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ナムジャイブログ
ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › イサーンで胃酸過多の日々 › 2011年08月05日

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Posted by namjai at

2011年08月05日

雲南省旅行記その10

麗江4日目。

する事が無い。
麗江は近郊にも色々と風光明媚なところがあるようだが、
行く気にはなれない。

洗濯をして室内に干す。
この宿は崖に建てられていて、
一階の部屋は一方の壁が地面に面しているので、
洗濯物の乾きが悪い。

ママさんが中庭に干せとハンガーを貸してくれる。

長旅に出ると、
日数分の衣類を持ち歩くわけにはいかないので、
2日に一度は洗濯をしなければならない。

《ここで旅について》

わしがサラリーマンを辞め、
東南アジアに流れ着き、
こんなところで生活に窮しているのは、
ナムジャイブログにも寄稿されている下川裕二氏のせいだ。

サラリーマン時代は、
下川氏の旅本を読み、
日本の空と繋がっているはずなのに、
全く違う空気が漂っている東南アジアに、
思いを馳せ、
その度に、
日本社会が息苦しくなり、
ついには辞表を叩き付け、
放浪の旅に出てしまった。

だから、わしは最初から、
カビの匂いがする宿に身を沈め、
屋台でねずみが溝から溝へ駆けていくところを見ながら、
メシを食らい、
プラスチックの低い椅子に座り、
低い視線から街を見上げながらビールを流し込んでいた。

観光には行かず、
安っぽい香水が鼻につく昼の歓楽街で
化粧をしているおねーちゃんと、
ソムタムを食べ、
昼間から酔っ払っていた。

その為だろうか、
今でも観光地よりも、
その地の普通の暮らしの方が好きだ。

旅の楽しみは非日常にあると思う。
文化が違えば違うほど、
習慣や生活に差があればある程、
刺激を受ける。

しかし、観光地は現地の人にしても非日常。
無論わしらも非日常に違いないのだが、
何か近いように思う。

つまり、左端に中国の日常があるとしたら、
日本の日常は右端。
中国の観光地は左側であるが中央寄り。
日本の観光地はその逆。
そんな感じがする。

だから、わしは現地の日常を求めて歩く。
現地の人と一緒に、
ビールを飲みながらボーっとする。
現地に溶け込んだような気になる。

麗江は思いっきり観光地やんけ!!
という突っ込みはごもっとも。

大都会か観光地でないと、
一人旅は難しいし不便なのも確か。
また、余りにも何もないと直ぐに飽きてしまう。

そのバランスが取れているところが、
記憶に残る良い旅先なのだろう。

話を戻す。

古城内をぶらついていたら、
道に迷い古城の外に出てしまった。

リヤカーで果物を売っている。
今までタイの方が豊富で値段も安いと思い、
買う気になれなかったが、
桃が美味しそうだったので、
購入することに。
桃はタイでは余り売っていないし高い。

ついでにラグビーボールのような形の瓜みたいな果物と、
すももも購入。

これが美味しい。
瓜みたいな果物はメロンみたいな味。

すももはすもも。

桃は実が硬いのでどうかなと思ったが、
皮のまま齧ってもうまい。
あっさりとした味で、
桃の風味が何とも言えない。

夕方には宿に帰る。

部屋の近くに厨房があり、
ママさんらが調理をしている。

わしも空腹。
どこかへ晩飯を食いに行かなければならないが、
一人なので面倒だな~と思っていたら、
ママさんが部屋まで来て、
一緒に食べよう、と誘ってくれる。

厚かましいかとも思ったが、
わざわざ誘ってくれたので、
喜んで一緒にすることに。

スキンヘッドオヤジと初めて見る太目のおねーさんも一緒。

5,6品はあっただろうか。
皆で食べる中華は美味しい。
魚を久しぶりに食った。

棚にビールはない。
昨夜飲んでしまった。

向かいの雑貨屋で6本買ってくる。
せめてものお礼に、
皆で飲むことに。

スキンヘッドオヤジは札束を取り出し、
お金をママさんへ渡している。
パパさんなのか???

もしかしたら、
この宿のオーナーなのかもしれない。

わしに付き合うのは疲れるのか、
一人抜け二人抜けで
結局、麗江最後の夜も一人でビール。

飲み切れなかったビールを一本棚に置き、
部屋へ戻る。

しかし、今まで色々なところで、
色々な宿に泊まったが、
ここまで家庭的な宿は初めて。
良い宿だ。

皆さんもどんなママなのか気になるでしょう。
麗江に行ったらぜひお泊り下さい。

HPはこちら。
www.jchinn.net

  


Posted by ひよこ at 15:22Comments(0)