が一緒だったと記憶している。
その親が帰ったときに、
寮の先輩から声が掛かる。
1歳2歳の年の差は今では全く違いはないが、
18歳のときは違う。

法学部の村上さんという一学年上だが
3歳年上の怖い人が部屋に来て、
近くの飲み屋に連れ出された。

その年の新入寮者は多く、
確か定員20名なのに7人。
その全員がその時にいたかどうかは記憶にないが、
連れて行かれたのは、
寮の先輩がバイトをしている飲み屋。
棚に並んでいるのは白波のみ。
カウンターだけの小ぢんまりとした店。

メニューもほとんどない。

そこで、
最初に挨拶に行くのは、
もちろん上級生から。

挨拶に行くと、
コップ並々に白波を注がれる。

それ~イッキ、イッキよいよいよい♪♪♪♪
という乗りが良い合いの手、、、
がある訳ではなく、
「いただきます」
という一声を言ってイッキ。

飲み慣れてない若人にはキツイ。

先輩から「店中で吐くな、外へ行け」
と厳命。
隣の空き地まで走る。

それを先輩の数だけ繰り返す。
キツイ。
学問は中途半端な大学だったが、
酒に関しては、
有数の硬派だったのでないだろうか。

そんな伝統がわしが大学生だった頃にはまだ残っていた。
だから、わしは身体的には酒が強い方だとは思わないが、
男なら酒を飲まなければならない!!という、
今なら時代錯誤の意識が刷り込まれてしまった。

やがて中堅な規模の土建屋に就職したが、
大学時代の経験は生かされた。

今では考えられないのかもしれないが、
その頃は就業時間が終わるとすぐに、
どこからか声が掛かり、
小銭が集められ、
酒を買いに行かされる。

わし以外の同僚は大阪の大学出で、
何故かまじめだったので、
自然とわしの役目になる。

仕方ないので、
仕事を中断し酒の買出し。
もちろん、付き合う。

それで、随分と可愛がってもたった。
わしは集団行動が苦手だと自覚している。
人に合わせるのが嫌なのだ。

でも酒のお陰で何となくうまく行ったように思う。

その反面、酒の失敗は事欠かない。
色々馬鹿をやった。

それで、出世できない面もあったように思うが、
今でも日本に帰ると、
かつての会社の人が、
心暖かく迎えてくれる。

一緒に飲みに行っても、
何故か「お前に出させる訳にはいかん」と言って、
奢ってくれる。
タイのことをどう思っているのだろう。
中には折角日本に来ているのだから、
「これで遊びに行け」と援助までしてくれる。
情けない面もあるが、
涙が出る位、
良い会社に居たものだと感動する。

そんなわしだから、
今で酒は好きだ。

しかし昨今、酒を飲みて過ぎての失敗が多い。
それを歳を取ったせいだとは思わないが、
精神的な問題なのかもしれない。

兎に角、翌日記憶にない場合が多い。
先日も目覚めたら店のベンチ。
タイは熱帯なので、
凍え死ぬことはないが、
いかにも無用心。

わしは、
宿を予約して旅をすることは少ない。
最小限の荷物にして、
飲み歩き、
呑み疲れたところで宿を取る、
そんな旅が好きだった。

緊張感がる時はそれで良かったが、
今は宿を取る前に潰れてしまう。
気が付くと、
変なオヤジに起こされている。

本当に馬鹿だ。

野外で寝ていて、
蚊に食われ、
寝るに寝れず、
バスターミナルまで行ったことが、
何度もある。

先日、バンコクに行った時は、
泥酔して歩道に腰掛け、
ぼーっとしている間に、
引ったくりに会ってしまった。

それで、結構大変な目に。。。。

やっとそのことも落ちつたので、
気が向いたら、
その顛末も書きたいと思う。

今、わしはタイに永住したいわけでもなく、
日本へ帰りたいわけでもない、
中途半端な身。
わしらしい!!

今日は、
先日ラオスから買って来た、
一本100円もしない焼酎を飲み、
中途半端に良い気分。

オヤジらしく、
昔を振り返ってみた。

まったく今の若い者は。。。。。。



  


Posted by ひよこ at 02:09Comments(0)

2011年11月20日

村社会とTTP

自由貿易、国際化、改革。
日本は貿易立国でもあるから、
これらに賛同する日本人は多いと思う。

しかし、それらが自分の身に降りかかって来るかもしれないと分かると、
途端に反対する。

日本ではTPPの話題で盛り上がっているようだが、
今になって反対が多くなっているのは、
総論賛成各論反対、
そんな日本人気質が背景にあるように思う。

日本は村社会だと言われる。

島国の日本は災害大国で、
日本人は農耕民族である。
寒い冬もある。
囲まれた海のお陰で、
外国からある程度守られてきた。

日本人は、
日本風土に根差したコミュニティーを創り上げてきた。
風土が日本人気質を育んできた。

災害に見舞われても、
村社会で助け合い生きてきた。
村八分みたいな制度もできた。

だから、全体よりも局所。
自分の属する組織に忠誠を尽くし、
そのしきたりに従うことが最優先されがちだ。

それは今でも日本人の根底に残っているように思う。

わしもサラリーマン時代には、
会社の為にという意識は強かった。
その頃は、談合に対する批判が多かったが、
必要悪だと思っている社員がほとんどだったと思う。

偽装問題など会社の為に法律を犯す人も少なくない。
今はコンプライアンスとかいうのが、
会社でも流行っているようだが、
これも、会社を守るために、
コンプライアンスしましょう、
と思っているのではないか。
今の日本を知らないわしはそう訝しんでしまう。

今回の東日本大震災を見ても、
政府は全く機能しなかったのに、
秩序が守られたのは、
ある面、この村社会が機能したのではないだろうか。

どじょう総理は、
案の定、リーダーシップが取れないで、
批判されている。
鳩ポッポと馬菅は、
人格そのものに問題があるのではないかと疑うが、
どじょう総理はそうでもないと思うがどうなのだろう。

世界から賞賛された被災者。
献身的に援助活動をした、
自衛官に警察官、消防士。
ボランティア。
日本人は素晴らしいと思う。

その一方で、
同じ日本人でありながら、
政治家、官僚、マスコミ、東電、原発村は批判の的である。
もちろん、批判される立場なので、
ある程度仕方ないし、
批判が真実でない場合も多いとは思うが、
それにしても不思議である。

政治家や官僚、ジャーナリストになった大半の人は、
有能で大志を抱いていた筈だ。
東電や原発村だって、
有数の研究者や技術者が集まり、
経営者も財界の一線級のはずである。
だいたい一昔前までは日本の官僚は一流だと言われていた。

これはいったい何だろう???

一つはやはり村社会意識があるのかもしれない。
大局を見るのが苦手な民族なのかもしれない。
特に意識していないのかもしれないが、
自分の属する組織を守ろうという力が働くのだろう。

それに、長年に渡って作られてきた制度の問題なのだろう。
あらゆる制度が疲弊しているのではないだろうか。
例えば、官僚は事なかれ主義と言われるが、
そうなる何かがあるのだろう。
優秀で高潔な政治家や官僚の前には、
どうしようもない高い壁が立ちはだかり、
自分自身では良いことをしていると思っている人が、
足を引っ張っている。
そんな構図があるような気がする。

黒舟で明治維新を成し遂げ、
敗戦で焼け野原から戦後復興を成し遂げた日本。

TPPにそこまでの力があるとは思えないが、
世界で戦える制度に変える切っ掛けにはなるのではないだろうか。  


Posted by ひよこ at 19:55Comments(0)遠きにありて思ふもの

2011年11月14日

酒飲み

バンコクのある繁華街。
ある日の昼過ぎ。

観光客が行き交う歩道に面し、
昼間からシャッターを開けた、
開放的なバーが並び、
派手なおねーちゃん達が歩道側に陣取り、
観光客を気だるそうに眺めている。

「20時までハッピータイム。ローカル麦酒70B(記憶曖昧)」
と掲げられえた店に立ち入る。

すぐには誰も寄って来ない。
キョロキョロと店内を眺め、
好みのねーちゃんを探し、
適当な場所に腰掛ける。

近くのウェイターに麦酒を注文。
いつも飲む麦酒は安いビアーアーチャ。
しかし、ここはどの麦酒も同じ値段なので、
当然、ビアーシン。
我ながらセコイ。
こんな所が、
いつまで経ってもうだつが上がらない要因なのかもしれない。

断熱材の円筒容器に入れられた、
小瓶の麦酒が運ばれてくる。

瓶の口から直接、
乾いた喉に苦い黄金の液体を流し込む。

波打つのように、
ゆるりと喉に届き、
二日酔い気味の胃に吸収される。

上手い!!

コップから飲む方が喉越しは良いが、
こういう場では、
瓶で飲むのが良く似合う。

ほっと、息を吐く。
頬辺りに血液が巡って来るのが分かる。

欧米人向けなのだろうか、
テーブルも椅子も位置が高い。
片肘をつき、
ちびりちびりと黄金水を口に運び、
辺りを観察する。

わしがタイに嵌ったのは、
こんな一時に、
何とも言えない魅力を感じたからかもしれない。

もちろん、タイに初めてきたときの様な新鮮味はないが、
日本では経験したことがない、
緩い空気が気にいっている。

客のほとんどは欧米人。
友達と陽気に喋っている野郎も居れば、
おねーちゃんを口説いている野郎もいる。
店の奥ではビリヤードに興じているおねーちゃんと野郎ども。
(こういうバーには大抵ビリヤード台が置いてあり1回20B。
話に詰まると、おねーちゃんが誘ってくる)

わしは一人、
哀愁を漂わせ、
麦酒を追加する。

この店は、
矢鱈とおねーちゃんが寄って来ないのが良い。
一人で飲むより、
おねーちゃんと一緒の方が楽しいのは、
わしも男。

だが、おねーちゃんに易々と奢る気になれない。
ねーちゃんのドリンク代は高い。
100B以上する。
一部がおねーちゃんの懐へ入るのだから仕方ないのかもしれないが。。。。

タイに旅行で来ていた時は、
金銭感覚は日本の飲み屋。
南国の開放的で楽観的な雰囲気に、
底抜けに明るいおねちゃんたち。
当然、財布の紐も緩い。

今のわしはタイの地方都市に住み、
飲むのは、雑貨屋前のコンクリート製の机で、
定価で買ったビアアーチャ。

地方に比べ首都バンコクは物価が高い。
物価が当分の間、
ほとんど変わっていない日本とは違い、
タイはインフレ。
わしの記憶も変わらず、
旅行のときに感じた、
安いな~という感覚のまま。
だから余計に高く感じる。

今頃は、このような場で、
あの頃のように、
心の底から楽しむことが出来ない場合が多い。

酔っ払い、
良い気分になり、
ついつい、おねーちゃんに奢ると、
場は盛り上がる。
酒の量が増える。
気分は更に大きくなり、
おねーちゃんの言いなり。
更に酒の量は増える。
気分は最高。
会計も高額。
また、馬鹿やってもうたな~と重い気になり、
しぶしぶ、支払いを済ませることが、しばしば。
いやいやながら20B札ぐらいのチップを置いていく、
気取った自分が更に嫌になる。

翌朝、床に脱ぎ捨てた、
ズボンを拾い、
ポケットから残り金を数え、
二日酔いに拍車を掛ける。。。。

それでも、
懲りずにまた飲みに出るのは何故だろう。
酒飲みとは学習能力が足りない人種なのだろうか。
あの楽しかった幻を忘れられないのだろうか。


偏見だろうが、
欧米人の飲み方はスマートに見える。
楽しんでいるように見える。

日本人みたいな一人のオヤジ。
何人かは分からない。
隣の席につき、
麦酒を注文。
そこへ、おねーちゃんが挨拶に行く。
一瞥して無視。
嫌そうな表情。
好みの子でなかったのだろうが、
こんな遊びの場では、
いかにも野暮ったい。
断るにしても、
もっと方法があるだろう。

わしは粋でありたいと思う。
粋に飲みたいと思う。

ビアバーを何軒か梯子する。
奢って攻撃に、
一本だけ飲んで出ることも。。。

きっと、わしも嫌な顔していただろう。。。。。

「あんた、昨夜千鳥足で店の前を行き来していたわよ」
初めて入った店で言われる。

無防備。
緊張感がない。
ああ、何だか最近面白くない。
年を取ったオヤジの台詞。

やはりわしはただの酔っ払い。
格好良く出来ない。


ベトナム帰りの兵士たちの開放の場として栄えたと言われる、
タイのゴーゴーバー。
最初、入ったときの衝撃は今も忘れられない。

今はそれ程楽しいとは思わないが、
折角バンコクへ来たからと、
ついつい探索してしまう。

こういう場では、
散財しないと、もてない。
面白くない。

逆に金があれば、
こんな楽しいところは滅多にない。
特に普段もてないオヤジには。。。。

目の前で、
鼻の下を伸ばした白人ハゲオヤジは
おねーちゃんに囲まれ上機嫌。

おねーちゃん達もご機嫌取りに忙しい。
生活のためとは言え、
大変だ。

男も本能とは言え、
アホだ。

冷静に眺めていると、
哀れに思えてくる。
世の中の不条理に悲しくなって来る。

何でこの若い子たちはこんなことをしているのだろう。
本当に楽しんでいるのだろうか。。。。。
人生とは。。。。

昨夜、その白人のように、
おねーちゃんに囲まれ、
超ご機嫌になっていた、
自分のことを思い出し、
興醒めしてくる。

こうなるともう駄目。
屋台で、
氷の入ったコップにビアチャンを注ぎ、
一気に飲み干す方が、
悪酔いしなくて済む。

バンコクには、
人の欲望が渦巻いている。
綺麗事ばかりではない。
人の影の部分が、
闇に包まれ、
反転して輝いている。
それが、バンコクの魅力の一つだと思う。
まだまだ抜け出せそうにない。

はぁ、こんな事を書いていると、
何だか現実逃避したくなる。
酔いたくなってきた。
飲みにでも行くか!!


  


Posted by ひよこ at 17:17Comments(0)四方山話

2011年10月24日

ついにバンコクまで

間違って先の投稿分を消してしまった。
まあ、しゃーない。マンペンライ。

ついにバンコクの一部地域も浸水した模様。
あれだけ騒がられていたので、
流石のタイ人も、
警戒していただろう。

浸水して困るものは、
高所に移したり、
避難場所を確認していたと思う。
詰めは甘いような気がするが。。。。。

しかし、固定された製造ラインや、
大きな機械などは動かしようがない。
土嚢で浸水を防ぐ程度しか、
対策が出来ていないところも多いのではないだろうか。

一度、水に浸かってしまえば、
使い物にならない機械も多いのでと、心配だ。

老人や病人などへの影響もあるだろう。

水を見ると思わず戯れたくなるタイ人のことだから、
衛生問題も問題になるかもしれない。

タイ各地にロータスという外資系の大手小売店がある。
近頃はロータスエクスプレスという、
コンビニ形式の店を展開し、
当店近くにも出来ているが、
昨日行ってみると商品がガラガラ。
インスタントラーメンに至っては、
少し高価な「ラーメン」という商品以外は売り切れ状態。

買占めか??

我が家近くでは、
平穏そのものなので、
バンコク周辺で物不足になっていてこちらに回らないのか、
ロータス自体の流通が麻痺しているのか、
どちらかだろう。
その両方かもしれない。

ちなみにセブンイレブンは平常だけど?

消してしまった投稿に書いたように、
当地は数日前から雨がなく、
カラッした天候。
乾季に入っていると思われる。

被害の大きい中部からバンコクに掛けての天候は、
よく分からないが、
いずれにせよ、入ったか、もう直ぐか。

雨が降らなければ、
水は徐々に引き始める。

先日、わしは大きなポカをやってしまい、
バンコクへ行かなければならない用事がある。
どんな状況なんでしょうね~。
バスターミナルがあるモーチット辺りも大変そう。
今週は行かない方が賢明かもしれない。

東日本大震災もそうだが、
遠くに住んでいると、
今一つ緊迫感がない。

被災された皆さまに、
心からお見舞い申し上げます。


【参考:バンコク都発表の仮日本語訳】
23日夜、スクムパン都知事は、
パトゥムタニ県ランシット地区の大量の水がバンコクに流れ込んでおり、
バンコク北部で水を溢れさせ、
水位が早いテンポで上昇していると説明し、
都が周辺状況の計測指標から状況を評価したところ、
当面影響を受ける地域は、ドンムアン、ラクシー、バンケーン、ジャトゥチャック、サイマーイ、バンスー地区であることから、
これらの地域の住民は家財、
自動車その他を高い場所に移すとともに、
生命及び家財に危険な地区に住む住民、
とりわけ一義的に重要な、老人、子供、病人は、
都が準備する避難施設に移動して欲しい。
また、住民及び都の職員は、状況に留意し、
都の発表を注視して欲しい旨を発表した。
更に同都知事は、住民にパニックにならないよう求め、
都は政府とともに状況の改善と住民保護に今後24時間体制で取り組むので信用して欲しいと述べるとともに、
都は持てるすべての能力、移動チーム、緊急及び医療チームユニットを動員して、
住民に助言を行っていく、
明日(24日)状況を再評価し、
事態が危機的となった場合は、
約束通り自分がこれを最初に発表する旨述べた。
また、都は外務次官に連絡し、在バンコクの外交団に状況を注視するよう求めており、
都在住の国民及び外国人に知らしめるため、
都のウェブサイトを通じて発表や説明を英語で行っている。

  


Posted by ひよこ at 17:37Comments(1)情報

2011年10月14日

洪水

日本でも洪水のニュースが大きく取り上げられているようですね。

洪水と言えば、
日本人は、
台風などの集中的な豪雨で、
川が決壊し洪水になると思われるかもしれないが、
タイの場合は事情が異なるように思う。

日本は山から海まで近く、
高低差も大きいが、
タイの場合は広大な平野が大半で、
内陸部から海までは遥か彼方。

水が海に流れ出るまで、
地理的特性が大分違う。

また、タイは雨季と乾季がはっきりと別れ、
乾季には全くと言って良いほど降らない雨が、
雨季になると毎日のように降る。

南国特有の豪雨は、
台風の豪雨に引けは取らないが、
短時間で止んでしまうで、
短期間の雨だけで、
洪水になる訳ではないのだろう。

つまり、タイの洪水は、
日本のようにせわしくない。
じわじわと進み、
じっくりと居座る。
(見たわけではないが、決壊したら水は見る見るうちに浸水してしまうだろうが)

もうすぐ首都バンコクまでもが、
危ないという話もある。
首都を守るために、
その手前で溢れさせているという話もあるが。。。。

タイ各地にはダム湖があり、
容量を超えた水を放出することにより、
被害があるとも聞くが、
ダム湖の影響はどうなのだろう。

ダム湖があるために、
被害が大きくなっているのか、
それとも、お陰でこれだけの被害で済んでいるのかは、
よく分からない。

今年のように、
工場団地まで浸水してしまうと、
水が引くまで時間がかかるだろうから、
被害は深刻かもしれない。
日本への影響も懸念される。

雨季が終わるまで、
後半月ぐらいか。。。。

当地では、この2、3日は雨が少なかったが、
今朝は凄い雨で目が覚めた。

例年だと雨季の終わりは、
雨が多いような記憶がある。

今年は早く乾季が来ることを祈るしかない。
  


Posted by ひよこ at 00:46Comments(4)四方山話

2011年10月02日

矛盾と言えば。。。。。

今日は酔っ払った勢いでもう一つ。

ラオラオというラオスで飲まれているスピリッツがある。
タイにはラオカオと呼ばれる蒸留酒がある。
起源は同じ様なところにあると思うが、
何故か廉価なラオラオの方が美味しい。
タイのラオカオを飲むと吐きそうになるのは何故だろう???

不思議と言えば、
ネット社会を見る限り、
何故、今の日本には余裕が無いのだろう??と思っていた。

バブル景気が弾けて、もう20年ぐらい。
今はデフレが日本を苦しめている。

考えてみれば今の若者は、
不景気の中で生まれ成長して来たのだ。
節約が美徳と考えられても仕方ない。

でも、浪費が、
資本主義の根源。

一方で節約を言い、
一方で浪費を願う。

こんな矛盾を受け入れられる懐の深さが、
今の日本に求められているのではないだろうか。

絶対的な答えを求め過ぎている。
そんな気がしてならない。



  


Posted by ひよこ at 04:15Comments(3)四方山話

2011年10月02日

快感!!

日本語無料情報誌。
バンコクには結構な種類の情報誌が、
色々な店に置いてある。

その内容は無料とは思えない程に充実しているので、
バンコクに出た時は、
孤独なわしの格好なおかずになる。

どうやって経営が成り立っているのか、
多少疑問に思うが、
多くの人に読んでもらうことによって、
スポンサーが付くのだろう。

そんな紙面にわしの緩いブログが紹介されることは、
甚だ恐縮に感じるが、
奇特な方がわしに掲載の依頼をして来た。

恥の文化が身に付いているわしは、
断わろうと考えたが、
折角なので、
引き受けることに。。。。

密かに掻く個人的なブログを多くの人の前に曝け出すのも、
結構快感かもしれない!!

今月発行のWEBに、
拙ブログが紹介されるかもしれません。

WEBの読者の皆さん初めまして!!
これも何かの縁。
今後ともよろしく!!

  


Posted by ひよこ at 02:20Comments(0)情報

2011年09月24日

利きビール

わしは仮にも板前だった。
味覚に自信がないと勤まらない。
当然、味にはうるさい。

と思われるかもしれないが、
わしは味覚なんていい加減だと思っている。
人間なんていい加減だと思っていると言った方が良いか。

網膜には盲点がある。
盲点は映像の認識が出来ないにも関わらず、
脳では、周りと矛盾がないように、
そこに何かあるものとして処理している。

つまり盲点の部分は現実の世界ではない。

しかしそのことは自覚できない。
虚像を見て人間は意識する。

目の錯覚なども脳の仕業。

脳科学のことは良く分からないが、
過去の経験や記憶などから導き出される意識は、
偏重していると思った方が良さそうだ。

馬菅だって、
自分は歴史に残る優秀な総理で、
やるべきことはやったと本当に思っているのだ。
脳が変換した妄想の世界が真実だと、
本人は信じて疑っていない。

人間のいい加減さがよく分かる。

味覚だって然り。
絶対的に美味しいものがあるのなら、
世界中の料理が同じような味付けになるはずだ。

タイ料理と日本料理がこれだけ違うのは解せない。


チャン。
シン。
レオ。
ハイネケン。
アーチャ。
そして、ラオ。

被験者は3人。
ビールはよく口にする物ばかり。
被験者の懐所によって飲む銘柄は大分偏重しているが。。。

番号を書いたコップに、
被験者から見えないところで、
それぞれのビールを注ぐ。

被験者は思い思いに、
ビールを飲み、
紙に番号と銘柄を書く。

結果発表。。^^。。

3人とも正解したのは、
ビアラオ。

特別に美味しいから。
ではなく。
独特の味だから。
でもなく、
これだけ冷えてなかったから。
ラオスからの土産物で、
冷やす暇がなかったのだ。

わしは他にアーチャだけが正解。
もう一人がシンとハイネケン。
もう一人はシンだけだったかな。
まあ、大分前の実験なので良く覚えていない。

正解率は低い。

皆の感想も、「よく分からん」

本当によく分からない。
味の違いは分かるが、
銘柄までは分からない。

飲み慣れた銘柄の正解率が高かったのは、
偶然だろうか??

恐らく優位性はないだろう。。。。


もし、比べる前に味見していたら、
もう少し正解率は高かっただろうが。。。

勿論、残ったビールはそのまま飲み続けたが、
さて、不思議。

わしは貧乏性だから、
こういうときは高価なハイネケンから手を出す。

瓶からハイネケンを注いでから飲むと、
何とハイネケンの味がするのだ。

まあ、そんなものだ。
味覚だけでなく、
色々な情報から判断しているのだろう。

勿論、その道のプロや、
本当に味覚の鋭い人なら正解するだろうが。。。

食事だって、
食べる場所、相手、金額、体調などなどによって、
印象は変わってくる。

霜降りがたっぷり入ったA5の牛肉を、
脂っこいといって欧米人は嫌がると聞く。
養殖のハマチを脂っこいと言って日本人は嫌がる。

食肉は養殖に近付けて、
養殖魚は天然に近付ける。
何か変。

老鶏を地鶏と偽装して販売しても、
消費者は分からない。

味覚とは後天的な刷り込みが大きい。
そう思う。

タイ料理が嫌いなアナタ。
気持ち次第で美味しく感じるようになりますよ。
きっと。

あの実験から、
アーチャばかり飲むようになったことは、
言うまでもない。  


Posted by ひよこ at 20:56Comments(2)

2011年09月18日

雨。

今年のタイは異常に雨が多い。
雨季なので連日のように雨が降るのは不思議ではないのだが、
今年は雨の降り方が例年と異なる。

いつもならスコール特有の、
夕方から夜にかけて、
雷を伴っての豪雨になり、
比較的短時間で止むことが多いが、
今年は所かまわず、朝方から未明まで、
豪雨に見舞われる。

夜半になれば、
必ずと言って良いほど、
雷雨が轟く。

それて、朝までしとしとと降り続く。

テレビでは連日、
洪水のニュースが流れている。

タイ領土の大半が平野なので、
タイ北部や東北部から、
川では処理できない水が、
低地に向かって、
じわじわと溢れ出し、
水が溜まってしまう。

そして、その水は日本のそれとは違い、
何日も停滞してしまう。

今年は乾期になるまで、
まだ大分時間がある。
農作物への影響も心配だ。

行き場のない水は、
わしの怒りのように、
どこに発散すればいいのだろうか。。。


わしの怒りは私的なこと。
今日は夕方から酒を飲んで良い気分。

勢いで思いのたけを書き殴る、
厚顔無恥な点はご容赦を。。。。

それにしても、
雨が多く降れば困り、
雨が少なくても困る。

暑ければ文句を言い。
寒ければ文句を言う。

「我侭だな~人間だもの。ひよこ」

どじょう内閣は、
負けると分かっている総選挙はしないと思うが、
今度選挙をしたら、
前回と前々回の時のように、
愚民主党と自民党の議席が極端に逆転してしまうのではないかと危惧してしまう。

この極端な現象は何なんだろう。

多様な思想を持つ人々が、
お互い意見をぶつけながら、
共存できる社会が理想なのだろうが、
現実にはなかなか難しい。

国際社会の問題が話し合いで解決し、
同じ価値観を持つ社会になれば、
対立はなくなるかもしれないが、
それでは多様な社会とは矛盾してしまう。

矛盾と言えば、
保守とリベラル。

保守は改革を嫌い、
伝統的な価値観を保ちたいと思うのに対し、
リベラルは自由と改革。
という単純なイメージがある。

しかし、日本は保守が改憲。
リベラルが護憲。
何か言葉の矛盾。

わしも若いころはそう思ったが、
言葉ではリベラルの方が格好いい。
保守はいかにもオヤジ臭い。

この矛盾が、
世界で一番古い憲法を、
現世に合わないのも関わらず、
守り続けている、
原因の一つではないかと、
わしは密かに思っている。

(投稿当初は、酔っ払って、これ以降もぐだぐだと支離滅裂なことを書いていたが、
翌朝、読み返して、あまりにも恥ずかしいので削除しますm--m)

  


Posted by ひよこ at 02:19Comments(2)四方山話

2011年09月11日

911

10年一昔というが、
あれから明日で10年。

今少し調べると、
対テロ対策で犠牲になった兵は17600人にも上るらしい。
自由と平和を守るため、
命を懸けて戦う兵士に感謝し敬意を払いたいと思う。

一方、テロ組織側は、
軍のみで38500 - 46500人が死亡しているらしい。

テロの指導者とされたウサーマ・ビン=ラーディンを、
アメリカ軍の特殊部隊が殺害したことは、
記憶に新しい。

血で血を洗うことに、
出口は見えないが、
かと言って他に有効な手段はあるのだろうか。

日本と、
中国やロシア、そして半島との問題ですら、
平穏に解決出来ないのに、
永遠と続くこのややこしい問題を、
話し合いで解決することが出来ないのは明らかだろう。

「話し合えば分かる」と言う人ほど、
人の話を聞こうとしないのを見ても、
そのことはよく分かる。

本当に人間は何て愚かな動物なのか。

世界には様々な価値観、文化がある。
日本に比較的近いタイに住んでいても、
それを痛いほど実感する。

中近東はそれが更に違う。

種の多様性は、
種が存亡で最も重要な要素であると思うが、
対立することなく、
共存する方法はないのだろうか。

今現在も世界各地でテロを企んでいる卑劣な組織があるに違いない。
明日は911。
平和な一日であることを祈る。

  


Posted by ひよこ at 00:03Comments(0)四方山話

2011年09月04日

宿題

日本では芦田愛菜ちゃんが大人気とか。
動画で見ると、
愛らしい笑顔に、
しっかりとした受け答え。
確かにかわいい。

聞くと小学1年生だと言う。
という事はわしの娘より1学年下。
それにしたら、
小さい。

年齢の割に小柄なので、
余計に可愛らしさが際立つのだろう。


わしも親として一応、
娘の宿題を見ることがある。
教える科目は算数や英語。
もちろんタイ語は無理。
逆に娘が先生。

拙いタイ語で何度教えても、
簡単な繰り上げなどが理解出来ないことがある。
思わず、何で分からんのや!!
と腹が立つ。
娘も訳分からないタイ語で説明されて、
飽き飽きした顔。

愛菜ちゃんとは逆で、
娘はデカイ。
恐らく小学4年生ぐらいの体格。
しかし、頭脳は年齢相応かそれ以下。
だから、余計にアホちゃうか?
と思ってしまう。

でも考えたらまだ小学2年生。
掛け算を習い始めたばかりなのだ。

まあ、理解できなかった問題も、
数日後にはちゃんと理解している。
まあ、こうして徐々に成長していくんでしょうな~。

歳を取るとこの徐々にという気力が無くなる。
大体、人間は良い記憶しか残って無いので、
昔はすぐに出来たと思い勝ちだ。
だから一飛びに出来ないと嫌になる。
歳のせいにする。
すぐに出来ないものは最初から拒否。
慣れた方に行く。

こうして、成長が止まるんでしょうな。
はあ。。。

  


Posted by ひよこ at 22:45Comments(0)家族

2011年09月04日

どじょう総理

金庫番の幹事長に輿石東。
日教組のドンで元社会党。

泣き虫海江田より野田になって良かったと思ったが、
何やこの人事は?

小沢一郎新党立ち上げを牽制して、
小沢を味方にしたいのだろうが、
よりによって輿石とは。。。。
自民党との関係も怪しくなる。

それに、マルチ山岡。
極左、平岡法相、
防衛相、外相、財務相の重要ポストの大臣も、
素人同然らしい。

もしかしたら、
「原発に詳しい」と言った馬菅が、
原発対策を混乱させたのを見て、
詳しくない人を集めたか。。。。。

まあ、単に党内に気配りしただけだろう。

馬鹿な大臣を手の平に乗せ、
優秀な官僚がやる気になってくれれば良いが。。。。

でも、それでは脱官僚から遠ざかる。

この人事を見ると、
どじょう総理に強烈なリーダーシップを発揮できるとは思えない。

相田みつをの詩から、
自らをどじょうに例えるのは如何なものか?

「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ  みつを」
なんやそれ!!
総理が金魚のまねが出来くてどうする。
錦鯉のまねぐらいにせんと!!
日本の顔やで。。。。

他にもこんな詩が、
「うばい合えば足らぬ 分け合えばあまる  みつを」
「アノネ ひとのことじゃないんだよ じぶんのことだよ  みつを」
「七転八倒 つまづいたり ころんだり するほうが 自然なんだな にんげんだもの  みつお」
うーーーん、政治の世界には似合わない、みつをワールド。

このどじょう総理は、
官僚の書いた原稿を感情込めて答弁するのが、
凄く上手だと聞く。

代表戦の演説でも、
選挙になれば再選される可能性が低い議員が一杯いる前で、
笑いを取りながら「解散はしません」と言い切るところなど、
なかなか狡猾だ。

人は良いと評判だが、
腹の底には黒い泥が溜まっているのかもしれない。

わしは鳩ポッポと馬菅が総理に向いていなかった理由の一つに、
理系出身というのがあると思っている。

「脳には癖がある」という本を読んだことがあるが、
やはり、専門分野によって、
能力に偏りがあるのだろう。

理系の人は、
大局よりも、
詳細に目がいってしまいがち。
気になって仕方ないのだ。

人を動かすのは、
やはり文系の脳をもつ人の方が良いような気がする。

どじょう総理を調べると、
早稲田の政経から松下政経塾。
29歳で千葉県議。
その後、日本新党から衆議院。

社会人の経験に乏しいのが気になるが、
文系には違いない。

まあ、歴史に残る馬菅より悪くなることは無いだろう。
泥舟の崩れかけた底に隠れることだけは止めて頂きたい。。。

それにしても、小沢一郎。
何故こんなにも力を持ち続けているのだろうか。
こんなに好き嫌いや評価が分かれる政治家もいない。

やはり何か魅力がある人なのでしょう。
でも直ぐに人が離れて行く。

恐らく、この人の脳は権力に偏っていると思う。
不思議な人だ。


  


Posted by ひよこ at 02:28Comments(0)遠きにありて思ふもの

2011年08月25日

陰謀論

何千人ものデモ隊がフジテレビを包囲したとか。
ネットでは3万人とも。

韓流に抗議しているらしい????
恐らく、
竹島問題や、
在日問題などによる、
反韓意識や、
テレビ局などのマスコミが偏重、捏造報道をしていると、
思い込んでの、
マスコミ不信が根底にあるのだろう。

そして、それらに賛同している多くは、
ネットに巣食う若者ではないだろうか。

ヤフーニュースのコメントを読むと、
その意見が偏重していて、
おぞましい。

こういう奴らは、
月着陸は捏造、
911は自作自演など、
陰謀論を真に受けている確立が高そう。

陰謀論は面白いし、
実際にも世界各所で陰謀が蠢いているとは思うが、
荒唐無稽なものも多い。

フジテレビの中には、
反日的な感情を持つ人もいるだろうし、
ブームを手掛ける人もいるだろうが、
それが、社内のコンセンサスになり、
社を上げて、
日本国民を洗脳するために、
韓流を捏造しているみたいな事は、
有り得ないだろう。

そんなことは少し考える力があれば、
分かるような気がする。

ネットの偏重情報に洗脳され、
マスコミの偏重報道を批判する。

こんな人が多いネット社会は、
恐ろしい危険性をはらんでいるのではないだろうか。

やはり、情報が溢れる今の時代は、
複眼的な考察と、
その真贋を見抜く力が必要なのだろう。

それにしても、
何故、こんなにも余裕のない、
融通の利かない人が多いのだろう。

報道は公正、公平でなければならない、
法律は守らなければならない、
正義は一つ、
みたいな杓子定規な思い込みがあるような気がする。

組織に属している人間がする以上、
報道に、
主観的な考え方や、
しがらみが、
多少なりとも反映することは当たり前ではないか。

こんな事でデモ行進をするなら、
菅政権を批判してデモ行進をするほうが、
余程健全であると思うがどうだろう。

ご存知のようにタイはデモ先進国。
それだけ政治に対する意識が高い、
わけでは無い。

タイではデモを扇動する組織があり、
それは政党に限りなく近いらしい。
政権を握るために、
デモ隊を組織し人を集める。
だからあんなに盛り上がるのだ。

わしはタイの名門国立大学から数百メートルのところに住んでいるが、
先のクーデターの折も、
近所のネット屋で遊ぶ学生の姿が少なくなることはなかった。

昨年の赤シャツ軍団による放火の折も、
わしの知る限り学生は無関心。
こんなものだ。

今、タクシン元首相が訪日しているとか。

タクシンには陰謀説が似合う。
タクシン氏の妹インラック氏が首相に就任し、
新政権が発足した途端、
脱税の罪に問われていた元妻が、
高等裁で逆転無罪判決。
もちろん真相は分からない。

でも、世界ではこんな茶番劇が多いことを知れば、
フジテレビに行くような人は、
マスコミは偏重報道をしていると、
もっと、確信したかもしれない。。。。。。

  


Posted by ひよこ at 01:29Comments(0)四方山話

2011年08月20日

雲南省旅行記 最終回

最終日。

早朝、昆明駅着。

凄い人。
流れるように駅から吐き出される。

さて、どうするか。
酒を飲んでよく寝たが、
まあ、寝台はシンドイ。

昆明の街をぶらつく。

朝食はラーメン。
腰のないラーメンともこれでお別れ。

お土産にお茶を購入。
そして花椒。
麻婆豆腐にかかっている山椒のこと。

四川に近いためか、
雲南の料理もこの花椒が、
たっぷりと利いていて、
うまい。
中国の方がぴりりと辛いか。

大理の宿が安かったのと、
夜行で昆明入りしたので、
お金が思ったより余っている。

何を買うか思案していると、
市場のような通りへ出る。

ここで中華ハムを売る店を発見。
足一本丸々ぶら下がっているが、
それは、無理。
真空パックになったハムを3袋購入。
全部で150元ぐらいだったかな。。。

その隣には果物屋が。

検疫が気になったが、
桃を購入。
日本の高級桃のように、
触るのも慎重になるものとは違い、
積み上げらている。
実が硬い。
色形を選んで、
袋へ詰め込む。
1kg購入。

その後、歩いていると、
広場に市場が。
おばちゃんとおじちゃんが売っている桃が、
さっきのところより大分安い。
ここでも1kg購入。

おでんに似た料理を出す店があったので、
ここで、小腹を満たす。

薄味であっさり。
この料理は日本の影響か?

《ここで反日感情について》

わしが良い男だからか、
鈍いからなのか、
はっきりしないが、
反日感情を感じることは無かった。
もっとも、喋らない限り日本人とは分からないので、
歩いていて石を投げられることはないが。。。。

ただ、テレビを点けると、
どの時間帯でも必ず2チャンネルぐらいは、
軍服を着たドラマが放映されている。

内容は分からないが、
日の丸が確認できるので、
先の戦争のドラマだろう。

恐らく日本人の悪行を、
中国人史観によって伝えていることは、
想像に難くない。
政府がどれだけ関わっているのか分からないが、
こんなドラマをずっと見ているとしたら。。。。
影響は大きい。

話を戻す。

バスターミナルに行き、
空港シャトルバスを待つ。

おねーちゃんが、
どちらの空港に行くのかと聞いてくる。
「今日、飛びますicon20飛びますicon20」と言うと、
このバスで行けと案内してくれる。

中国に来たときは旧空港だったが、
旅行中に新空港が開港したか、
と少々不安だったが、
バスは旧空港へ到着。

来た時と変わりはない。

時間があるので、
コーヒーでも飲もうと店に入ると、
馬鹿高い。
お金が足りない。

この期に及んでも残りものの酒を持っている。
酒飲みとして捨てるのは惜しい。
かと言ってここで飲む気にもなれない。

荷物を預けると桃がグチャグチャになる可能性が高いので、
荷物は全て機内に持ち込むつもりだが、
液体の酒は没収される。

ゴミ箱をあさっているオヤジに手渡す。
目を輝かせて喜んでいる。
わしも嬉しい。

チャックインを済ませ、
パスポートコントロールへ。

ここで、
パスポートを取り上げられ、
他の係員へのところへ持って行かれる。

その間10分ぐらいだろうか、
出たところで放置。

何だろうか?

今回の中国の旅で、
中華思想らしいな~と一番感じられたのが、
スタンプ。

入国スタンプは普通2列に押すので、
更のページに押すときは、
大抵は左上に押す。
それが、どうどうと真ん中に押しているのだ。
しかも、液の付け過ぎで、
滲んでよく見えないし、
隣のページにも移っている。

邪魔。

恐らく日付が見え難かったので、
その確認なのだろう。
パスポートは出国スタンプが押され、
返してくれた。
何のおとがめもなかったが。
何の説明もない。



続いて荷物検査。

X線を通すと、
リュックサックを開けるよう言われる。
桃が駄目なのか。。。
恐々開けると、
桃を一瞥して、
面倒臭そうに、
行ってよしみたいな態度。
こういう時、
あ、通って良いですか、ありがとうございます。
という卑屈な気持ちになるから不思議だ。

まあ、どこの空港もそうだが、
やはり役人の態度は悪い。

飛行機は8割ぐらいの入り。
やはりスッチーの態度は良い。
でもタイ国際航空はおばさんが多い。

隣の席はタイへ留学している中国人のにーちゃん。
そわそわしていて、
初々しい。

ビアシンを飲みながら、
狭い席に身を沈める。
やっぱり隣はおねーちゃんが良いーー:

今回は昆明→麗江→シャングリラ→大理と14日間の旅。
勿論、これだけの経験でどうのこうの偉そうなこというつもりは無い。
ただ最後に、
中国は思ったより良いところだった。

旅をしている限り、
共産国の悪い面を感じることはほどんどなく、
庶民、少数民族は抑圧されているという感じはない。
あれだけの経済発展をしていれば、
政府に対しての不満分子はそんなにないのではないだろうか。

領土問題、民族問題、人権問題、経済格差問題、公害問題などを抱える超大国を為政するには、
一党独裁の方が都合の良いことが多いような気がする。
選挙をして纏まるとは思えない。

民主主義を否定するつもりは全くないが、
限界もある。
選挙によって少数民族の意見が、
どれだけ反映されるだろうか。
多数の意見が正しいと言えるのだろうか。

選挙によってエジプトにイスラム原理主義国家が誕生することに
危機感を抱いているのは、
民主主義の国々ではないか。

もちろん今の中国政府の覇権主義は、
容認できるものではない。
報道や思想の自由も必要だ。
中国は日本に取っても世界にとっても脅威には違いない。

しかし、選挙民に迎合し、
出来もしない政策を約束して、
政権を握り、
あの馬管を祭りたて、
(しかし、首相になるまで、あの馬菅の人格障害を見抜く人はなかったのだろうか。
政治家とは横の繋がりが余りない人たちなのかもしれない)
すったもんだのあった今のとろい制度にも、
何か欠陥があるような気がしてならない。

日本は自主憲法に改正できない国だもの。。。。。  


Posted by ひよこ at 21:05Comments(2)

2011年08月18日

雲南省旅行記その14

大理4日目。

雲南省の旅も残り2日。
明日の昼には空港に行く必要があるので、
実質的には今日で終わり。

大理にも、まだ行っていない観光地は多い。
時間を惜しむように、
出掛けることは、
しない。

一人旅は寂しいし、
一人で観光地に行くのはついつい面倒になるが、
その代わり気楽で自由。
好きな時に好きなことが出来るのが良い。

夜行列車まで暇つぶし。
昼前にチャックアウト。

適当にバスに乗り繁華街へ。
昼間から麻雀に興じている人が多い多い。
その半数ぐらいはおばちゃん。

今日は雨模様。
傘がないので、
雨宿りをしながら歩く。

スーパーがあったので入店。
日常雑貨に食料品が売られている。

土産物を探す。
お菓子と筆記用具を購入。

《ここで気候と服装について》

雲南省は山深い内陸部。
よって緯度は石垣島と同じぐらいだが、
7月でも気温はそう高くない。

昆明と大理の昼間は多少汗ばむ気温だが、
シャングリラや麗江では、
朝晩は一枚上着がほしいぐらい。

麗江を観光する中国女性の7割ぐらいは、
ショールを羽織っていたのではなかろうか。
流行なのかもしれないが、
暑さ寒さの調整に便利なのだろう。

中国人は結構お洒落。

顔や体格が日本人に似ているだけでなく、
服装を見ても全く見分けが付かない。

それにしても、
旅行で一番の荷物は衣服。

今回の様に、
暑いタイから、
高地の雲南省に行くと、
長ズボンや上着を入れる必要があり嵩張る。

荷物を持って歩くことの多い、
わしの様な旅には辛い。

いつかはヴィトンの鞄を持つ下僕たちを引き連れ、
大名みたいな旅をしたいと思うが、
貧乏性のわしには返って面白くないかもしれない。

話を戻す。

時間はまだまだあるが、
駅の方へ向かう。

駅前でビールでも飲もうと、
ペー族の店に入る。

いつもの様に、
何故喋らないのだ?
と怪訝な顔をされる。

いつもならビールを指差すと分かってくれるのだが、
このおばさんは分かってくれない。

追い出されるように、
店を出る。

白人だと中国語が話せないことはすぐに分かるだろうが、
見た目が同じ日本人は面倒だ。
逆に言えば、
悪い人に狙われることも少ないということだが。。。。

次に入った店は問題なし。
魚の煮付けと炒菜。
そしてビール。

駅前は商業地なのだろうか、
きれいなビルが立ち並んでいるが、
平日なのに人通りはそう多くない。

まだまだ時間はあるが、
駅構内に入り、
売店でビールを買って、
近くソファに座る。

そこは有料のようで、
お茶代を請求されたが、
時間潰しには良い。

小腹が空いたのでカップ麺を買ってきて食べる。
寂しい夕食。

それにしてもよく飲む。
中国では毎日。
わしは体は大きいが、
気が小さい。
だから飲んで気を大きくしている面がある。

飲んだ勢いという奴である。
それで、面白いことも色々経験したが、
色々と失敗もした。

今回の雲南省の旅。
どんな旅だったか。

それなりに楽しく、
面白かったが、
何か物足りない。

マンネリ化。
恐らく、もっと若いときに同じような旅したら、
もっと感動しただろう。
もっと刺激があったに違いない。

それが、経験を積むということ、つまり、歳を取るということかもしれない。
色々なしがらみが増えたせいもあるだろう。

汽車に乗り込む。
向かいの席は若い仏教徒。
日本の本にえらい興味を示す。

韓非子の本を持っていたので、
見せる。
嬉しそうに頷いていた。

恐らく現在で漢字を日常的に使用しているのは、
中国と台湾、日本だけだろう。

韓国もベトナムも漢字を捨ててしまった。

筆談で少し意思疎通が出来る中国人と日本人。
見た目は変わらない。
箸でご飯をがっつくところも同じ。
街並も似ている。
治安も同じく良い。
中国人はもっと我が強く、
自己中心的で、
積極的な人々だと思っていたが、
そうでもない。

中国人に対するイメージが大分変わった。
こちらで生活したり、
中国人と一緒に仕事をすると、
違う感想を持つとは思うが。。。。

そんなことを思いながら、
静まり返った汽車の通路で、
一人酒を飲む。

また、来よう!!
中国はデカイ。  


Posted by ひよこ at 23:46Comments(3)

2011年08月17日

コンケン在外選挙人登録受付及び領事出張サービスのお知らせ

~コンケン在外選挙人登録受付及び領事出張サービス~
が明日に迫りましたので、
再度、お知らせします。

イサーンにお住まいの方は、
用事がなくても、
ぜひ、足をお運び下さい。

http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/consular/ann.htm#khonkaen  


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2011年08月17日

雲南省旅行記その13

大理3日目

大理古城に踏み入れる。

ここは麗江古城と違い、
4方を城壁で囲まれ、
東西南北に大きな門がある。

そして、わしの感じた一番の違いは、
大理古城は麗江みたいに徹底的に管理されていない点である。

道路が碁盤の目のように整備され、
車も自由に乗り入れしているし、
市場や病院や学校といった、
普通の生活も混在している。

麗江の方が
車が通らない、
路地が狭く入り組んでいる、
昔ながらの家屋しかない、など、
情緒はあるが、
生活臭が少なく、
何となくうそ臭い。

その点は大理古城の方が、
面白い。

と言っても観光化されていることに変わりはないが。。。

一番賑わっているところは、
洋人路と、
洋人街から南城門楼に至る路。
土産物屋や食堂などが犇めき合っている。
洋人路はその名のとおり、
ピザ屋やバーなど外人向けの店が多い。

日本料理店も2店ほど見かけた。
確かめた訳ではないが、
メニューなどを見る限り、
両方とも日本人が関わっていると思われる。

土産物を物色する。
大理ではやはり大理石。
数珠と鉛筆立てみたいな物を購入。

他に大して欲しい物はない。
欲しくても大きいものは重たいので、
簡単に持って帰れない。

それにしても疲れた。
歩き過ぎ。
大理古城も広く、
東西南北の門を全て歩いて廻ったら、
足が棒。
疲れた。
食傷気味。

下関行きのバスに乗る。

バス停が所々にあり、
人の乗り降りもある。

こういった、観光化されていない街にぷらっと降りて、
散策すると楽しいと思うが、
もう、その気力はない。

《ここで車事情》

中国もトヨタ車が多い。
さすが世界のトヨタ。
日産も目に付く。
ホンダは苦戦か。

他にはドイツ車。
ベンツにワーゲン。

シトロエンはフランス車だったかな。
韓国車も多い。

それに国産車。
見た目はなかなか。
高級車みたい。
性能はどうなのだろう。

今回、タクシーには乗る機会がなかったが、
街中にはタクシーも多い。
女性の運転手が比較的多かったように思う。
ワーゲンの大衆車が多かったが、
運転席と助手席の間は、
蛇腹式の格子になっている。
防犯用だと思われる。
中国で盗難に気を使うことはなく、
治安は良いと感じたが、
実際はどうなのだろう。

話を戻す。

宿の近くで食堂探し。
市場の方へ向かう。

適当な店に入る。
火鍋。
スープはどちらにするか?とか、
具材は?とか聞かれたが、
適当に指をさす。

この店は正解。

美味い、安い。
ビールも冷えている。
だから客も多い。
第一、おばちゃんの動きに無駄がない。
こういう働き者を嫁にしたら幸せだと思う。

食いすぎ、飲みすぎ。歩きすぎ。

後2日。
  


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2011年08月08日

雲南省旅行記その12

大理2日目。

洱海に向かう。
船に乗るつもりだ。

切符売り場に着くと、
定期便ではなく遊覧船乗り場。

おばちゃんに聞くと、
値段は100元。
思ったより高い。
時間を聞くと、
3時間と書くので、
出発時間は?と聞き直すと、
「現在没人」と書いてくる。

人が集まらないと出発しないと言う事だろうか。

仕方なく湖畔を散策。

大きな船が停泊していて、
近くに駅みたいな建物がある。
しかし、閑散としている。
切符売り場に入ると、
出発時間は早朝。
値段は、遊覧コースによるが、
130~200元(ぐらい)

定期船はなさそう。

諦めて公園になっている丘に登る。
頂上はお寺。
眺望は期待外れ。

反対側の街の方に下りる。

昆明行きの切符を買うことを思い付き、
駅まで歩く。

昆明→バンコク行きの飛行機は3日後の午後発。
前日に昆明入りしようとも考えていたが、
昆明では今より安い宿を探すのは困難だろうし、
大理にいる方が面白そう。
前日までここにいて、
夜行列車で当日の朝に昆明に行くことにする。

21:50発 昆明行きの切符を購入。89元。

《ここで交通について》

恐らく日本は世界一の鉄道王国。
だから、てっちゃんでなくても、
鉄道に対する思い入れは大きい。

中国の高速鉄道に事故があったことで、
日本の新幹線に死亡事故が一度もないことが、
話題になっているが、
日本の鉄道を管理する技術は兎に角もの凄い。

首都圏の鉄道なんか分刻み。
あれだけの電車を滞りなく走らすなんて、
タイ人からすれば、神業。

タイの鉄道(バンコクの地下鉄と高架鉄道を除く)は、
本数が少ない上に、
所要時間が長い。
事故も多いし、
遅れることは日常茶飯事。
だから、鉄道よりもバスの方が人気が高い。

中国でも昆明から麗江に行くときに、
向かい席になった人に到着時間を聞くと、
「5時頃だけど、いつも遅れるよ」との事。

昆明ー大理ー麗江の路線は、
乗車する人が多いのに、
本数が少ない。
所要時間も長い。

理由は定かでないが、
線路や汽車の保守など、
鉄道を運営するのは結構大変なのだと思う。

それに、鉄度は新設するのが大変。
線路の用地確保や駅、汽車の購入、
システムの構築など、
素人のわしが考えても容易ではない。

その点、バスは簡単。
道路さえあれば、
どこにでも行けるし、
バスの運転技術習得も大したことはない。

飛行機も、
案外、簡単なのではなかろうか。
空港整備とシステム構築、飛行機操縦技術は、
確かに難しそうだが、
空の整備は必要ない。
これが大きい。

今回行った、
昆明、大理、麗江、シャングリラは、
何れも空港がある。

中国みたいに国土が広い国では、
特に飛行機は重要な交通網なのだろう。

話を戻す。

駅前に大理古城行きと三塔寺公園行きのバスが待機している。
14時を過ぎているので、
どうするか悩んだが、
三塔寺公園行きのバスに乗り込む。

古城近くにある公園で、
麗江から来るときに車窓から見ると、
古い塔が見え、
多くの観光バスが止まっていたところだ。

バス賃は先払い1.5元。
どこまで乗っても同じ料金。
(郊外に出ないバスは一律1元)

バスは市街地を通り、
乗客が乗り降りしながら、
数十分で到着。

立派な切符売り場に入ると、
値段を見てびっくり。
なんと121元。
2泊できる。

まあ、ここまで来たのだからと入場。

3つの古い塔が、
二等辺三角形の頂点の位置に建っている。

正面に立つと、
中央に塔があり、
右後ろと左後ろに、
少し小さめの塔が見える。

この中央の塔は特徴がありとても綺麗。

平面が正方形で、
上に行くほどすぼんでいく二十重の塔。
20と書いたが正確ではない。
それぐらいの屋根がある。

日本の五重の塔よりも、
細長いプロポーション。

他の2つは、
平面が円形の十重の塔。

それらの塔の背景は、
険しい山々。

幾つも寺院が、
塔から山の方に整然と並んで建っている。

広い広い。
中国に来てから歩き通しなので、
足が痛い。

これらの寺院は何時ごろ建立されたのか分からないが、
興味が沸かない。
立派は立派なのだが。。。。。。

ここで日本語が聞こえてくる。
若い女性が2名。
「犬が寝てる~」
食い付くところが違うやろ!!

ガイドブックを見せてもらおうかと思ったが、
旅は終盤。
もう必要ない。
声をかけることなく通り過ぎる。

バスで下関まで帰る。

昨夜と同じ店に行って、
またもや串焼きにビール。

帰国まで後3日。。。。。

  


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2011年08月06日

雲南省旅行記その11

大理1日目。

雲南省の旅を記録に残すために、
書き始めたこのブログ。
思ったより、
だらだらと長文になってしまった。
やっと今回最後に訪れた都市「大理」まで来たが、
まだ、5日もある。
うーーん。
書くのも面倒になってきたが、
読む方もお腹一杯だと思う。
しかし、食べ残すぐらい、
大量の物を出すのが中国の礼儀。
もう少しお付き合い下さい。

朝、宿をチェックアウト。
ママさんともお別れ。

大理まではバスで行くつもりだ。
鉄道は本数が少な過ぎる。
道を聞きながら、
バスターミナルまで歩く。
古城の南側にあり徒歩で15分ぐらい。

結構大きいバスターミナルで、
シャングリラ行きもある。

11時発、大理行き。71元。
寝台列車に比べたら高い。
寝台列車が安いというべきか。。。。

普通のバス。
一応トイレ付き。
乗客は1/3程度。

道路は工事中のところが多く、
バスはスピードが出せない。

大理までの道程も山深い。
途中一回のトイレ休憩があり、
数時間後、眼下に水面が見えて来る。
洱海。
南北に長い大きな湖だ。
40km以上あるらしい。
大理の中心地は南側。

バスは北側から、
洱海の西側湖岸に沿って、
大理の街に向かう。
興味深い街並みが続く。
大理ペー族自治州なので、
ぺー族の集落が多いのだろう。
大理石加工場も見える。

途中、バスは大理古城の入り口に寄る。
大理の中心地「下関」はまだ十数キロ先。

どうするか悩んだが、
まずは下関まで行くことにする。

下関のバスターミナルに到着。

おばあちゃんから地図を購入。6元。
宿の客引きのおばちゃんがいる。
宿代は80元。
この値段を基準にするつもりで、
おばちゃんを振り切り、
取りあえず洱海を目指す。

下関は雑多な近代都市。
何か面白そう。

地図を見ると洱海に面して大きな公園がある。
しかし、行ってみると、
そこは小高い丘になっていて、
水辺にはゆっくり出来るところはほとんどない。

植え込みに座って湖を眺める。
山々に囲まれ、
豊富な水量を湛える洱海。
良い所だ。

船乗り場が見える。
定期船に乗って洱海を横切り、
見知らぬ街を訪れるのも悪くない。

《ここで景気について》

街中には「招聘」と書かれた張り紙が本当に多い。
それだけ人不足なのだろう。

下関の中級中華料理店で、
給料は下女で800~1000元/月ぐらい。
タイと同じ位か。

街中では工事が彼方此方で行われている。
建設中のビルも多い。

昆明では新空港が開港間近だし、
駅前通りでは地下鉄が建設中。

訪れた各都市の駅や空港、観光地も、
人が凄く多い。

流石に、急激な成長が留まらない中国。
この勢いは、いつまで続くのだろうか。

タイに戻ってから起きた、
高速鉄道の事故とその対処。
急激な成長の副作用という一面もあるのだろう。
この事故が経済に与える影響はどうなるだろうか?

今後も一党独裁で経済をコントロールすることは可能か。
バブル崩壊を防ぐことは可能か。
お手並み拝見である。

話を戻す。


昆明初日にわしが外人という理由で、
何軒も宿泊を断られた苦い経験があるので、
早目に宿探しを始める。

一軒目。

庶民的な宿。
駄目元で飛び込む。

トイレシャワー付きで50元という。
部屋を見せて貰うと十分きれい。
呆気なく決定。

この宿に外人が泊まることは、
ほとんど無いのだろう。
対応がぎこちない。
外人が泊まれる宿、泊まれない宿の違いは何なんだろうか?

食事に出かける。

山の頂上に風車が見える。
街灯も風車付き。

市場でカバンを購入。
お土産はまだ買ってないが、
何かと荷物が増える。

繁華街に踏み入れる。
凄い人通り。

宿の近くまで戻り、
庶民が集う路地を歩く。
雑貨屋、洗濯屋、食堂が並ぶ。

肉や野菜など、
様々は串が並べられ、
店頭で焼いている食堂が多い。

何品か選んで焼いてもらう。
花椒が利いた串を食べながらビール。

隣では派手なねーちゃん二人がビールを飲んでいたり、
仕事帰りと思われる男女のグループが、
ビールを箱ごと持ち込んだりしている。

串が一本1元。
ビールも安い。
こういうところは楽しい。

もう一軒!!

同じような店に入り、
またまたビールを飲む。

宿泊している宿の向いに、
中級ホテルがあり、
ネオンが輝いている。

酔った勢いで入ってみるが、
怪訝な顔をされて門前払い。
単なるカラオケだったのかな?

タイのネオンが恋しい。
そろそろ旅も飽きて来た。。。。
帰りたいな~。。。。。。。  


Posted by ひよこ at 16:31Comments(0)