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ナムジャイブログ
ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › イサーンで胃酸過多の日々 › 2011年11月22日

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Posted by namjai at

2011年11月22日

当ブログを読んで頂いている奇特な方は、
わしのことを大酒飲みと思われているかもしれないが、
それは少し違う。

他人さまも読んで頂くブログなので、
少しでも楽しんで貰いたいという、
スケベ心もあり、
嘘ではないが、
自分なりに面白おかしく書いている面がある。

実際には、
小心者なので、
飲んで心を休めている面が大きい。
だから、平常心のときは飲まない。
旅先とか知人友人と会ったときとか、
今日みたいに特に寂しいときしか、
酒に手を出さない。

もちろん健康に気を使っている面もある。

そんなわしだが、
酒に対する思い入れは強い。

それは、やはり酒を飲み始めた原体験によるものが大きいと思う。

わしは高校時代から冷めた面があった。
今一つ情熱を持って熱中した記憶がない。
手前味噌だが、
わしは器用だ。
何をしても人並みにはこなせるようになる。

だが、それより深く熟練の域に達することがない。
いわゆる器用貧乏なのだと思う。

だから、スポーツでも勉学でも仕事でも中途半端、
なので大学進学も九州で一番中途半端なある大学に通った。

その大学には、
寮でもアパートでもない、
指定寮という制度があり、
家賃もまあ安いということでそこに住むことになった。

指定寮とは、
民間が経営する下宿やアパートなのだが、
大学が入居を斡旋する制度で、
学生は入居を希望すると、
どの指定寮に入れるかは分からない。

引っ越してどんな所か初めて分かる、
そんな中途半端な感じだった。

わしが入った寮は、
指定寮の中では恵まれていた。
6畳一間に流しと押入れが付いていたからだ。
もちろん共同トイレ、共同風呂だったが。。。。

酷いところでは、
一部屋2畳ぐらいの指定寮もあった。
確か栄光寮。
今から考えると人が住むような所ではない。

入居と入学式は親が一緒だったと記憶している。
その親が帰ったときに、
寮の先輩から声が掛かる。
1歳2歳の年の差は今では全く違いはないが、
18歳のときは違う。

法学部の村上さんという一学年上だが
3歳年上の怖い人が部屋に来て、
近くの飲み屋に連れ出された。

その年の新入寮者は多く、
確か定員20名なのに7人。
その全員がその時にいたかどうかは記憶にないが、
連れて行かれたのは、
寮の先輩がバイトをしている飲み屋。
棚に並んでいるのは白波のみ。
カウンターだけの小ぢんまりとした店。

メニューもほとんどない。

そこで、
最初に挨拶に行くのは、
もちろん上級生から。

挨拶に行くと、
コップ並々に白波を注がれる。

それ~イッキ、イッキよいよいよい♪♪♪♪
という乗りが良い合いの手、、、
がある訳ではなく、
「いただきます」
という一声を言ってイッキ。

飲み慣れてない若人にはキツイ。

先輩から「店中で吐くな、外へ行け」
と厳命。
隣の空き地まで走る。

それを先輩の数だけ繰り返す。
キツイ。
学問は中途半端な大学だったが、
酒に関しては、
有数の硬派だったのでないだろうか。

そんな伝統がわしが大学生だった頃にはまだ残っていた。
だから、わしは身体的には酒が強い方だとは思わないが、
男なら酒を飲まなければならない!!という、
今なら時代錯誤の意識が刷り込まれてしまった。

やがて中堅な規模の土建屋に就職したが、
大学時代の経験は生かされた。

今では考えられないのかもしれないが、
その頃は就業時間が終わるとすぐに、
どこからか声が掛かり、
小銭が集められ、
酒を買いに行かされる。

わし以外の同僚は大阪の大学出で、
何故かまじめだったので、
自然とわしの役目になる。

仕方ないので、
仕事を中断し酒の買出し。
もちろん、付き合う。

それで、随分と可愛がってもたった。
わしは集団行動が苦手だと自覚している。
人に合わせるのが嫌なのだ。

でも酒のお陰で何となくうまく行ったように思う。

その反面、酒の失敗は事欠かない。
色々馬鹿をやった。

それで、出世できない面もあったように思うが、
今でも日本に帰ると、
かつての会社の人が、
心暖かく迎えてくれる。

一緒に飲みに行っても、
何故か「お前に出させる訳にはいかん」と言って、
奢ってくれる。
タイのことをどう思っているのだろう。
中には折角日本に来ているのだから、
「これで遊びに行け」と援助までしてくれる。
情けない面もあるが、
涙が出る位、
良い会社に居たものだと感動する。

そんなわしだから、
今で酒は好きだ。

しかし昨今、酒を飲みて過ぎての失敗が多い。
それを歳を取ったせいだとは思わないが、
精神的な問題なのかもしれない。

兎に角、翌日記憶にない場合が多い。
先日も目覚めたら店のベンチ。
タイは熱帯なので、
凍え死ぬことはないが、
いかにも無用心。

わしは、
宿を予約して旅をすることは少ない。
最小限の荷物にして、
飲み歩き、
呑み疲れたところで宿を取る、
そんな旅が好きだった。

緊張感がる時はそれで良かったが、
今は宿を取る前に潰れてしまう。
気が付くと、
変なオヤジに起こされている。

本当に馬鹿だ。

野外で寝ていて、
蚊に食われ、
寝るに寝れず、
バスターミナルまで行ったことが、
何度もある。

先日、バンコクに行った時は、
泥酔して歩道に腰掛け、
ぼーっとしている間に、
引ったくりに会ってしまった。

それで、結構大変な目に。。。。

やっとそのことも落ちつたので、
気が向いたら、
その顛末も書きたいと思う。

今、わしはタイに永住したいわけでもなく、
日本へ帰りたいわけでもない、
中途半端な身。
わしらしい!!

今日は、
先日ラオスから買って来た、
一本100円もしない焼酎を飲み、
中途半端に良い気分。

オヤジらしく、
昔を振り返ってみた。

まったく今の若い者は。。。。。。



  


Posted by ひよこ at 02:09Comments(0)